2020-08-25 19:30-21:00
みなさんこんにちは。
今日も蒸し蒸ししています。
“ソラリゼーション” なんだそれ?
モノクロフィルムの現像方法の一つの技法とでも言ったらいいかな。
本来のソラリゼーションというのと、また別に扱われているので、ここではこの言葉を深く扱いません。各自調べてみてください。また写真の仕上がりも、ただ反転しているだけなのがソラリゼーションとかではないので、勘違いが生まれるかも。単に、ポジフィルムみたいに色が出るってことなんだけどね。それを、どう表現したらいいんだろうってことで、「ソラリゼーション風」ってことにしてます。
リンクを貼るけど、あくまで「ソラリゼーション風」ということだから、「ぽいね」ってことです。
元々は、ロモグラファーが偶然発見した撮影方法となる
「スーパーフラッシュ・ソラリゼーション」の名付け親は日本人!(多分)
LOMO’INSTANTで、写真の色を逆転させる方法を見つけたよ。名付けて”スーパーフラッシュ ソラリゼーション”
偶然から生まれた撮り方だけど、一度やったら楽しすぎて病み付きになっちゃうよ!
https://www.lomography.jp/magazine/300845-lomoinstant-super-flash-solarization-jp
GAKUROUさんが2014年にロモグラフィのマガジンに記事を書いています。
「写真の色が反転する面白い方法を見つけた。」と、ある。
この記事の中には、彼が発見したレシピとやり方が書いてあり、確かにその通りになる。
受講生たちにはレシピを教えずに自分で撮ってもらった
なんて意地悪な先生なの?と、思ったかもしれない。
でも、人って、失敗したり自分で体得しないと、自分一人で撮影に挑んだ時、うまくできなくて全部失敗してしまうことがあるんだよね。
それだったら、数枚は犠牲になるけど、自分で少し考えながら撮影に挑んだ方がずっとずっと身になるんだよ。決して、意地悪だとかフィルムをわざと使わせようとかそんなことはない。
そんな失敗を受講生たちにさせて、僕にメリットなんて一つもないのだから。
もちろん、受講生だってあまりにもうまくいかなければ相談してくれるはずだから、その場合はその都度アドバイスをしてフォローします。
アタッチメントレンズを使って、好きな小物並べて早速撮ってみよう!
うまく撮れるかな?と、同時に、早く撮ってみたい。どんなふうになるのかな?ドキドキするね。
この中の小物で、色が反転しやすい小物って、どれだと思う?
どんなふうに仕上がるかな。楽しみ。
広角レンズでも挑戦してもらって。。。色々やってみて。
スーパーフラッシュ・ソラリゼーション 風
受講生たちが、自力で考えて一生懸命撮影した写真はこちら
おお、レントゲン写真みたい!銀塩っぽい感じが出てる出てるねえ〜!
貸しているカメラが不調で、フラッシュがついたりつかなかったりして黒っぽい写真になっちゃった。代わりのカメラ用意するから待っててね!
段階を変えて、着実に撮っていくやり方で大成功◎
ハンドメイドのお人形さんを被写体に、左側から右へ行くにつれて、徐々に露出を明るくしていった見本のような写真!
過度に光を当てて白飛びの向こう側へ
写真が真っ白になっちゃった。または、写真が真っ白になっちゃうんじゃないの?って程に、被写体にフラッシュの光を浴びせると、こんなふうに反転する。
過度に光を当てると、白飛び写真になるのだけど、そのさらに強い光を当てることで色が出てくるという現象。
本来のソラリゼーションというものとは全く別の現象のため、モノクロ写真をやっている人にとっては、違和感のある言葉で拒絶や猛反対をするかもしれない。
だけど、ロモグラファーが作った造語としては「スーパーフラッシュ・ソラリゼーション」という言葉はなかなかうまくつけたネーミングだと個人的に思う。
本来のソラリゼーションという現象とは違うということを理解した上で、この言葉を言う分にはなんら問題ないだろう。
「なんちゃってソラリゼーション」というか「ソラリゼーション風」というか「エセラリゼーション」というか「イミテイション・ソラリゼーション」というか、、、
たくさんの言葉で表現をできるわけだけど、意図的にこの撮り方をコントロールして撮影している時点で、これは立派な「技法」として扱って良いと思う。個人的には。
スーパーフラッシュ・ソラリゼーションに関する記事紹介
「スーパーフラッシュ・ソラリゼーション」の名付け親
GAKUROUさんのロモグラフィのマガジン記事のURLを貼っておくよ。興味がある人は読んでみて。
カメラのライフスタイルを提供するセレクトショップon and on
こちらは、レアなカメラを扱って販売しているお店のblog。カメラが大好きな人がお店やっているんだろうなあ。記事もわかりやすく丁寧に書かれているし、データも掲載されているからきっと役に立つ記事だと思うよ!
次回は、9月8日(木)
次回は、いよいよLOMO’INSTANTによる作品発表の日だ!
夏というテーマであれば、組写真でも単写真でもO.K.
今まで習ってきた技法を作品に取り入れてもいいし、取り入れなくても良い。
あなたの夏をロモで切り取ってインスタックスに焼き付けた作品をご持参ください。
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