2024-07-11 19:30-21:00
今日は、星座写真を撮ってもらうための基本的なことをやります。
本日の講座内容
01 カメラのノイズについて
02 夜間撮影の留意点と準備
03 長時間露光で大切な事
04 星座を見つけよう
この4つのトピックスについて説明します。
01 カメラのノイズについて
カメラのノイズと一言で言っても、偽色やモアレなど諸々含めていろんな種類があります。そう言ったものを遠ざけていくカメラ設定について各自でデータを取って、撮影ごとに確認をするのが大事という内容です。
この内容は、122thと123thで行ったので、再確認の意味での説明になります。
02 夜間撮影の留意点と準備
事前に下見をしておきましょう。「ここなら、星空見えるし、車道がコンクリートだから大丈夫。ガードレールもある。」など、安全を確信できるような場所で撮影が行えるように意識して下見をしてください。
星座の写真を撮りにいくというのは、薄暗い時間帯に出かけることが多いはずです。交通事故や、脱輪などに注意して、安全にいきましょう。虫などにやられると、撮影に集中できないので虫対策も忘れずに。
個人的にお勧めするのは、無添加でオーガニックタイプの虫除けスプレーです。
オーガニックだから、ペットを飼っている人にもオススメです。ディートは嫌!というみなさんは、絶対これを買うべきです。
ハッカ油じゃダメなの?ハッカ油でもいいけど、アルコールと精製水で自分で作ってスプレーボトル買ってきてつめてという作業が楽しいと思う人はハッカ油をどうぞ。
クマやイノシシは、撮影中というよりも移動中に遭遇しそうです。自分が過去に、石川県内の天体撮影で遭遇した野生動物はカモシカです。カモシカが私の顔を覗き込んできて「シシガミ?」とか思いつつもビビったよ。さて、カモシカさんは優しい動物なんだけど、全身ダニだらけだから気をつけよう。彼らが通過した後にダニがたくさんうごめいているのを山歩きで見た事があるよ。気をつけて気をつけて。他は、たぬきとか、イタチのようなものが通過してったかな程度で害はありませんでした。
長時間露光の撮影では、バッテリーの減りが大きいため、予備バッテリーとかSDカードの予備などを用意しましょう。
持ち物リストを表にして見ました。機材以外のものの方が多い印象です。でも、車で移動して撮影するのであれば、このくらい積んでおいてもそんなにかさばらないかな。買い物かごに無造作に入れて準備しちゃいましょう。
03 長時間露光で大切なこと
カメラの設定ですが、月の出、入り、月齢、天気、湿度、気温、つまり気象条件と撮影場所によって設定は異なります。勘違いしないでいただきたいのは、今回は星景写真ではなく、「星座写真」です。
星座が写ればいいの。風景とかいらないんだよ。自分が選んだ撮りたい星座をフレーミングするのが課題です。
で、星が流れることに関しては、三脚で固定なんだから流れていいです。流れていいけど、ピントはしっかりお願いしますね。
04 星座を見つけよう
- 基本的には、方位磁石(コンパス)で北を。なんで北かって、北半球にいるからです。北を向いたら、北極星を見つけましょう。探しているうちに北斗七星が見えてきて、北極星にたどり着けると思う。
※雲があって見えない場合は、まず方位磁石(コンパス)で北を見つけて、北を向きます。腕をまっすぐ伸ばして拳を重ねて。石川県は北緯36度ね。これも、講座でやったので思い出していただけるとありがたいです。
星座早見盤を見て欲しいのですが、星座早見盤の使い方、大丈夫かな?
大丈夫そうなので、クイズをしてみます。
星座早見盤、今回はダイソーのものを使って見ましたが、見やすいです。蓄光シールもついてくるのでおすすめ☆
まずアンタレスが何座の1等星なのか。ベテルギウスが何座の1等星なのか。そこからです。
無事、全員が星座早見盤を上手に使いこなせていたので、フィールドでも役立てられることと思います。
次回は、2024年7月25日(木) 経過報告をお願いします。
星座写真は、結構むずかしいので、もしかしたら上手く撮れないかもしれません。そのため、とりあえずフィールドへ出て撮ってみて、何がうまくいかなくて、何が上手くいったのかということを、一緒に確認させて欲しいので2Lサイズにプリントして持ってきてください。
では次回、お会いしましょう☆
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