流星電波観測所 Live

流星の発生をリアルタイム中継(観測地点は金沢)

流星電波観測の画面
流星電波観測の実際の画面です。大きめの反応が出ています。

Lacofilmsではドローン撮影などでの安全向上のために無線免許を取得し、電波の理解に努めています。それを生かして、星や自然に親しんでいただければと、金沢に設置した流星電波観測の観測データを配信しています。

Lacofilms 流星電波観測所 Live はこちら

流星電波観測の詳細については、
流星電波観測国際プロジェクト様のサイトが非常に詳しく解説されています。

流星電波観測とは

 流星電波観測とは、電波が流星で反射して戻ってくる現象を利用した流星観測です。色々方式がありますが、ここでは遠方の電波送信所から発射された電波が斜めに反射してくる「前方散乱」を利用した観測を行っています。

 その歴史は約半世紀、1971年、日本の鈴木和博氏がFM放送の電波を利用した観測を世界に発表し歴史が始まります。
 その後、アマチュア無線電波の利用法が登場し、1998年~2001年のしし座流星群ブームで幅広くアマチュア無線家に広まったそうです。
 しし座流星群の頃は日本中が星空を見上げて、次に来たる50年後にもこうして健康に、共に流れ星を観測しようと、友人や家族などと星に願いを込めたものですね。
 あれから20年余り、昨今は空よりも手のひらの中のモニターを眺める時間が多いという方もおられるのではないでしょうか。
 流星電波観測はアマチュア無線人口の減少と共にあまり聞かれなくなりましたが、誰もが手のひらのデバイスで常にネットを閲覧できる今こそ、実際の観測に出かけつつも天候に恵まれなかった際などにはうってつけの観測といえるでしょう。
 流星観測の際は、ぜひ当流星電波観測所のアドレスをブックマークされ、万一空が雲に覆われた時などにはこちらの画面を見ながら、空の上の一条の光に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

流星が大気電離、電波を反射

 難しい話は抜きにして、流星は発光するとき,周辺の大気を電子とイオンにわける”電離”を発生させます。これを”電離柱”といいます。
 ここに地上から発信した電波が反射する「流星エコー」と呼ばれる電波を受信して流星を観測します。これが流星電波観測の簡単なしくみです。