【登山】立山の高山植物状況

2020-07-17

立山縦走路の途中で出会った高山植物などを紹介します。時期が悪く、あまり綺麗ではないものもありますが、まあ、情報として見ていただければいいかなと思います。

参考文献

ひと目で見分ける250種 高山植物ポケット図鑑 (新潮文庫)
ひと目で見分ける250種 高山植物ポケット図鑑 (新潮文庫)

高山植物全般が、わかりやすく掲載されています。これで大体を確認しました。間違いがあるかもしれませんが、その場合はメールでお知らせしていただきたいなと思います。よろしくお願いします。

室堂周辺

室堂周辺では、いつもチングルマやミヤマキンバイが咲き誇っているのですが、まだ咲き始めている最中なのかなあ。という印象でした。

神の道ルート

ショウジョウバカマ

立山 ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマは高山植物じゃないと思う。里山で散々見たよ。ただ、立山にこう言った普通の植物が咲いているのかということを知って驚いた。

コイワカガミ これから咲くやつ

立山 コイワカガミ

植物が何かを判定するときに大切なのは、花だけでなく葉を見ることがとても大切です。花と葉はセットです。

まだ咲いていない花が何かわからないですが、この葉の形が缶詰を開けたようにギザギザになっていることや、その周辺にはコイワカガミが群生しているので、おそらくコイワカガミだと特定できるのです。

立山 コイワカガミ

歯ブラシのように細かく小さな可愛い花です。

チングルマ

立山 チングルマ

高山植物で一番最初に覚えた花の名前。木の花なんだよ。

ゼンマイ

立山 ゼンマイ

えー、ゼンマイって山菜じゃん。。。立山って山菜も生えてんの?それにびっくりだわ。ここは国立公園なので植物の採取などは禁止されています。いくらゼンマイが山菜だからと言って取って食べたらダメですよ。見るだけにしてね。

シナノキンバイ

立山 シナノキンバイ

これも、立山室堂周辺では定番の花だけど。今年はまだパラパラとしか咲いていないなあ。名前は、信濃に多いという意味からついたそうな。

実は、この5枚のように見える花びらは、花びらじゃなくてガクなの。本当の花びらは、この写真ではほとんどわからないけど、ヘラの形をしている小さな部分が花びらです。タンポポの葉のようなイメージかな?高山植物って、面白いでしょう?

ハクサンイチゲ

立山 ハクサンイチゲ

お隣の県、石川県の白山からついた名前だね。実はこの花、花びらがないんです。じゃあ、花びらに見える白いのは何?白いのは、ガクなの。驚きでしょ。

ミツバオウレン

立山 ミツバオウレン

三つ葉の葉が見えるかな?和名の三つ葉は、小葉が三昧であることから。この葉は冬でも枯れないらしい。白い花びらのように見えるのはガク。白いガクの内側に、小さな黄色い部分が見えるかな。それが花びら。

一ノ越から雄山ルート

イワツメクサ

立山 イワツメクサ

とっても小さく可憐な花。花びらは10枚に見えるけれど実は5枚なの。かなり深いところで裂けているから10枚に見えるよね。もし、次に見る機会があったら、じーーっと見て見て。

タカネスミレ

立山 タカネスミレ

高所が好きなスミレらしい。ガレ場によく咲くんだそう。

ミヤマキンポウゲ

立山 ミヤマキンポウゲ

シナノキンバイとは葉が少し似ているけれど、このように大群落を形成していることからミヤマキンポウゲだと思われる。

こちらは、黄色い5枚の花びらは、花びらです。

撮影はしなかった

他に、眼視で確認できたのはアオのツガザクラがまだ小さく咲いていなかった。高原バスの中からは、ニッコウキスゲを見た。これから、花がもっとたくさん咲いて楽しい時期になります。

来週あたりかなあ。

ぜひ、高山植物を楽しむ登山にも挑戦して見てください。

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