【流星電波観測】 流星エコーってどんな音? HRO 流星エコーと観測の解説 ペルセウス座γ(ガンマ)流星群

皆さんこんにちは。

先日「ペルセウス座γ流星群」のピークが終わり、ひと段落ついたところに「はくちょう座κ流星群」のピークが過ぎました。

極大日(ピーク)、石川県は雨や曇りなどの天気で眼視観測が不可能だったため、流星電波観測の方に力を注ぐことにしました。

こちらがLacofilms流星電波観測所Liveで録音した「流星エコー」です。

動画にまとめましたので、よかったらご覧ください。

録音した後に、流星エコーの音を探し出す作業

2021年8月12日22時ごろから次の日の朝6時ごろまで録音をしてみました。

実は、流星電波観測は世間で発表されているピーク時間に囚われることなく観測が可能です。

ピークと言っているのはもっぱら眼視用なのです。ですが、眼視のピーク時間に合わせて録音をしてみました。(眼視派の方が圧倒的に多いため。)

流星電波観測のデータ(信号強度)を見ながら音声を聞いているのですが、流星エコーらしい音がノイズ音に埋れて聞き取りにくいため、できるだけ聞き取りやすいものを選んで抽出するという作業を行いました。

流星電波観測は結構根気のいる、地味な世界。

実際に天体望遠鏡を使ってみんなで和気藹々と天体観測をするというものに比べて、流星電波観測はちょっと地味なように映るかもしれません。ですが、やり始めてみてこのように結果を得られるというのは嬉しさが一入身に染みます。

さて、実のことを言うと「流星エコー」が流れていない時、流星電波観測は「ずっとノイズ音」が鳴っています。

ノイズってどんな音?

まあ、「ザーザー」という、テレビのすなあらし画面の時になる音のような感じです。

しかし、そのノイズが消せないのかというと完全に消すことはできません。そのノイズが消えたら流星エコーの音声も聞こえないのです。

※各観測所で使用している機材、アンテナ、ケーブル、それらの端子や設置場所使用環境によって、ノイズの出方も異なります。また、電波は目に見えない分、想像している以上に複雑で、いろんな電波は跳ね返っています。

私は、この世界ではまだやっと3年目の初心者です。何十年のベテランさんたちのは自作アンテナや立派な機材で、バンバンロングエコーを拾っている観測所もあるわけです。

流星電波観測について how about Meteor Radio Observations

私たちLacofilmsは、流星電波観測を始めた時こちらのHPを読みました。

流星電波観測国際プロジェクト

流星電波観測とは? | 流星電波観測国際プロジェクト
昼間でも悪天候でも流星観測ができる、流星電波観測の仕組みや始め方を紹介。

読みやすく、よくまとまっています。興味のある方は、じっくり読んでみてください。

流星電波観測の目的

流星電波観測の目的

・突発出現を捕らえる。

・昼間に活動する流星群を捕らえる。

・天候に左右されず確実に流星群活動を捕らえる。

https://www.amro-net.jp/about-hro/hro1b_j.html

流星電波観測の強み(メリット)

流星電波観測のメリットは何といっても,天候に左右されず,24時間観測できることにあります。世界中の電波観測結果を統合することで,流星群の観測時は輻射点高度に左右されることなく観測を続けることができるようになり,「流星群の全容解明」ができます。また,目的に掲げたように,「突発流星群の監視」も実現できます。

https://www.amro-net.jp/about-hro/hro1b_j.html

群流星の場合、放射点(輻射点)が水平より上回れば観測可能となります。ですが、眼視では、建物や樹木、山などに阻まれて観測できないことが多いです。また、その時間帯夜であるかどうかと言うことも問題です。

眼視による流星観測の観測条件とは

眼視ですから、「夜であること」「放射点(輻射点)の高度が高いこと」「月明かりがないこと」などの条件が必要です。

流星電波観測は、先ほど挙げた3つの条件は必要ないのです。

ロングエコー

「ロングエコー」とは,流星の速度が速かったり,大きい粒子の流星だったりした場合,いつもは瞬間的にしか大気を電離しない流星エコーも,長時間大気が電離された状態となり,流星エコーが長時間に渡って継続される現象のことを言います。ただし,ロングエコーの出現が必ずしも眼視観測でいう火球とイコールではないこと,また大火球がたとえ出現したとしてもロングエコーとなっていないなど,そのメカニズムと傾向は意外と謎のままです。

https://www.amro-net.jp/longecho.html

眼視と一致しない流星電波観測

2020年に無線界では有名なsawa氏と「眼視&流星電波観測」という同時観測を行ったんですが、アンテナの指向性がドーナツ状のもので、「ピーン」「カーン」などとたくさん音がなっていて、でも眼視では見えませんでした。また、眼視では見えたのに「あれ?音鳴らなかったよね?」ということがありました。

見えないものを捉えて、見えるものは捉えないというのも事実です。また、アンテナを変えればまた違った結果が得られます。

やり始めると、これはこれでとっても面白い世界で、ファンがいるというのもよくわかる気がする。自分はやり始めの時、正直うまくいかなくって「もう、何していいんだかわからない」と放置して投げやりになっていた部分もあるんですが、今はやっていて良かったなと嬉しく思うのです。

あまり晴天に恵まれない北陸では、眼視ができない時期によく活躍してくれたと今回は特に強く感じたのでした。

昔、FMでやっていたという方も、物置から引っ張り出してぜひやってみてください〜!

では。

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