2024-07-25 19:30-21:00 北國新聞文化センター 写真教室 | 講師 清水梅子
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今日は、課題写真の経過報告となります。受講生たちの出来栄えを見ながら、より良い作品に繋がるようにアドヴァイスをしたいと思います。
本日の講座内容
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全部で4つあります。
01 夜間撮影に取り組んでみての感想
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まずは、感想を聞いていきましょう。
受講生からは、
「星座の大きさと、カメラレンズの焦点距離の相性が難しく、なかなか上手に収まらない」
「夜、星座を見つけるというところから作業が始まった。でも、先生が言うように実際の夜空ではちゃんと星座を見つけることができた。」
「星座早見盤の使い方をおさらいしておいてよかった」
「月齢や」
など、これまでの講座内容が受講生の役に立ったということがわかって嬉しいです。
02 撮影した写真の経過報告
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これで合っているのかな?不安に思う受講生もたくさんいます。それを、確認しながらみていきます。
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撮影したデータと、プリントがうまくいってないようです。画面では星が映っていたのに、プリントでは写らなかったとのことです。難しいですね。
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狙い通りの写真を持ってきてくれました。すごい!初めて撮った被写体なのによくここまで仕上げてきました。こんなに上手に構図を撮るなんて余程頑張ったんでしょうね。この調子で、あとはもう少し暗い場所で撮影すると、もっと綺麗に写るでしょう。
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プリントされたものを撮るの忘れて、データをお借りしました。天気や月齢の関係で本命の星座ではないけれど、いろいろなものを意識して撮影してこられたようです。
受講生たちは、この課題に取り組んできたことで、星を撮ることのなんとなくを掴んでいるように思います。嬉しいことです。
03 星座撮影の難しさ
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初めての星座撮影の苦悩というのは、誰にでもあったと思います。上手く撮れなかい時、何が原因なのか、どうしたくてどうしたらいいかを考えていく過程が大切です。
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星座撮影の難しさ、と言っても、いろいろあります。
まずは、星座を見つけられなければなりません。撮影するにあたって、安全な場所かどうか確認しなければなりません。元気や月齢のことも考えなければなりません。一つ一つ見れば、大したことではないように感じると思いますが、初めて撮影に取り組む人にとっては、大変だと思います。
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撮影に限らず、キャンプやバーベキューの準備などをするのと一緒ですね。大体、天体観測で困るのはトイレかな。
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前回の講座でも話しましたが、ピントが合っていない。というのは、よくあります。自分のカメラでピント合わせの練習を、がんばりましょう。
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「星空を撮りたい!」という強い気持ちが大事だということです。
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撮りたい被写体はまず見ること。
僕は、天体の先生から「みた事がないものを、写真で撮れるのか?」って言われた事があります。「それは撮れるだろうけど、撮りたい写真じゃなくて、ただ写っているだけの、ただ撮れただけの意味のない写真がとれますね」って返事をしたんです。
撮りたいものが撮れないと、意味がない。と、僕は思ったからです。
まずは、撮りたいと思うものをじっくりみてもらう事が大切です。それには、カメラのファインダーやカメラの画面ばかり見ていても仕方ないと思うのです。
双眼鏡無料貸し出し(ヒノデ 6×30)※ケース付き
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双眼鏡を貸し出しするので、しっかり星をみてきてください。
どういう並びになっているのか。恒星には色があるのか。星を、双眼鏡で覗くとどんなふうに見えるのか。
双眼鏡は、絶対に落としたり落下させたりぶつけたりしないでください。
何かにぶつけるというのは、落下と同じです。レンズにヒビが入らないようにしてください。大切に扱いましょう。他の人が見れなくなってしまいます。見たらケースに保管しましょう。
まずは、ストラップを必ず首から下げる。
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目幅調整をしっかり。2つの円が1つに重なるように。
メガネなしの人はアイカップを引き出す。メガネありの人はアイカップをしまう。
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次は、左目のピントから合わせます。対物側の右側のレンズキャップを閉めておくと硬めにならずピント合わせができます。左目のピントが来たところで、左側のレンズキャップをして、右側のレンズキャップを外し、右側のピント調整を行います。
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レンズキャップを外して、いよいよ双眼鏡を覗いてみましょう。星だけでなく、いろいろなものを見て楽しむ事ができます。
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明るい場所でも、双眼鏡なら星が見えるかな?
撮影する前に、撮りたい星の位置を確認するとき、花火やコンサート、滝など、ありとあらゆるものを見る事ができると思います。大切にお使いください。
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こんなふうに、接岸部にスマホをつけてコリメート撮影もできます。いろいろ使ってみてください。
04 8月の月齢と天体ショー
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まずは8月の月齢です。こんな感じ。
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数年前に、地球照の撮影をしたこともありました。
それは、月食へ向けての準備でした。
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これまでの講座内容を振り返り、今後の講座内容はこんな感じ。
次回は、「撮りたい星座」が課題です。課題なので。頑張ってみてください。8/8までの撮影が難しいようであれば、延期にして、8/22に発表でも構いません。ペルセウス座流星群の撮影に挑戦してほしいという作品発表が控えています。8月は忙しいですね。。。
次回は、2024年8月8日(木)課題発表
今日の講座で、みなさんの画像を確認しましたが、8/8に持ってこれそうな感じがします。ですが、本来は、8/22を予定していました。撮れたら持ってきてもらって、撮れなかったら8/22に持ってきてください。
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8/8は、どちらにしても座学をやるので提出できそうであればご持参ください!
それではまたお会いしましょう!
◆北國新聞文化センター 写真教室 | イオンタウン野々市教室 (石川県野々市市白山町4−1)◆
講師: フォトグラファー 清水梅子
社会人の方がお仕事の帰りに学べる、19:30から21:00までの夜間講座です。「1眼レフを買ってみたものの、使い方がよくわからない」「こんな風に撮りたいのに、どうやったら撮れるの?」という悩みを抱えていらっしゃる方から「グループレッスンでみんなと一緒に学んでいくのが好き」という方など、受講動機は様々です。座学では、カメラの仕組み、レンズの特徴、構図の撮り方、色のこと、たくさん学ぶべき内容があります。夜間なので、課題(宿題)に取り組んでいただき、発表や仲間が撮影したものを鑑賞・そして講評などで知見を深めていく講座です。体験、ご参加、お待ちしております。
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