【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第1回 PSAMモードってなんだろな

2019-02-14 19:00-20:30

初めまして、講師・フォトグラファーの清水 梅子(ゆすらこ)です。

本日から、写真教室が始まりました。一眼レフやミラーレスカメラを購入したけど使いこなせない方、グループレッスンで皆さんと写真を鑑賞しあったり、写真技術を磨いていきたい方。初心者の方を対象としている写真教室です。思うように撮影できるようになるまで、根気よく指導します。

本日は、体験に来ていただきましたが、皆さんが大体つまづいているのは今のところ、PSAMモードのP(プログラムモード)で撮っているけど、その先のことを覚えたり、操作ができるようになってカメラを使いこなしたいという要望が多かったように感じます。

カメラや写真が好きで、レンズ交換できるカメラを買ってはみたものの。独学ではどうしても、理解できない部分があって、困っている。そんな方の参加が多かったです。

皆さんが、何がしたくて、何を習いたいのかを聞いていき、その要望を叶える内容を説明していきます。

オートモード卒業のタイミング

 私のカメラ教室に参加してくださる生徒さんの中には、オート以外のモードで写真を撮りたいけどどう使っていいのかわからないから、使い方を教えて欲しい。という方が多くいらっしゃいます。

 最近のデジカメは、10年前のカメラに比べると反応もいいし感度もいいです。オートモードで撮影してみると、なかなか上手に撮れています。

 オートモードでうまく撮れている場合、わざわざ別のモードに変える必要はありません。でも、自分が意図した写真になっていない。自分のイメージした絵になっていない場合、それがオートモードを卒業するタイミングです。

シーンモード

 PSAM以外に、シーンモードがついているものも多いです。文字ではなく、アイコンになっていてイメージしやすいものもありますよね。

 シーンモードはシチュエーションに合わせてモードを変更します。料理、ポートレート、風景、など撮影する対象が決まっている場合はそのモードに合わせるとコントラストが変わったり色鮮やかさが変化したりします。

 撮影するときに、オートと同じ感覚で撮影する事ができますよ。

PSAMモード

 さて、本題のPSAMモードについてです。まずは、このアルファベットの意味から説明していきますね。カメラのメーカーによって、使用する言葉が違う場合がありますがやっていることは変わりませんのでご心配なく。

P(プログラム)

プログラムオート

 プログラムオートは、こちら側が意図したシャッタースピードを指定すると適正露出を考えてF値を決定してくれたり、こちら側がF値を変更するとシャッタースピードを決定してくれます。また、他の部分も手動で変更可能なので

 機種によって異なりますが、露出補正を多用する人にもこのプログラムオートが人気です。

S、T、Tv

シャッタースピード優先モード

 Tと表記するメーカーもあります。timeのことだと思います。

シャッタースピードだけカメラに指示します。

A、Av

絞り優先モード

 絞りというのは、F値のことです。カメラメーカーによって表記が違います。CanonがAvというvがついています。valueの意味です。

 絞り優先というのは、絞り値だけカメラに指示します。そうしたら、ほかはカメラが設定してくれるというものです。

M(マニュアル)

モード操作の難易度ランキング

第一位 Mマニュアル

 自分で、全てをコントロールして撮影したいと思っているなら、F値、シャッタースピード、ISOを自分で変更できるマニュアルモードが難しくもあり、逆に操作しやすくもあります。慣れるまでは時間がかかるかなと言ったところです。

第二位 Pプログラムオート

 プログラムはいろいろな箇所を自分で変更できるためマニュアルに近い部分があります。カメラ操作に慣れている人は、このモードを上手に使っているユーザーが多いような気がします。

第三位 A(絞り優先)、S(シャッタースピード優先)

 この二つは、カメラに指令するのはただ一つだけ。Aの場合は、F値を指定すること。Sはシャッタースピードを指定。

第四位 シーンモード

 シーンを選ぶという操作をしてから、あとは押すだけの状態。

第五位 オートモード

 オートモードを確認したら、シャッターを押すだけ。

まとめ

 PSAMモードについて、大体のことが理解できたでしょうか。初心者の方にオススメするモードは、Sシャッター優先とA絞り優先を使い分けることです。

単なる説明にすぎませんが、次の記事は被写体にオススメのモードを紹介します。

 

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