第26回【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】光と影のコントラスト

2020-02-27 19:00-20:30

みなさんこんにちは、フォトグラファーの清水です。

今日は、新型コロナウイルスの関係で受講生が来てくれるか心配でしたが、、、。全員出席、みなさん来てくださいました、パチパチパチパチ!

ありがとうございますm(_ _)m

これまでの講座内容を振り返る

これまでの講座の中で、ISO感度、F値、シャッタースピード、焦点距離などカメラそのものの機能と、その機能の操作方法、そして、その部分を触ると写真にどういう効果が現れるのか。そういう基本的なことを学んで来ました。

緊張の作品発表も2回、無事にやり遂げました。2回目は兵庫県の新聞記者さん杏氏をゲストに迎えジャーナリズムの視点から講評をいただきました。

カメラの機能的な部分や、ホワイトバランス、マニュアル操作、光の当たる方向、角度、強さなどによって被写体がどんな印象をもたらされるのか、そんなことを追求して来ました。たまに難しいことを言ったかもしれません。でも、みなさん、一生懸命メモをして、覚えて、理解してくださっています。熱心な受講生を見て講師側もやる気が出ます。

実は、講座を開催してちょうど一年が経ちます。最初の受講生はたったの3名でした。現在は11名ほど参加してくださり、通ってくださっています。ありがとうございます。

教室の雰囲気が、良い感じ

受講生の方が仲良くお話をしているんです。どこへ写真を撮りに行ったとか、撮影スポットに良い場所があるよとか、オススメはないですか?と、撮影などの話題から、時事問題、マスクの手作りなどいろんな話題。とっても仲が良くて、嬉しく思います。

受講生の方の中に、みなさんに会ってお話したり意見交換ができるのを楽しみにされている方もいらっしゃいます。私も楽しみです。

光の角度

前回の復習ですね。

この場合は、180度の二次元、面で考えてくださいね。

季節によって変わる、太陽高度と日の出の方角

この写真教室は、初心者の教室です。徹底的に基本的なことをしつこく言います。なんども同じことを繰り返し説明しますし、たまに前に学習したことに戻ることもあります。

また、基本的にはカメラとレンズのみの使用です。スピードライトなどは使用しません。教室に通う受講生が全員同じレベルの機材を持っていなければ、その内容の授業は扱いません。あくまで、カメラボディとレンズだけ。私たちが被写体にするのはほとんどが野外のもの、自然の風景、建築物などです。だから自然光を駆使してもらえるように、教えています。

そのため、中学校の理科で習った内容をちょっとだけおさらいします。

この画像を見てください。グリーンのライン、イエローのライン、ピンクのラインがあって、このラインの長さが、太陽が出ている時間が長いということを意味します。

フリーハンドで説明しながらなので線が上手にかけてないですが。。。

太陽高度がなぜ大事なの?

大事でしょう。朝日や夕日を撮影しようと思って、夏に出かけても、想像していた場所に太陽が出てこないとか。え?アプリを使えば簡単だって?そりゃそうだけど、受講生の中にはスマホを持たない方もいます。原始的な理解も必要です。

で、これを知ってもらうことで、いや、思い出してもらうことで、太陽に対する、つまり光に対する意識が絶対に変わると思う。そこが私の狙いなんだよね。正しく、この方位がどうとかいうこともいいんだけど、「夏だから、あのへんから太陽が昇ってくると思う」程度の予測を自力で捻出して欲しいの、僕は。自ら考え、答えを導いて欲しいの。それは、その人の一生の力になります。知ること、理解するこそ、そして経験をして欲しいんです。意識をして経験して欲しい。

毎日口を開けて夕日を見るんじゃなくて、ちょっとだけ、季節を感じて夕日を見て欲しいの。いや、そして撮影してほしいんです。

太陽高度が低いと、冬を感じられる。それは、日本に住んでいる人、その北緯周辺に住んでいる人しかできないことなんです。自分が住んでいる場所を実感して欲しいです。

さて、問題です

これ、結構知らない人もいるんだよね。というわけで、日の出日の入りって、どれが答えだと思う?受講生は答えを知っています。

ここに答えは書きません。

Light and Shadow

今日のテーマは、光と影です。コントラストというのは、対比という意味です。何と何を対比させているのかということが大切なのですが、今回は光と影を扱います。そのため、写真はモノクロ現像したものを見てもらい、光を読み取ってもらいました。初心者の教室にしては、ちょっと難しいです。でも、初心者がそれをやってはいけないという理由はありません。難しくて理解が難しいという理由で、初心者には向かないテーマとは思いますが、写真を見比べて感じるだけでいいんです。

見比べてみよう

1枚の写真を、わざと高めのコントラストと低めのコントラストにして現像して並べてあります。

どうですか?好みの問題です。対比という意味では、圧倒的に左がどぎつくコントラストが高いのですが、右側は太陽の下からの光芒が見やすくつぶれていないですよね。

実際撮影した写真は、この二枚の間の中間くらいです。モノクロにするとパッとしないんですよね。

まあ、モノクロの講座内容じゃないんだ、コントラストがテーマだからね。

次はこちら。

受講生からは、「左の写真が眠い。右の写真の方が、波紋がしっかり見えて良い」というはっきりとした意見がありました。その通りですね。

ただ、右側の釣り人ですね。右の写真だと右側の釣り人が潰れてしまっているんですよね。何を生かすか殺すか、コントラスト一つで主張したいものや見せたいものが変わってくるということです。

実際にカメラの設定でコントラストを変えてみよう

今まで撮影していた写真、色味が忠実でつまらないなあ。もう少し、色を濃いめにしたいとか。

なんども言いますけど、ここは初心者の教室なのでレタッチやソフトは一切使いません。カメラとレンズで、そのお持ちのカメラを使い倒せるように指導しています。大変なことですが、この基本的なことができなければレタッチが上手くなっても綺麗な写真にはなりません。

どういうことかというと、「レタッチは下手くそな写真をマシにするためのものじゃない」からです。「美しく捉えた写真を、より美しく印画紙にプリントしたり、より美しく表現するためのものです。」だから、まずは、美しい写真を撮ってくださいよ。下手くそな写真を撮って、レタッチをやっている人は、レタッチの達人であって写真は結構ヘタという人が多いです。

これは、レタッチの批判ではありません。レタッチは素晴らしい技法だよ。でも、こればかりに頼っても、元々がひどいものをなおしたところで、美しくならないんです。そこを勘違いしている人も多く存在します。

また、度合いにもよるけど、そのうち受講生の方にはフォトコンに写真を出してもらいたいと思っているのでコンテストの中にはレタッチを禁止しているものも多くあります。撮って出しを目指して、技を磨きましょう。

まずは、持っているカメラを最大限に生かして、被写体を綺麗に撮影できる方法を教えます。

一緒に頑張りましょう!

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