みなさんこんにちは。フォトグラファーの清水です。
今日は、一眼レフのAPS-Cサイズのイメージセンサー清掃についてお教えします。
機種でいうと、Canon EOS Kissシリーズが有名ですね。NikonだとDXフォーマットというやつです。
今回は、EOS Kiss X9iとKiss X3を清掃します。また、今回はカメラの所有者に体験してもらいました。
はじめはフィルターやレンズなどで練習をしてもらいました。
イメージセンサー清掃手順
1.まずはカメラボディ全体を清掃
清掃方法は、こちらをご覧ください。カメラボディやレンズを清掃して、外側の埃が完全に綺麗になってからイメージセンサーの掃除をしましょう。
レンズを外すとこうなります
まだ、ミラーが見える状態ですね。このミラーの下に、イメージセンサーがいるのです。ミラーはどうやってあげるのかというと。
2.マニュアルモードにして、メニューから「センサークリーニング」
レンチマークの3番へ。
一番下に「センサークリーニング」
3.「手作業でクリーニング」を選択
この表示が出てこない方は、オートモードなどになっている可能性があります。ダイヤルでMというところにして、マニュアルモードにしてみてくださいね。
上記の画面で、okボタンを押しましょう。
すると、イメージセンサーのお出ましです
ここに、白い埃のようなものがついています。これは、カメラを下に向けてブロアーしてみましょう。それでも取れなかった場合は、清掃です。
早速、イメージセンサー清掃に挑戦!
レンズ清掃は、まあまあできていたので、カメラの所有者にイメージセンサーの清掃挑戦してもらいました。
で、結果だけお伝えします。
拭き残しがありました。
拭き残し
初心者あるあるなんですよね。心配はいらないですよ。
けっこう拭き残されてますね。右側に水滴が乾燥した跡のようなものが見えますか?
拭き残しがなくなるまで永久に掃除を続ける
慣れていない場合、拭き残しの沼にはまってしまう場合もありますので上手な人にやってもらいましょう。こういう上手くいかないという経験は、大切です。
上手くいかないからもうやらないという人もいれば、上手くできるまでやるという人もいます。どちらでもいいです。
最後は、先生が仕上げましたので問題ありません。
拭き残しの原因
・アルコールの量が多かった。
・拭くスピードが速かった
・汚れが多すぎた
などなど、いくつか思い当たる原因はあるのですが、私個人的な思い当たることがあります。
実はAPS-Cサイズの清掃は難しい
それは、EOS KissのようなAPS-Cサイズの一眼レフはイメージセンサーが奥にあり、イメージセンサーの面積が小さいのでアルコールが乾きにくいんじゃないだろうか。と、思いました。だから拭き残しになりやすいんだと思うんですよね。
清掃棒の自作
わたしはAPS-C以下のサイズに合わせた清掃棒を自作しています。接眼窓などの細かい部分を拭くときにも使えて便利です。
棒をやすりで細くして、使いやすいように棒もどんどん自作していきます。個人的に棒は、「やなぎ棒」がオススメです。
竹はコシがありますが硬く滑りやすいので、ちょっとした力加減でいうことをきかなかったり、シルボン紙を巻く時にすべりやすく、指が変なふうに力んでしまいます。でも、金属ピンセットに巻いているところもあるようですので、自分が上手にできるのであればなんでもいいのでしょうけどね。
清掃のコツ
そういえば、お伝えしていませんでしたが。コツです。
アルコールを連れてくるようにゆっくり動かすのがポイントです。
イメージは、そうですねえ。。。ドラクエやファイナルファンタジーなどのRPGでパーティー移動する時、ぞろぞろぞろぞろちゃんとくっついてくるでしょう?あんな感じです。
アルコールも、ゆっくりやるとちゃんとついてきてくれます。でもスピードが早いと置いてかれてしまい、残ってしまって痕になるのです。
写真で見る、悪い例
白く光っている部分を見てください。これがアルコールの部分になります。このアルコールの部分が乾ききらない状態になると拭き残しになってしまいます。
写真で見る、良い例
フィルターで練習
まずは、失敗しても害のなさそうなものから。ガラスのものでやりましょう。プラスチックの商品ではやらないように。傷つくし、意味ないからね。アクリルとかプラで練習しても意味ないよ。違う物質で練習しても意味ないよ。ガラスでやってね。
ミラーレス清掃を参考に
頑張ってください。
では!
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