【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第30回 夜景の撮り方①

2020-07-23 19:30-21:00

みなさんこんにちは。今日は、「夜景の撮り方①」についてです。

夜景というと、何を想像しますか?イルミネーションのある風景とか、展望台に登って見える街の灯とかそういうものから、ド派手なイルミネーションのあるもの、蛍、星空などたくさんあります。ほかにも今年はコロナで全国的に花火大会が中止ですけれども、花火やナイト遊園地の様なものまで多様にあります。

今回は、夜景の撮影について、超基本的で重要なことと、三脚の使い方、カメラの設定について学習します。

夜景を撮るための準備とは?

準備して欲しいのは、当然、カメラと三脚です。そして、赤いライト。

なぜ赤いライトなの?

暗闇の中にいると、最初はよく見えなくってもだんだん暗いことに目が慣れて来ますよね。このことを、暗順応と言います。ここに自分の道具があるとか、自分の車は向こうにあるとか。

さて、せっかく目が慣れて来たのに車の明るいライトが突然パアッ!とつくと、「目がぁ〜、目がぁ〜!!!」と、目がバルス(閉じる)状態になります。

それが嫌だから、赤いライトを使うんです。

できるだけ暗順応を妨げないように、弱い光を使いたいんですよ。赤い光は目の暗順応を妨げにくいのです。人間の目は赤い光を見ても、暗いところで働く桿体細胞に反応せず、暗順応を妨げられにくいため、赤いライトを使うと良いということなのです。

天文の界隈では大変よく知られたことですし、赤いライトじゃないライトを使っていたら注意されたり怒られたりすることもあるようです。ペルセウス座流星群の時にはぜひ赤いライトをご用意ください。(懐中電灯に、赤いフィルムを貼っても良いですよ!)

夜景を撮影するにあたって大切なこと

撮影する場所をかならず下見することです。

写真撮影を趣味とする人の殆どが、目の見える人だと思います。目の見える人って、夜になると突然弱者になります。知らないうちに崖の上に立っていたり、水たまりの中に足を突っ込んでしまったり。。。

そうならない様に、昼間のうちに下見をすることです。

そして、だいたいこの辺からこんな風に撮るということを想定して、三脚の高さなども合わせておくとセッティングに手間取りません。夜景撮影のほとんどが高台です。下見や準備をしておくと崖から落ちるというような事故を防ぐことができます。

まずは三脚について

三脚には、スチールカメラ用三脚や映像用三脚などがあります。

三脚の素材

材質も、アルミ、ステンレススチール、カーボンなど様々です。

①カーボン三脚

カーボンは最強です。といっても、ぽっきんと折れたら再起不能ですから大切に扱いましょう。まず、一番軽く、一番高く、そして変な振動などを感じさせません。つまり、ブレにくいんです。安物をとりあえず買っとけというのはオススメしない。買うんだったらカーボン三脚を買うと良いですよ。

②ステンレススチール三脚

クッソ重たいけど、重いからこその安定は得られます。丈夫です。で、重たいんですよ。重たいものを持つのが好きな人もいますね。古いスタジオや写真館なんかでは、太くて重たい三脚を使っているところもあると思います。重さを除けばコスパは良い。ステンレスでも名作の三脚は数多くありますよ。とにかくブレなければいいのよ。

③アルミ三脚

とにかく軽くて安い!そして、永遠に振動が止まらない気がする。それがアルミってもんですよね。まあ、うまく撮れれば、別になんでもいいけどね。でも、アルミ三脚で撮影すると、5枚のうち4枚がブレているとか全部ブレているとかそういうことがある、、、よ。でも、最近はアルミもガッチガチにネジを締めたりカスタマイズすることで、なんとか耐えられるものもある。また、物によるけどミラーレスは軽いのでミラーレスだとブレないのかもしれないしね。。。どうだろうねえ。。。ただ、アルミ三脚にも当然良いものだってあります。丈夫で頑丈な測量に使うようなアルミ三脚だとカメラくらいならブレに耐えられるものもあります。

雲台とかクイックシューとか

雲台っていうのは、三脚とカメラをつける部分ですけど、ネジネジネジに直接カメラをつけるのか、プレートがついていてワンタッチで三脚に取り付けられるものなのか。

また、雲台にも自由雲台というボール状の雲台がありまして、しっかりネジを締めないと、いつの間にかカメラが変な方を向いてしまうことがありますから、どんなときも、しっかりネジを締めましょうね。

左右とか上下とか

自由雲台だと、そんなに気にしなくって良いのですが、自由雲台じゃない場合は、左右を動かす部分のネジの位置。上下を動かすためのネジの位置を、しっかり覚えましょう。

これね、覚えないとダメよ。昼間に完全に覚えてくださいね。夜間に、上下はどれだっけとか言ってたらパニックで写真が撮れなくなりますよ。しっかり覚えましょうね。

じゃ、三脚にカメラをつけてみて

さて、三脚の使い方についてある程度の説明をしました。あとは、三脚を使うことで慣れていきます。慣れると上手に使うことができるようになりますから。

夜景撮影のシミュレーション

今回の課題は、キャンプなどで使うライトを使い、これを夜景に見立てて写真撮影をしてみます。

カメラの設定は3パターン

3パターンの写真を撮ってもらいます。構図・焦点距離は固定です。指定した設定通りに撮影をするという課題です。

① ISO400 / f解放 / 10sec
② ISO800 / F8 / 10sec
③ ISO400 / F8 / 20sec

受講生の方から、画像を貸していただきました。画像を見比べていきましょう。

受講生の課題作品

Chika Sakudaさんの作品
① ISO400 / f4.3 / 10sec
② ISO800 / F8 / 10sec
③ ISO400 / F8 / 20sec
① ISO400 / f4.3 / 10sec
② ISO800 / F8 / 10sec
③ ISO400 / F8 / 20sec
m.takamoriさんの作品
① ISO400 / f4.4 / 10sec
② ISO800 / F8 / 10sec
① ISO400 / f4.4 / 10sec
② ISO800 / F8 / 10sec
Tokio Yamadaさんの作品
① ISO400 / f4.5 / 10sec
ISO400 / f8 / 10sec
③ ISO400 / F8 / 20sec
① ISO400 / f4.5 / 10sec
ISO400 / f8 / 10sec
③ ISO400 / F8 / 20sec
Hiroki Hayashiさんの作品
① ISO400 / f4 / 10sec
② ISO800 / F8 / 10sec
③ ISO400 / F8 / 20sec

① ISO400 / f4 / 10sec
② ISO800 / F8 / 10sec
③ ISO400 / F8 / 20sec

違いはなんだろう?

作品は、トリミングして見比べやすい部分を表示させていただいております。さて、この違い、カメラの設定と写真を見比べて何か感じることはありますか?それとも違いはわからないなあといったところでしょうか?

違いについては、次回の講座で説明します。

次回は2020年08月13日です。

ペルセウス座流星群極大日は12日の夜です。

13日の講座の日も、三脚を持って来たら講座の帰りに流れ星が撮影できるかもしれませんよ?晴れれば。。。

晴れたら野外撮影をしたいですねえ。。。駐車場で撮ってみます?

でも、曇りの予報。。。

では!

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