みなさんこんにちは、YUSULAです。
前回は、ロモインスタントっていうカメラの電池の入れ方から、とにかく使える状態までを説明しました。
さて、今回はできるだけ失敗写真を現像しないようについてのやり方を紹介します。
ロモインスタントのカメラ本体の底には、こんなふうに露出ガイドが記されているんだ。便利でしょ?
どの設定で撮ったらいいかな?なんて悩んでいる人は、ここを見て撮影すると良いってこと。
露出って、明るさのことだよ
「ろしゅつ」って読むんだけど、写真用語ってけっこうムズいよね。
失敗写真の原因を解説、失敗しない方法を紹介
みんな、写真上手に撮れてる??真っ黒とかになってない?
この3枚の写真。本当に見事なまでに真っ黒だよね。。。みんなも、こんな写真撮ったことあるかな。。。
実はね、こんな写真を撮っちゃったのには理由があるんだ。
それは、レンズキャップを閉めた状態で写真を撮ってしまったからだよ。
そして、MXモードになっていないから、シャッターを一度切るとフィルムが排出されてしまう。
そうすると、こんなふうに何も写っていないフィルムが現像されました。
現像されました。現像されました。。現像されました。。。。。
露出不足で、真っ黒い写真。。。
最初はショックだったね。。。ああ、フィルム無駄にしちゃったよ、「アタシのバカバカ!」って感じになります。
①シャッターを切る前に、MXモードニセヨ
だから、MXモードにした状態で撮影するのがおすすめだよ。
MXモードでレンズキャップをしたまま写真を撮ったとしても、フィルムには何も影響が起きていない状態。その上、フィルム排出されないから、感光もしてなければ失敗もしていない。
つまり、レンズキャップを外して、シャッターを切るだけ。
そのあと、「よし!うまく撮れたわあ」って思ったら、MXモードのボタンをスライドさせればフィルム排出されるんだ。
簡単でしょ?失敗しない良いやり方。オススメだよ。
次は、真っ白い写真について説明するよ。
コレらの3枚の写真は、3枚とも真っ白いけど、2パターンの原因があるよ。
一番右側のは、真っ黒。
一番右側の写真は、露出オーバー。ピーカン(雲ひとつない青空)で、+2にして多重露光しちゃったんだ。(本当は、-2にしたかったんですけど。。。)
操作ミスで生まれた真っ白い写真なんだよ。
②明るさダイヤル(絞り)は撮影前に再度確認スルベシ
明るさダイヤル(絞り)と書いてあるけど、ロモでは露出補正のこと。
※注意! 明るさダイヤルは、一度電源をOFFにするとAになる。つまり元に戻るんだ。だから、電源をOFFにしたら設定がリセットされるんだと思って、再度確認をしよう。
MXとシャッターボタンは解除されないけど、Aは+2にしてても元に戻っちゃうから注意して。
さてさて、真っ白い写真の裏側を見てね。
左2枚は、なんていうか、色がフィルムって感じの色をしているでしょう?
この写真は、どうやって白くなったかというと。。。
フィルム詰まりをしたロモから、フィルムカートリッジを取り出さないといけない状況になってね。あと残り3枚だったんだよ。1枚はフィルム詰まりで真っ黒い写真が出てきてさ。フィルムが半分くらいしか出てこなかったんだ。
無理矢理手で引き抜いてから、またシャターを切ったらフィルムが詰まったんだ。だから、カートリッジを出して、まだフィルム残ってたんだなあ。あーあー、真っ白だなあ。って。
現像前の印画紙の状態なんだよね。だから、まだ完全な感光はしていないんだけど現像しないで感光させたということになるんだけど結果は同じ白い状態だね。
メモとかメッセージカードに使おうと思って、捨てずにとっておいてあるんだ。
最後に紹介するのは、この写真。
おおん、なんということでしょう。これはー、印画紙の薬品の色がもろに滲み出てきちゃっているね。理由は、使用期限が過ぎたフィルムを使ったせいだよ。悪いのはユーザーで、フィルムもカメラも悪くない。
というわけで、フィルムはナマモノだから新しいのをちゃんと買おうね。
③フィルムはナマモノ。使用期限を守って使ウベシ
本家lomographyのHPには当然露出ガイドなる便利なものがあります。
適正露出から話が逸れたけど、期限切れフィルムを使うと正しくプリントされませんってことを言いたかったんだ。
適正露出は結構難しい
ロモインスタントのカメラを買う人って、どんな人だろう?
例えば、チェキから始まって、ステップアップしたいから買ったのか。
それとも、圧倒的な見た目が良いから買ったのか。それともプレゼントでもらっちゃった!とか?
そもそもフィルムカメラをやっているけど、たまにはこんなのもいいかな、と思って買ったのか。
フィルムカメラやデジカメをマニュアルで使いこなしている人には何ら問題もないし、この説明を読む必要はない。
チェキから始まった人にとっては、チェキの品質に比べるとお粗末に感じると思う。レンズ一つとってもそうだし、チープさは否めない。
だけど、AUTOMATになると話は別。レンズもガラスになっているし、つくりは少し違うよ。
さて、話が逸れたけど、写真が真っ暗になっちゃったとかうまく撮れないという人は、是非この下の表をプリントアウトしたり保存したりして上手に使って。
本家LomographyのHPに掲載されている公式なものだよ。リンクを貼っておくね。
まずは、露出ガイドを見ながらその通りにカメラを設定しましょう
このカメラには、一応オート制御があるので、露出ガイドを見ながらその通りに設定をすれば適正露出で写真を撮ることができます。
カメラそもそもの仕組みを理解していないとうまく撮れないカメラ
カメラっていうのは、フィルムの感度(ASAとかISO)と、レンズのF値と、シャッタースピードの組み合わせで、フィルムに光を当てる時間をコントロールしてフィルムに光を焼き付ける作業をする箱みたいな道具なんだ。
でも、そういう根本的なことを書いても訳がわからないという人もいるだろうから、この露出ガイドに従って感覚的に写真を撮っていくと良いと思う。
ここから先は、仕組みのことを書くけど、難しいと思ったら読まなくっても大丈夫だよ。
露出は、「ISO」と「シャッタースピード」と「レンズの絞り値」で決まる
この言葉、よく聞くんだけどいまいちよくわからないって人も多いんだよね。
カメラの基本、写真撮影の基本中の基本なんだ。今更こんなこと学ぶの面倒だと思う人は、とにかく露出ガイドを使って上手に撮ってくれたらそれでいいよ。
でも、カメラのこともちゃんと理解したいなって思うならちょっとだけ読み続けてみて。
シャッタースピードの役割
写真は、「フィルムに光を当てること」なのだけど、シャッターってね普段は閉まっているの。
閉じた状態。
簡単にいうと、遮光カーテンを閉めた状態で暗室なんだよね。
その暗室でフィルムが待機している状態なんだよ。
シャッターを、「カシャッ」って押すと何が起きているのかっていると、遮光カーテンを一瞬開けて閉めるっていう作業をしているんだよね。
そのシャッターのスピードが速いと、光の当たりが弱くなるよね。
でも、シャッターをチンタラ開けてチンタラ閉めたら、光がいっぱい当たってしまうことになるよね。
だから、シャッタースピードって言って、シャッターの速度を変えてフィルムに光を当てる時間をコントロールする訳なんだよ。
ロモインスタントは、シャッター速度は1/125秒かバルブと言って、好きなだけシャッタースピードの時間をコントロールすることができる2つのモードがあるんだ。
日頃使う時は、1/125でいいよ。手持ち(三脚などを使用しない)撮影ではシャッタースピードの基本となります。
ISO 800で固定
instax miniつまりチェキフィルムっていうのは、感度は固定。
フィルムなら現像液につける時間をコントロールして増感・増減現像するみたいなことはできるが、instax mini(チェキフィルム)は、それはできません。フィルムの中に印画紙がある状態だから、薬液の量とか決まってるしぃ、とにかく無理なもんは無理なんだ。
で、ISOは変えられないから、「明るさ(絞り)」を変えるか、「シャッタースピード」を変えるか、「フラッシュ」を炊くか、っていうこの組み合わせで露出をコントロールするの。
室内はほとんど夜みたいなもの
露出ガイドにもあるけど、室内といっても、窓や照明もないような部屋だったらそれは夜と同じだね。
でも、たくさん窓があって光刺すような明るい部屋もある。
ということは、その部屋の明るさも、天気に左右されるということになるよね。
外はすっごく良い天気で明るいけど、窓がたくさんあって室内で撮影するときは、曇りのモードで撮るとか。そういう工夫は必要だよ。
昔は露出計を使って測定してから露出を考えていたけど。
瞳孔とレンズの絞りは似ている
人間の目って、すごく便利にできていて、暗くても瞳孔開いて明るく見せてくれるし明るすぎるとどうこうが小さくなって光の量を抑えてくれるよね。
実は、カメラレンズのほとんどが同じようなことができるようになっているんだよ。
ロモインスタントにも、瞳孔に似た絞りがあるの。
LOMO’INSTANTの絞り
ロモインスタントで面白いと思ったのは、レンズの絞りが羽じゃなくて円形のものをぶち抜いてできていて、それをくりくり動かすとその円の大きさがかわっていくっていう原始的な仕組みだったところ。
+2のf/8っていうのが、一番丸い穴が大きいでしょ?
つまり、多くの光をフィルムに当てるから、写真が明るくなっていうことだよ。
直射日光の下で撮る場合はどうなるかな?露出ガイドには、C(クリエイティブモード)で撮る場合は明るさは-2になっているでしょ?
明るすぎるシチュエーションだから、光を当てすぎたら真っ白い写真になっちゃうから-2にしたほうがいいよって意味なんだよね。
なんとなく、カメラがわかってきたかな?
今回は、instax mini(要するにチェキフィルム)に上手に現像できるように、普通でノーマルな適正露出(ハイキーすぎず、アンダーすぎない程よく明るく色が出る明るさ)で写真撮影をするには、どうしたらいいかというところを説明したよ。
次回は、#003「このボタンってなんの意味があるの?」っていう、ロモインスタントのパーツや役割について徹底説明するよ!
じゃね!
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