2021-10-14 19:30-21:00
さてさて、今日も課題発表です。
連日の課題発表テーマは「地球照を撮ってみよう」
前回から、「中秋の名月」など天体ショーが目白押しなので、月の写真を撮ってくるという課題を出しています。
ただ、今回のテーマ、結構難しいんですよ。
講師としては、1人か2人が課題を撮ってきてくれたらいいほうなんだけどな。。。どのくらいの方が撮ってきてくれるかな、と、思っていたら。
4人も撮ってきてくださいました。
大変喜ばしい頃であります。
課題発表の風景
月を撮ると言うことの難しさ
月という被写体を、カメラやっている人、天体写真をやっている人で捉え方が大きく変わってきます。
例えば、天体写真(拡大撮影など)をやっている人は「カメラレンズ」をほとんど使いません。
天体望遠鏡に直焦点で撮る人が多いと思いますね。だって、綺麗だし赤道儀使いたいからねえ。。。
では、カメラ側の人からすると月ってどうなんだろうって言う話になってきます。
焦点距離のこと、観測可能な時間帯のこと、天気に左右されること、露出をどうしたら正しくてどうしたらいいのかということ、、、
様々な悩みを抱えます。
また、この教室では赤道義の使用を近侍しているわけではありませんがわざわざ買わせるということはないのでとりあえず、三脚とカメラだけでの撮影をお願いしています。(それで撮れるから)
あえて自由、それがむしろ難しい課題に
写真というのは、いつだって自由です。
時々、ちょっと目が痛くなる写真もあります。ピントがずれすぎて具合の悪い写真もあります。
でも、基本的には自由です。
カメラをやっている人には、「こんな風に撮りたい」「こんなふうに写すにはどうしたらいいのかな?」そっちの方に頭を使って欲しい。
天文に関わる人たちを見下すわけじゃないけど、美しさを追求していくことにこだわるならもっぱら眼視だよね。レンズを通過した光がイメージセンサーに当たって見ているデータが肉眼に勝てるとは到底思えません。
天体を見ている時間よりも、撮影した画像ソフトの処理に時間が何十倍もかけて写真データを作っているわけですね。もはや天体写真つーか、「天体ソフトコンテスト」とかに銘打って欲しい。
私のピュアな受講生たちには、そういったことはさせたくないので、感じた通りに、自分が持っている機材でできることを活用するというのを目標にしていて、ノーレタッチ、補正なしのプリントアウトを持参していただいています。
露出がどうとか、ピントがどうとかよりも、イメージ通りに撮れたかどうかを重要視しています。
そこを読み取るのは、こっち側の仕事ですけどね。
どうしたかったのかという気持ちが伝わってきます。そして、受講生たちがメキメキレベルアップしているのを講師側の立場で実感しています。
満月を撮った経験を経て
月を撮ろうというテーマの講座内容
しつこいですが、地球照の課題を取る前に、「月」撮影という課題を出しています。
ほとんどの受講生が課題を持ってきて、結果を残しました。
満月を狙っていたという同じ被写体を撮影してきた作品の中で、時間帯によってどこがどう欠けるのかと言うところを撮影後に見てもらい解説をすると
「そういうことだったのか」と、受講生たちの驚きの反応が得られたのは嬉しかったです。
ここでの経験がなければ、地球照の撮影をしてもうまくいかなかったと思います。
受講生たちの課題
超いい感じ〜。
これで、月の写真展できるよお。
みなさん、地球照初めて撮ったんだよね。すごいよね。上手に撮れてます。
課題を撮れなかった受講生の方へ
お仕事をしていて、なかなか時間が撮れないと思います。ただ、もし可能であれば課題を持ってきてください。
ちゃんと見ます。
せっかく継続して受講してくださっているのだから対応したいと思います。また、受講生の皆さんもみたいと思うので、講座の時間で発表時間を設けます♪
ぜひ、作品をお持ちくださいね。
差し入れのチョコレート♪
Y田さんから、差し入れのチョコレートをいただきました。長野県のお土産だそうです〜。ありがとうございます。
休憩時間で、皆さんでいただきました!
次回は2021/10/28(木)
次回は、課題がないのでゆっくりお過ごしください。でも、課題がまだの方はぜひ挑戦してくださいね。また、写真発表展についても話し合いたいと思います。
冷え込む日が続きます。ご自愛ください。
では〜
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