【登山】2歳と4歳の立山テント泊 DAY3

2019-07-29 天気は曇り時々雨

今日は、帰る日なんですが。

昨夜、こども達がご飯を食べずに寝てしまったのでとてもお腹が空いていたようです。

パンを焼いたけど、足りないそうで。

焼かない食パンを2枚食べて、お母さんの分のパンがなくなりました。その後カップに入れて作るラーメンを食べていました。

スノーピーク(snow peak) カップ
さまざまな使い方ができるシェラカップ。チタン製で超軽量です。 アウトドアの定番、シェラカップ。コップやお皿、計量カップの代わりとして使うことができる万能アイテムです。重ねられるので、収納や携帯にも便利。指に掛かりやすいハンドルのため、持ちやすいのがうれしいポイントです。チタン製のため驚くほど軽量です。 強度があり光沢が美しいステンレス製のシェラカップも用意しています。
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1884年、ビクトリノックスはスイスのイバッハという小さな村で生まれました。創業者の名はカール・エルズナー。彼は1891年に、初めてスイス国内生産によるスイス陸軍用ナイフ「ソルジャーナイフ」を創り上げ、次いで、現在のビクトリノックスの原形ともいえる「オフィサーナイフ」を考案しました。創業から今日まで1世紀以上もの間、ビクトリノックスは探検家や宇宙飛行士とともに北極、エベレスト、そして宇宙の果てまで...
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●ビクトリノックスの代表モデル。●海や山や川、キャンプはもちろん、書斎やオフィスにあればとても重宝します。●使用頻度の高いツールをバランスよく搭載し、握りやすく使いやすいサイズに収まっています。●アウトドア用や防災用として特に人気のモデル。

よほどおかなが空いていたのでしょう。パスタやご飯も余っているから作ってあげたいけれど、まずは晴れているうちにテントを一人で片付けないといけないんです。ザックにしまわないといけないんです。だから、ごめん。

あと片付けが簡単だと思っている人もいるかもしれませんが、僕にとっては重量の配分がものすごく重要です。ゴリラみたいな50キロも70キロも重量に差を感じないようなマッチョなら、とにかく詰め込めばいいという感覚かもしれませんが、僕のような筋力のない人間は計算通りにパッキングして正確に重量配分しなければなりません。

また、雨に濡れて重量が増えたりふやけたりしています。食料は多少減ったけれど、減らない荷物の方が多いと思います。

少しの晴れ間に、ほのちゃんのズボンを乾かしましたが湿っているので僕のズボンを貸すことになりました。僕は、レインウェアのズボンを履くことにしました。

オムツを多めに持ってきてくれれば。。。

彼女が僕のズボンを履いてこんな可愛いポーズとってくれた。そのズボン、洗ってないんだよごめんね。

さて、僕は準備に時間がかかるし彼女たちには先に下山してもらうことにするよ。

室堂で合流

彼女たちがさったあと、僕はもうひとつ準備をしなければならないことがあった。ご飯を炊くことだ。

ラージメスティン

ここで米を炊いて、布とタオルに包んで室堂で食べる予定。娘にパンを食べられてきっとお腹をすかせているだろうから。僕もパン食べてないけど。

trangia(トランギア) ラージメスティン レッドハンドル
取手付きアルミ製飯ごう(メスティン)です。小物入れにも便利です。熱伝導率の高いアルミ製のため、熱が全体に回り、アルコールバーナーでもごはんが大変美味しく炊けます。

超軽量ウィンドスクリーン

これ、めっちゃくちゃいいですよ。まず、軽い、かさばらない。

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軽すぎて風で飛びそうなので、木製の洗濯バサミで安定させています。これで、ラージメスティンで無事にご飯が炊けます。

よし、蓋を閉めて蒸らそう。布に包んでザックに入れる。

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取手付きアルミ製飯ごう(メスティン)です。小物入れにも便利です。熱伝導率の高いアルミ製のため、熱が全体に回り、アルコールバーナーでもごはんが大変美味しく炊けます。

ありがとう雷鳥沢野営場

テント場が遠く、血の池が見える。

立山室堂 到着

無事に合流できた

みんなで記念撮影、頑張ったねえ。

Cちゃんと僕は、シーチキンマヨネーズのご飯を食べた。ほのちゃんは、途中で大きなかき氷を食べさせてもらったらしく、ご飯は食べたがらなかった。

食べてから、荷物をデポして、ある人のところへ会いに行った。

絹子さん

絹子さんは、もともとCちゃんのお友達で、たしかボード仲間かな。それで、8年ほど前に実はお世話になって、どうもそれっきりだったので会いに行ってみようということになった。

食堂に、古い写真が飾られていました。上が2011年。下が今回撮影した2019年。

8年後の写真と8年ぶりの再会だった。

絹子さんは、僕を見て「あんたは覚えとる」と言ってくれました。よかったw

さて、帰ろうか。

立山駅に無事到着

無事に下山。

お疲れ様。

ニホンザルがいた

特に珍しいということはないけれど、道路にいたよ、猿が。

今回は、こどもたちにとってはとても過酷だったことだろう。どうか、楽しいことや面白かったことだけを記憶に残して、辛かったこととか忘れてほしいw

トラウマになるとかわいそう。それがとても気がかりだ。

追記 こどものからだについて

僕は、こどももいないし子育てもしたことがない。だから、基本的にこどものことは全部親御さんにまかせているし保護者に責任があると思う。

例えば、アレルギーのことや持病の管理のこと。栄養バランスの管理のことなどだ。そこは、僕が踏み込むところじゃない。親がやることだと思う。

僕は、日頃どのくらいの量のご飯を食べるとかそういったことを事前に聞いて食料を用意した。もちろん何色分も余っていたし足りないということはなかったんだ。でも、調理には時間がかかるしすぐに用意してあげられない。

だから、パンやおやつ的な、すぐに食べられて数日保存の効くものを余るくらい用意してほしい。

後から知ったことだが、こどもは栄養を蓄えることができないから運動が終わるたびにエネルギーとなる食べ物が必要となるとネットで読んだ。そして、飢餓状態になるとのことです。。。

こどもと登山をする人へ

こどもに与えるべき食べ物の量について

子どもは筋肉量や内臓が未発達でエネルギーを蓄えにくく、大人より早く低血糖を引き起こし、バテてしまう。

https://sangakuisan.yamakei.co.jp/column-a/01/family-hike02.html

子どもにとって3時間なにも食べずに行動することは、大人にとっての6時間と同じ感覚と思えばいい。

https://sangakuisan.yamakei.co.jp/column-a/01/family-hike02.html

エネルギーは3食でまかなおうとせず、休憩ごとにパンやおにぎり、飴、チョコレートなどの糖質を中心に頻繁に補給させよう。

https://sangakuisan.yamakei.co.jp/column-a/01/family-hike02.html

エネルギー不足になると、こどもは飢餓状態となり低体温症になりやすくなる場合もある。命に関わるのだ。

トイレに関して

山ではトイレが頻繁にあるとはかぎらない。オムツの一日の必要枚数をしっかり考えておくこと。

https://sangakuisan.yamakei.co.jp/column-a/01/family-hike02.html

荷物を背負うことについて

僕も、なんでもかんでも「これ持って、あれもって」と言われても限界がある。安全に荷物を運べないような重量になったら、今回の登山は中止だ。

Cちゃんは、全部私に荷物を背負ってもらうから、できるだけ荷を増やさないようにおやつなどの食料を制限したという。

だが、制限してはいけないものだということが後でわかった。

いまさら責めるわけじゃないけれど、

例えばたった数枚のオムツくらいはCちゃんが息子を背負うザックに入れてもそんなに重たくないと思う。お菓子やおやつは、4歳の娘に、あなたたちのおやつなんだけど、自分で持てないなら減らすといえばきっと自分で背負っただろうと思う。

僕のザックは「重そう」じゃなくて、実際に重い。でも、40年も前の登山では30キロなんて当たり前の重量だったからそう思うと頑張れたし、背負っているときは、絶対に膝を痛めないとか、転ばない、怪我をしない、油断しないということに神経を使って集中して運んだ。

この重量を背負った人にしかわからないことがある。この荷物を準備して用意した人にしかわからないことがある。

自分で全て用意していなければ、わからないことがある。それを、今後わかろうとするか、知らないふりをするか。

仲間の力を借りて登山をするなら、わかろうとするべきだと思う。

今回は、運よくたまたま何も起きなかっただけ。

みんなのことを考えるのが登山

自分だけ平気で、自分だけなんでもないという人には理解できないことなんだけど、登山というのは、メンバーのことを思いやることが大切です。

自分は寒くないから、相手も大丈夫。ではなく自分は暑いくらいだけど、相手はどうだろう。体調はどうか、いろんなことを考えるのが登山だと思う。休憩ごとに、メンバーの体調について聞くのが大事だ。

自分基準じゃなくて、こどもはどうかという目線

自分と他人は違う。大人とこどもはもっと違う。命に関わることだから、真剣に考えるべきだと思う。

親はこどもの体力や調子に合わせるのが大切でしょう。もちろんある程度の叱咤が必要なときはあります。でも、理不尽な叱咤はこどもがかわいそう。

登山では、予定していたことができないことなんてよくあります。生きていれば、またその予定を達成できるんだから、計画や予定にこだわりすぎないで素直に下山しましょう。

また、メンバーを思いやって行動すること。相手がどんな状態でどんな気持ちか察したり確かめたりすること。

登山届けを出したら別行動はしない

一枚の紙に数名の名前を書いて登山届けを書いて提出したら、その名前を書いた人たちはパーティです。

誰か一人が具合悪くなったら、全員で直ちに下山して介抱します。自分だけ頂上に行きたいというハイな人はメンバーとの行動ができないタイプだと思います。人を思いやっているとは考えられないからです。

別行動をするなら、登山届けは一人一枚別々に書いて提出しましょう。

安全が第一です。

テンションが上がって、一人だけ気分が高揚して、楽観的に考えてしまい、判断力が乏しく危険を顧みない行動は危険です。

基本的に昼までに登頂して、昼食べたら下山するのが山の基本でしょう。

頂上が見えていても、天気が悪かったら下山しましょう。

『もののけ姫』ではアシタカが「退くも勇気」と言っていました。下山する勇気ですね。

登山の経験

登山には、色々なスタイルがあると思います。僕がソロで山登っていたのは、足が遅いからです。他の人についていけない。また、低血圧なので、朝とか早く起きれないんです。

きっと、「そんなやつは山なんかやめちまえ」と思うでしょう。でも、僕は僕なりのやり方で山をやっています。

山小屋のように時間に決まりがあるのは苦手なのでテント泊ばかりです。自由ですが荷物は一番重たいです。でも、自分にはそのスタイルがあっている。自由度ナンバーワンだからです。

Cちゃんは、じつはテント泊経験がないですね。小屋泊まりくらいだったと思います。だからテント泊の準備が想像できないと思います。実際に体験しないとわからないと思います。でも、彼女なりに考えてくれたと思います。

この山行について、色々思うことがあります。

はっきり言って、自分たちは登山を舐めていると思いました。自分も、中止にしてもよかった内容かなと思いました。

もっとしつこく詰めるべきでした。行ってなんとかなるみたいなのはよくないと思います。きっちり計画を立ててやるべきです。

今回は、そういうこと全て含めて勉強になりました。

おすすめサイト

こちらは、先ほど引用したHPです。お子さんと登山する方は必見です。

COLUMN | 日本山岳遺産 - 美しい山を次世代に/山と溪谷社
次世代に伝えたい豊かな自然環境や、人と自然の関わりを有し、それらを守り、活用するような地元の活動が盛んな山や山岳エリアを、日本山岳遺産基金が認定。その保全活動等への助成を行っている。

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