ちょっと復習
前回の写真教室で撮影した受講生の作品を紹介します。
撮影された画像をみて、どういう方向から光が当たっているのかを考えてもらいました。
赤いペンでなぞってあるのが、当たっている光の部分。
影になっているところがイエローマーカーの部分です。
立体物に光が当たると、一瞬、どこの方向から光が当たっているのかわかりにくいことがありますが、よく見ると、ちゃんとわかりますよね。
先ほどの方とは、また違った光の当たり方を捉えた作品です。
グリーンのペンで書いてあるのが、光が当たっている部分です。
撮影された方は、かなり、光を意識してそれらを捉えようとしていたと思われます。この意識があるのとないのでは、作品には大きな影響を及ぼします。
こんな風に撮影できるようになってきている皆さんの成長ぶりを見られて、私はとても嬉しいです。
一番身近なトップ光
私たちの生活の中で、光はどこにあるかというと、いつも上の方にありますよね。太陽だって上の方、お部屋の天井に電気がついている。
つまり、とっても身近な光が「トップ光」だと言えますね。
美術館などで絵画を照らす照明
美術館など壁にかけられている絵画を照らすための照明があると思います。絵を美しく見せるための照明、色合いがわかりやすいように光を当てる照明などです。
ところが、やたらとある一箇所にだけ、どぎつい光がギンギンに当たっていて他の部分はうっすらしているという光の当たり方をしている、がっかりな美術館もあります。
絵を描いた人が、どういう光の中で絵を描いたのか。それと似たような光量を絵画に与えるべきではないか。わたしはそう思います、個人的に、個人的にね。素人だからね、美術品とか扱ったことはないです。でも、そう思いませんか?
画家は、カンバスに均等に光を当てて絵を描いているんじゃないのか?だったら、鑑賞するときも、そうやって鑑賞すべきなのでは?
と、言いたいだけです。
画家が、この照明でもいいよっていうなら別に構わないのだが。。。
光の当たり方と印象
髪の毛に「天使の輪」ができているとか聞いたことありません?
あれは、トップ光ならではですよね。
頭って丸いからさ、上から光をあてると、艶のある髪の毛に光が当たったらリング状になるんよ。だから、髪の毛がツルツルだねって証拠だということだよね。
パサパサしてたら、天使の輪ができないそうですね。
ということで、今回はトップ光の撮影に挑戦していただきました。
実践!トップ光で撮ってみよう
今回は、ブロック木材と、薄っぺらいアッルファベットの文字を用意しました。
早速、どんどん撮影してもらいます。
トップ光は、地味にわかりにくいです。
なぜかというと、私たちの生活の基本はトップ光だからです。
よくよく見ないと、トップ光が見つけられないんですよね。
それで、撮影していく中で、受講生の方が思うわけです。
どういう角度で撮影したら、トップ光だってわかりやすいのかどうか。
どう撮ったら、トップ光を強調できるのかどうか。
これって、はっきり言って、もう初心者のレベル超えていると思うね。
でも、初心者の教室です。実践しながら、わかりやすく説明します。だから上達が早いです。
受講生の作品
はい、とってもわかりやすいトップ光の写真です。上手に捉えてますよね。
上からもろ光が当たっているというのが、誰が見てもわかりやすく撮れていると思います。
撮影するときに、「一番わかりやすい角度や場所を探して撮影した」と受講生が言っています。やはり、こういう意識がちゃんとした結果に結びつくのです。
他の方も、撮れていたのですが、画面を撮影させてもらうのを忘れてしまいました。
まとめ
光の当たり方、また、どういう物体が光に当たるのかということで、印象が変わってきます。
動かせる被写体なら、自由に回転させれば良いですよね。でも、動かせない被写体ってありますよね。
岩とか、樹木とか、地球に貼りついちゃっているもの。
それらをどうすればいいのか。
それは、講座で話をしました。
感の良い方は、どうすれば良いのか、もうおわかりですね?
次回は、そこをもう少しやります。(欠席や遅刻された受講生の方もいましたので。)
中学校の理科の授業の内容に近いです。。。w
お楽しみに。
コメント