第15回【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】カメラの基礎知識「カメラの種類」

2019-10-10 19:00-20:30

この写真教室は、一眼レフを買ったけどうまく使いこなせない方や、カメラの基本的なことを習いたいという初心者向けの教室です。

受講生の方が、バラバラと入講されるため途中から入ってきた方も多くいらっしゃいます。

そのため、今回は、もう一度カメラの基本的なことを学びます。

カメラの種類

カメラといっても色々あります。

・コンパクトデジタルカメラ・・・コンデジの愛称で親しまれています。レンズとボディが一体化になりコンパクトで手軽なので人気がありました。最近はスマホの方が手軽なのでコンデジの人気は前ほどないみたいだけど。。。

・高倍率コンパクトデジタルカメラ・・・見た目はデジイチなんだけど、レンズが交換できないタイプのもの。レンズは変えられないけど18-200など大幅な焦点距離をカバーしてくれます。

・レンズ交換式ミラーレスデジタル一眼カメラ・・・ファインダー用のミラーがないため、カメラボディ側が大変コンパクトかつ軽量に。レンズをはずすとすぐに撮像素子がむき出しに。単焦点レンズもパンケーキと言われるほど薄く設計されているものもあります。年式や機種によりますが、高速シャッタースピードや高速オートフォーカスのものが人気ですね。ただ、設定を変える時に、MENUボタンとか、Fnボタンから操作しなければならない場合もあり、ちょっとだけ手間と感じるかもしれません。でも、慣れればそれは関係ないですよ。それに、設定なんか変えなくてもほとんどオートで上手に撮れてしまうものもありますからね。ミラーレスのファインダーは液晶になっており単なるモニターなので電源を入れないと見ることができません。じゃあ、何の意味があるのかというと大変明るい野外でモニターが見えにくい時に、液晶ファインダーが役に立つんです。

・レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ・・・まあ、いわゆる。昔ながらの黒いカメラですね。まあ、黒くないものもあるよ。ペンタがカラフルなのを出したこともあります。一番がっしりとしていて、グリップ部分もちゃんとあって握りやすいんですよね。私は結局、このタイプが一番好きです。外部ボタンが多いので操作しやすいし、慣れたら目をつぶってもある程度の操作ができます。かさ張りはあるにせよ、信頼して写真撮影に挑めるということが、一番の理由です。一眼レフということは、二眼レフもあるわけですがデジタルカメラの二眼レフはありません。ファインダーは撮影したい絵をリアルタイムで確認することができるので

・二眼レフカメラ(フィルム)・・・撮影するためのレンズと、覗くためのレンズ、全く同じレンズが二つついています。利点は、ミラーは見るため用の上にしかついてないので、シャッターのショックがほとんどありません。つまり、撮影する部分にはミラーがないです。ちなみに、覗くと上下反転しています。また、シャッターを切っても画面が暗くなりません。ファインダーとカメラが独立しています。

一眼レフカメラの構造

一眼レフのレフってなんだろうね。ミラーレスのレスって、なんだろうね。

古いフィルムカメラを見て見ましょう。

カメラの種類で、ミラーがないとかあるとか先に説明を書いてしまいましたが結局こういうことです。

この古いフィルムカメラのレンズを外すと、中に鏡があります。

この鏡、英語でミラーって言いますよね。この部分が無いからミラーレスというわけです。

では、レフって何?ってことになってしまうんですが

レフというのは反射を意味するreflexからきています。反射の元となるのはミラーですから、ミラーもレフも結局同じものを指しています。

で、ミラーが何のためにあるかっていうと

それは、ファインダーのためにあります。

一眼レフは、レンズキャップを外せば、電源を入れなくてもファインダーを覗くと景色がちゃんと見えるでしょう?

ミラーレスのファインダーは液晶モニターになっているか、「写ルンです」みたいに穴が空いているだけのものなどがあります。

さて、ミラーレスにはミラーがないとわかったと思いますがミラーのほかにプリズムがありません。

だから、カメラボディがコンパクトになるんです。

撮像素子のサイズ

イメージセンサーとか、撮像素子とか、そういう言葉を聞いたことがありますか?

フィルムカメラでいうと、フィルムの部分にあたるところなのですがデジタルカメラの要といってもいいですよね。

撮像素子には大きさがあります。大きいほど光量を多く取り込むので暗所にも強いです。

フルサイズ、A-PSC、フォーサーズ、1型、1/2.3型。

こんなに種類があります。

この撮像素子のサイズが、大きければ大きいほどカメラの値段は高くなります。フルサイズが一番高いですね。

一眼レフと呼ばれているタイプは、だいたいフルサイズかA-PSCです。初心者から一眼レフを始める場合はA-PSCが人気です。高すぎず、扱いやすく、ちょうど良いからでしょう。最近は、フォーサーズでも綺麗に撮れるカメラが増えました。

カメラを既に持っていて、買っている人が多いのでここでは説明しませんが、カメラを買い換えようとしている人には大切な情報です。受講生の方で買い替えを考えている方は、是非相談してくださいね。予算と希望を照らし合わせて一緒に考えます。

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