みなさんこんにちは、YUSULAです。
#001では、写真を撮るまでにすべき設定や準備についてを書きました。
#002では、失敗しない撮影方法について書きました。(ここで扱う失敗とは、写真が真っ黒になったり真っ白になったりすること)
今回は、ロモインスタントのパーツとか、機能の部分について説明したいと思います。
カメラって、自分の手で実際にさわれば、取扱説明書を見なくても、ここはシャッターなんだろうな。レンズはここだし。。。とりあえず撮ってみよう。っていう行為はカメラに詳しくない人でも、できると思うんだ。
でも、それじゃあロモである意味がないんだ。
せっかくロモを手に入れたのなら、ロモインスタントの隠された魅力をもう少し知ってほしい!
Lomo’instantの部分名称と役割
今回は、ロモインスタントの解体新書っぽくしてみたよ、外観からみていこう。
①まずは、ロモインスタントの顔(被写体側、レンズ側のことね)
ロモのカメラで最も重要なことは、レンズの場所とシャッターの場所。
その次に大事なのは、ピント調整レバーとMXモード(多重露光)の部分。
それからその次に大事なのは、、、明るさを変える場所。つまりAって書いてある部分を動かすダイヤルの部分。
明るさ(絞り)を操作するボタンって、世の中で販売されているカメラのほとんどは右側についているんだよね。だけどロモインスタントは左側にある。そして、表示がレンズ側についていると言うところがロモインスタントのユニークな所。
カメラを構える前に、レンズ側をみて、明るさのところをしっかり目で見て確認しなさいよって意味があると思うんだ。だから、自撮りをする時のように右手でくりくりしてもいい。どちらの方向に回せばプラスになるのかならないのか記憶しているなら、ファインダーを覗きながら左手の人差し指でくるくるすればいい。使い方は自由だよ。人差し指じゃなくってもね、別の指でもいいよ、使いやすいなら。
②ロモインスタントの裏側と両サイド
次は、カメラの裏側(撮影者が撮影時に見る側)と横の両サイドを展開してみたよ。
ロモインスタントの面白いところは、バルブ機能がついているから当然三脚穴もちゃんとついているよね。
ただし、三脚は右側の横についているため、縦位置で写真を撮る(instax miniはポートレート向きのフィルムだから)ようにしてあるので、横位置で撮りたい人は三脚がそれなりのものを使うのがおすすめ。
三脚穴は、ノーマルな定番の1/4サイズ(小ネジ・細ネジ・1/4-20UNC・国際規格)だよ。天体とか、中盤、大判カメラとかやっている人は、ひとまわり大きなドイツ式とか言われているサイズのネジのものを使っている人が多いんだけど、両方使えてしまう便利なタイプの三脚もあるんだよ。三脚も奥が深いからここでは詳しく説明しないけど、とりあえず、縦位置から横位置で撮影できるビデオカメラ三脚のようなものでも十分。もちろん自由雲台でもいいよ。
※1/4-20UNCっていうのは、外径1/4インチ(6.35mm)で1インチ辺り20山、UNCはユニファイ並目ネジという規格のことなんだけど、ここまで知らなくても大丈夫。。。
ネジについて詳しい説明が書かれているHPを見つけたよ↓↓↓
③ロモインスタントの上部(頂)と下部(底)
僕が知っているカメラのほとんどは、底にあるのは三脚穴とバッテリーを開閉するための蓋。
でも、ロモインスタントの底には、ON・OFFのスイッチやシャッタースピード、露出ガイド(露出早見表)や、カメラストラップを通すことができる金属がついている。
頂にあるのは、今まで隠れて見えていなかったレリーズ(リリース)穴が登場。長いレリーズ(リリース)を使えば、複数名での自撮りや長時間露光も撮影しやすくなるね!
忘れないで確認しよう、LOMO’INSTANTの落とし穴
ロモインスタントには、注意すべき点が多いのだけど。慣れてきた頃に、最も陥りやすいミスがあるんだ。それは、電源をOFFにすると設定が解除されてしまうこと。
①露出補正(明るさ)のモードとシャッタースピード、電源OFFで解除される
最も、多い失敗というと、これであろう。さっき-2にしたのに、なんでAになってんの?
っていうことが起きるから、忘れやすい人は電源を頻繁にOFFにしなくてもいいかも。ロモには、オートオフの機能がついていて、ボタンOFFにしなくっても電池を無駄遣いしないように電源が切れる機能がついているんだ。結構賢いでしょ?でも、電池がなくなるのが心配だったら、OFFにしてもいいかな。
とにかく、明るさダイヤルは解除されてAに戻ってしまうから、気をつけて!
また、シャッタースピードはCまたはC(強制発光)モードの時だけB(バルブ)にできるんだけど、Aまたは電源OFFになるとシャッターはN(1/125)に戻るように設計されている。
②MXモードはOFFになってもそのまま
MKボタンだけはロモの電源を切っても、ずっとそのまま変わることはないんだ。
③ピントレバーは、圧をかけるとコンパクトになって無限遠∞に
ピントは、電源のON・OFFに関わらず、一番コンパクトな状態が無限遠なので、「自撮り」「接写」をしようとしていた場合はしつこくピント位置を確認して。
わざわざ説明する必要もなさそうだけど、まだロモインスタントを買うか悩んでいる人がこの説明を読んで、安心してくれたらいいなと思う。未知なカメラって、誰かのレビューや誰かの失敗を見て吟味してから買うでしょ?「ちょっと欲しいかも、、、」って迷っている人の背中を押したいんだ。「これ読んでいるYOUもさっさとロモグラファーになっちゃいなよ!」ってね。
この説明がなくっても、カメラ好きな人は知らない間に大体のことはわかって、感覚的に扱えるんだよ。または、使っていくうちに「こうすると、こうなる」「あーすると、あーなる」ということを学習していって「うんうん、わかるわかるぅ〜」と共感してくれると思うんだ。ロモインスタントあるあるだよねって。
それと同時に、何となく写真は撮れたけど、やっぱりよく意味がわからないなあ。とか、結局何のためにあるのコレ?ってつまづくことが出てくると思うんだ。
そういった一眼レフカメラ初心者(フィルムカメラユーザーは説明要らんだろう)ではないのだけど、ロモみたいなカメラはちょっと初めてで意味わからんなって人が手を出しそうなカメラのような気がするから、そんな人の役に立ったら良いと思っている。
カメラ仲間がいても、「ロモインスタント?興味あるけど、それ買うなら俺はフィルムを買うよ」ってことになっているだろうからね。僕にもロモインスタント使っている友達なんか周りに誰もいなかったぞ。いなくて、どうしたかっていうと一人で失敗して一人で極めていこうとしていたよ。
わかるわかるって、共感されることもないし一人ぼっちでやっていたんだ。でも、今は僕のレッスンを受けてくれる生徒さんたちがロモインスタントに興味を持って目覚めている!しかも、ここだけの話僕より写真撮るのが上手で僕の立場がないwww
立派なロモグラファーが僕の周りでじわじわ増え始めているところ。
人とちょっと違うことをやりたいなと思っている人に、ロモインスタントはオススメ!
僕も一生懸命blogを書くから、みんなもちょっとだけ頑張ってロモを使いこなしてみてよ。
次回は、#004 アタッチメントレンズについて、説明するよ。
じゃね!
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