【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第55回 星空を撮ってみようpart4「ペルセウス座流星群または夜空の写真」※課題発表アリ

2021-08-19 19:30-21:00

今日も全員出席⭐️

今月は、写真教室の振替があり3回講座があります。

今日は、また課題発表ということですが、、、。

今回は、受講生にとっておそらく初めての被写体になるであろう「流星」を見てもらいたかったなあ、または撮影してもらいたかったなあというのが狙いでした。

しかし天気が悪すぎて、流星群の写真を撮れた方と撮れなかった方といるだろうと思い、夜空の写真でもいいから撮ってきてと受講生にはお願いしました。

晴れていること、星を観察できることがいかにありがたいかということを思い知らされた期間となりました。

というわけで、早速課題発表

それで今回の課題発表は、まあ、星が写っていればいいかな。(前回、撮影チャレンジできなかった方のリベンジとして)というのと、雲があった状態でも星は写りますので何かしら撮ってきて欲しいということで、ピントとか露出とかは追求せず、一言で言えば「夜、撮影してくる」という課題に急遽変更。

課題発表は2Lサイズの写真

テレビモニターに投影して、撮影時のことを説明してもらいます。

みなさん、お仕事と家庭と天気の予定を合わせながら夜間の撮影に出かけられたようです。

星って、そういう意味では撮りに行くの大変なのよねえ。。わかるよ。うん。

「休憩時間ですよ」とお伝えしたけど、聞こえないほど楽しくお話しされていました。仲が良いのは良いことです♪

受講生たちの課題(初めての流星または星空撮影)

これではよくわからないとは思いますが、いろんな写真があって面白いです。人によって、撮り方全然違うのも良いです。

私は、細かい撮り方は教えていません。

撮影したら画像を見て!

「まず、撮影したら画像をよく見て。それで、もっと明るくしたいのか、もっと暗くしたいのかを自分で判断してください。」

そんなふうに伝えています。固定観念ではなく、自由にとって欲しいのです。もちろん、基本的なことはお伝えしていますよ。(三脚を使うとか、スローシャッターとか。)

でも、F値、ISO感度、シャッタースピード等の具体的な数字はお伝えしていません。

個性豊かな写真が集まりました。天気が悪く撮影することができなかった方もいらっしゃいますが、6名も作品を持参されました。

コンペなの?なんちゃって写真コンテスト。。。

星のイベントがないので、皆さんに、「蓄光タイプの星(氏名入り)」を2枚プレゼントしました。1枚は投票券です。良いと思う写真に投票をしてください。と、星を渡しました。

受講生全員が、ある一人の写真に票を入れました。

投票券は一人1枚しかないので、一旦戻して、次は2位から下の順位を決めてもらうため、投票を行いました。

票がばらつきました。

景品も用意しています⭐️

星座のトランプ、惑星の付箋、惑星のレターセット、惑星の折り紙、星座の折り紙、オーストラリア・シーニックワールドのステッカー、便箋、チイカワキーホルダー、佐賀県のシール(来場者全員もらえます)

という、星グッズと嬉しくなさそうなものも混ざっているけど、まあ参加費は0円ですから。笑

というわけで、結果発表!

第一席 9票獲得した S水さん

S水さんは、ナナナなんと、流星を捉えました。ピントも露出も「初めて撮ったの?」と思うクオリティでした。おそらく、日頃練習を重ねられたのではないかと思います。確実に、自分が持っている技量と情熱で今回の作品をとらえることができたんだろうと思います。圧勝の第一席、おめでとう!

第二席 5票獲得 H上さん

雲の中、対角魚眼レンズで空を広めに捉えることで流星をキャッチしようとした野心的な写真でした。そういう気持ちは、こういった現象を撮影する際にとても重要です。また、雲があっても諦めずに空と睨めっこしていた様子は、写真を見れば分かります。頑張った甲斐あり、流星と思われるものが写っていましたね。勲章は写真に刻まれていましたよ。第二席、おめでとう!

第三席 3票獲得 T村さん

前回の講座内容を復習し、「木星」を「木星」だとわかって撮影した写真、「スバル」を「スバル」だとわかって撮影した写真、明確に狙っているものを捉えて持ってきたのが良かった。ご本人の感想の中に「スバルが青くて綺麗だった」とありました。青く見える星団を、正しい色で写真に残す。簡単そうで難しいことでもあります。わざとらしいレタッチや補正で無理やり色塗りをしている写真が多い時代に、とても新鮮な写真を見ることができました。ありがとう。そして第三席、おめでとう!

佳作  C谷さん、Hさん

C谷さんは、雲の中、頑張って星空の撮影に挑みました。他の人と違ったところは、ホワイトバランスを変えて星空を撮ってきたこと。この試みは星を撮影する上でアクセントとなるポイントです。講座で習得してきた技術や知識を生かしていて偉いなと思いました。写真は夏の天の川が雲に挟まれていた。偶然かな?今度は晴れた星空を撮ってみてくださいね。佳作、おめでとう!

Hさん。大きくプリントをして、見やすい工夫をしてくれました。星空は、闇の中に光る天然の明かりなので暗いから大きい方が見やすいですね。自分で見つけた星座、「カシオぺヤ座」「北斗七星」(北斗七星は星座ではないです。おおぐま座の一部ね。)などを撮影してきました。前回の課題のリベンジだったかな?撮影に行けてよかったね。佳作、おめでとう!

その他

Y田さん、入選にはいたりませんでしたが、星はちゃんと写っていました。広角レンズが祟ったかレンズフレアが起きていたようでした。ただ、そのフレアはSF映画みたいで個人的には面白いなあ、なんか合成写真みたいでかっこいいなと思いました。ご本人は「失敗」とおっしゃっていたのですが、素材としては悪くないのでがっかりなさらないでください。これからもチャンスがあるはずですから。

撮影に行けなかった方は、また、そのうちチャンスがあったら撮ってきてください。秋の夜空も、良いもんです。

満場一致の投票獲得・第一席のS水さんにインタビュー

受講生の投票で、第一席を勝ち取ったMaki Shimizuさんにお話を伺ってみました。

「夜、晴れていると思ったら、まず星空の撮影に行きました。できるだけ撮影に出かけて星空を撮りたいと思っていました。あるとき、流星を何個か見ることができて、すごくドキドキして嬉しくなりました。とてもきれいな色に光ったのです。

それ以来、流星を見てみたいと興味が湧いて、写真を撮れたらいいなと思っていました。何度か星空の写真を撮っていくうちに、こうじゃないなあ、こんな風に撮りたいな、とイメージが湧いてきて、星座も少しですがわかるようになりました。先生が、講座で言っていたアドバイス通りに実践をしてみたら、上手に撮ることができました。

まさか、自分が第一席を獲得できるとは思ってもいませんでした。それ以前に、撮影した時もこれが本当に流星なのかどうか自信がなかったのですが、発表した当日に流星だと知らされた時は、すごく嬉しかったです。」

では、渾身の作品を紹介しますね。

作品名『初めてのペルセウス座流星群』©︎Maki Shimizu

作品名『初めてのペルセウス座流星群』©︎Maki Shimizu

流星の色も、はっきり写っていて確認することができます。ただ、撮って出しのデータを掲載しているため、見にくいかもしれません。プリントではきれいに色も表現されていました。

ちょっと、トリミングしたものを見てみましょう。

作品名『初めてのペルセウス座流星群』©︎Maki Shimizu
※こちらの作品は、わかりやすいように、トリミングをして掲載しています。

※こちらの作品は、わかりやすいように、トリミングをして掲載しています。

しっかりと、グリーン、オレンジの色の変化が分かります。お見事としか言いようがありません。

作品名『夢ぐるま公園の星空』©︎Maki Shimizu

作品名『夢ぐるま公園の星空』©︎Maki Shimizu

こちらは、公園にある「夢ぐるま」(風車)と秋を象徴するおうし座を中心とした構図で星景写真ですね。人工物の光と自然の光(星)との共存を互いに引き立てあっている風に見えます。

デビュー作品としては、すごく良い写真と思います。

しつこいですが、「撮って出し。」補正レタッチは一切なしです。すごいです。

流星群の落とし穴

実は、流星群の写真と唱っている物の中には、「偽物」が混ざっていることが多いです。というのは、流星の中には、散在流星や別の流星群も流れています。

例えば、「やぎ座α 7月3日から8月15日」「みずがめ座δ南流星群 7月12日から8月23日」「みなみのうお座流星群 7月15日から8月10日」「はくちょう座κ流星群 8月8日から8月25日」と、ペルセ の他に4つもの流星群が紛れている可能性があります。

実は、多くの人たちは、そのことを知りません。それはペルセウス座流星群としかメディアが報道しないためです。

残念ながら「ペルセウウス座流星群の流れ星を撮りました!」と、根拠も提示せずに発表している残念な人たちがいます。プロの写真家だと威張っている人でも、それを知らない人は多い。Live動画を配信していても、流星をただ流れた流れたと言っているだけで、それが確実に何の流星群か、散在流星かをまともに吟味している人たちの方が少ないのです。この時期の流れ星が全てペルセウス座流星群だと思い込まないで欲しいのです。流星はイベントではなく専門領域ですから、やるならしっかりやる。調べることは徹底して調べるべきなのです。

私の大切な受講生の写真が恥ずかしい作品にならない為に、講師はこの写真が本当にペルセウス座流星群によるものかどうかきっちり鑑定をしました。

この写真、間違いなく「ペルセウス座流星群」です。

この作品が、間違いなくペルセウス座流星群だという根拠

Maki Shimizuさんが撮影した写真に、星座線をひきました。

流星群が目立たなくなるぐらい星座線を強調してしまいましたが、わかりやすく証明するためです、ご了承ください。

作品名『初めてのペルセウス座流星群』©︎Maki Shimizu

星をやっている人ならすぐにわかるでしょう。りゅう座の位置と流星を見て、一瞬で正真正銘のペルセ だと。

まず、この流星は緑色が尻尾です。

作品名『初めてのペルセウス座流星群』©︎Maki Shimizu ※解説のためにトリミング、ハイライトを少し上げて流星痕を見やすく処理しています。

上のトリミングした写真をよく見ると、緑色に発光している後ろには白っぽいてんてんが見えますか?これが痕です。しっかり写っています。これが流星痕です。したがって、緑色の方が流星のお尻となるわけです。

星座線の写真の方に書き込んである赤い矢印の方向には、当然、ペルセウス座γがあります。また、流星の長さから言っても放射点から距離があるためこのくらいの長さになるので、これはどう見てもペルセウス座流星群だと言い切ることができます。

偶然だとしても、流星を撮るのはすごいこと

まず、それなりの流星を撮るには条件が必要です。

「月明かりがないこと」「流星群の活動時期であること」「晴れていること」「撮影技術があること」「撮るぞという気持ちや、モチベーションがあること」「方角を意識すること」「運があること」

この7つの条件をぜんぶ持っていたのです。

また、こちらの作品ですごいと言える点は、超広角レンズに頼らなかったことです。

もしも、超広角で撮影していた場合、この流星は霞んで色味や痕などが把握しにくくなっていた可能性があります。迫力のある流星を撮りたい場合は50mm(35mm換算)くらいで狙うと、それはすごい迫力ある写真になったことでしょう。ただ、賭けですね。放射点はわかっても発光する場所を特定できないのが流星です。だから「運があること」も、条件の一つなのです。

まだ流星群はありますから、「よし、撮ってみよう」と思う方は、是非チャレンジして欲しいなと思います。

次回は、8/26(木) 「撮影した星空の写真にうつる星座を特定する」

次回は、撮影した写真に写る星を手がかりに、星座を特定していきます。

「どこを撮ったんだったかよくわからない」という方が多かったです。せっかく撮った写真なので、何を撮ったか調べて記録しましょう。

今月は星の勉強が多かったですが、奥の深い被写体なので頑張りましょう。

持ち物は、LINEでお知らせした通りですが、書きますね。

持ち物

・星空の写真(過去にご自身が撮影したもの) 。無い場合は、受講生から借りましょう。

・写真サイズに合ったクリヤーケース

・油性マジック

・ハサミ

・筆記用具

・星座早見版

・天体観測ノート(閲覧用・書き込み用)

もし忘れたら、イオンのダイソーで購入できるものもあります。写真は忘れたら、借りることになります。

では、26日にお会いしましょう。

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