2021-11-11 19:30-21:00
本日使う教材はこちら
ジャジャン!はい、「星の手帳社『初めての望遠鏡』組み立て正立望遠鏡 15倍」です。
写真教室なのに、なんで天体望遠鏡を作るの?
良いですか?今回のテーマは月です。
月を、じっくり見たこともないような人が、月の写真をまともに撮れると思ってるんですか?
被写体って、すごく大事なんです。
例えば、人物を撮影するときに、あなたはその人物をしっかり見ませんか?
私は見ます。
そして、撮りながら思います。
「ああ、この人、ある一定のタイミングで瞬きする。ああ、この人カメラ向けた途端に顔引きつる。」こうやって被写体とタイミングを合わせて写真を撮っていきます。
月面はどうかな。
生き物じゃないから喋らないし、泣いたり怒ったり瞬きをしたりすることはありません。でも、地球が動いているし太陽に照らされて強く影が出ているところや、すごく強く反射しているところ、薄暗いところ。。。じっくり見れば見るほど、味わい深い。
そういう被写体を、じっくり見ないで「撮れました」って言われてもねえ。。。
「ああ、そうですか。」ってなっちゃうよね。
人それぞれ、感じ方や表現したいものって違うと思うんです。月をしっかり観察して、写真では何をどうしたいかという自分の欲求をたんと引き出して欲しい。
それが、今回この望遠鏡を作って観察してもらう狙いです。
じゃあ、早速作ってみよう
組み立て望遠鏡の中身はこちら
取扱説明書、パーツ一式。です。手前のマッキー2つは、付属しません。
そうそう、この組み立て望遠鏡って、本として本屋さんに売られているものなんだよ。
星の手帳社さんが、本当して並べるために、この望遠鏡の鏡筒を真っ二つに割ったのさ。頭いいよね。優れた商品と思います。
組み立て望遠鏡を魔改造!
このまま組み立てちゃったんじゃ、この写真教室の意味がない。
つまり、「星のソムリエ®︎ゆすらこちゃん」が先生である意味がない。
今から魔改造の術をお教えしましょう。
魔改造に必要な道具
1.太めの油性ペン
2.反射しにくいマットなテープ(マスキングテープ)、太いのと細いの
3.ビニール手袋(コバ塗りの時に指を汚さないため)
4.ハサミ、カッターなど
5.ヤクルトなどについてくる、細くて硬いストロー
レンズをコバ塗り!
レンズの縁を、ひたすら塗っていく作業
この時、レンズを触らないように気を付けてね!
鏡筒内の艶消しで迷光処理
鏡筒の内側に、黒いテープやフェルトのようなものを貼り付けていく作業
これだけ?
そう、これだけですね。
地味な作業ですが、早速やっていきましょう。
講座の様子
ひたすら魔改造に取り組む受講生たち。
すごく目が疲れる作業なので、適宜休憩してもらいました。マスキングテープは、みなんで敷地内のダイソーに買いに行きました。
組み立てる前に、この作業をするだけでグッと見え味が変わるはずです。残りはご自宅で組み立てて完成させてください。
レンズの向きは間違えないように!
レンズの解説も一応しておきます。
レンズの向きは絶対間違えないでください。
見ることと撮ることを分ける
まずは、この天体望遠鏡でじっくり月でも鳥でもなんでも見てください。覗いて見る。観察するということです。
観察するというのは、被写体そのものを知る手段のうちの一つです。
次回は、11月25日(木) 月を撮ろうpart5
次回は、11月19日16時ごろから欠け始め、19時48分ごろの間(ほぼ皆既)月食がありますので晴れ間を狙って撮影してきてください。
撮影している間に、この望遠鏡で月を見てみましょう。
もし、晴れなかった場合は、この望遠鏡を使って、スマホで何か撮影をしてきてください。
被写体は、まずは月が良いですが、月が出なかったり天気に左右されるので、別のものでも良いですよ。活用した写真をご持参ください。
頑張って!
それでは次回お会いしましょう〜!
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