2025-02-13 19:30-21:00
みなさんこんにちは。雪がひどいですね。先週、無事に北國新聞文化センター 金沢南スタジオで受講生のための作品展示会の搬入が終わり、現在絶賛展示中となっております。
2月6日が講座予定日だったのですが、積雪の関係で延期となりました。そのため、タイトル・キャプションを2月6日の講座中にやる予定だったのですが、受講生が各自プリントしてパネルを作ってこなければならない状況となりました。受講生の皆さん、作品展示の準備から搬入まで、色々お疲れ様でした。
展示で神経すり減らした受講生のために、学べるゲームを作ってみました!
展示って、ものすごく神経使うんですよね。普段やっている講座の中の課題の発表とは訳が違います。写真の隅々や構図などについて先生から細かくネチネチ言われるし、タイトルやキャプションを考えるのが苦手な方もいらっしゃいます。自分の苦手なことに取り組むと、心が擦り切れてきますので、ちょっと癒しの?ゲームを。
場合によっては、イライラするかもしれませんが、3人で協力するゲームになっています。
「適正露出宣言!」by Lacofilms
このゲームは、プレイヤー達(受講生の皆さん)がマニュアル設定のカメラでディーラー(講師)の指定する適正露出の写真を撮るためにプレイヤーそれぞれが知恵を出し合ってカメラ設定について考えるゲームである。
さて、適正露出についてですが、「今見えている程度の明るさ。」という指示された露出を目指すものです。(カメラの標準設定とは全く別の話。)
ゲーム要素を取り入れるため、チップや借用書なども用意しましたが、このゲームの大切なことは、3人が戦うのではなくて、3名のプレイヤー vs ディーラーです。
チーム一丸となって、適正露出になるようにデータを導くのです。
とりあえず、やってみましょう。
ゲーム「適正露出宣言!」
◆ゲームの内容◆
プレイヤーはそれぞれの設定ごとに担当を決め、① ISO感度 ②F値 ③シャッタースピードの組み合わせを考え適正露出へ導いてゆく。
- ISO感度⇨ ダイス(100, 200, 400, 800, 1600, 3200)
- F値 ⇨ダイス(f/2.8 f/4.0 f/5.6 f/8 f/11 f/16)
- シャッタースピード⇨ 自力で考える(30秒から1/4000までの範囲内で)
※カメラの機種ごとに異なるので、シビアな数値を書いてもその通りに設定できるとは限りません。その場合は、指定した数値に最も近い数値で撮影。結果に影響するようであればその点も考慮してディーラーが判断する。または、近い数値のもの2つを撮影し判断するなど寛容に対応する。

トークンを場に置いて、ダイスを振って数値を決めていきます。一番プレッシャーなのはSSです。そんな時は、チップを使って、アイテムを購入しましょう。

スターチップを使ってアイテム購入、数値を決めよう
◆スターチップ◆
・スターチップは、始めに各プレイヤーに5枚配布される。(以下、チップ)☆☆☆☆☆
・困ったときはチップと引き換えにアイテムの入手と使用が可能。※一度に使う事ができるチップは最大3つまで。☆☆☆
◆アイテムのメニュー◆(アイテムの購入、使用は1ラップ1回のみ)

☆ ダイスの振りなおし
☆☆☆ ISO感度の購入(好きな感度を選ぶ事ができる) ☆☆☆ F値の購入(好きなF値を選ぶ事ができる)
☆☆☆☆☆ 露出計の使用 (使用方法は教えてもらえない、露出計を仲間に見せてはいけない)
※スターチップは、プレイヤーから借用する事ができるが返すときは倍にして返さなければならない。

SS担当のプレイヤーが、露出計をさっさと借りて、適正露出宣言をしようとしています。
これは、答えを出せそうであれば、一番賢いやり方です。

スターチップ5枚で露出計を借りる事ができるのですが、一度にスターチップを使う事ができるのは一人3枚までなのです。たとえ5枚以上持っていても3枚までしか使えないのです。その場合、プレイヤーの中の誰かから2枚または1枚ずつ、スターチップを借りなければなりません。
そして、返すときは、倍にして返さないといけないのです。
「整いました!」(リーチ)
◆適正露出前の賛成反対の意思カード提示と、適正露出宣言◆
適正露出宣言をしようと思うプレイヤーは、「適正露出」と宣言する前にプレイヤーに「整いました」と言う。
他のプレイヤーは賛成反対のカード(Yes or No)をプレイマットの上に置いて意思表示をする。
自信がなければ取り下げ、次の人へ。
撮影後、判断はディーラーがする。カメラ機材を出してくれたプレイヤーには結果に関わらずディーラーからチップを1枚贈呈される。
適正露出宣言!(三角コーンをたてる)

プレイヤーの後押しもあって、「適正露出」宣言をする。三角コーンが目印。早速撮影しましょう。

実際にその設定で撮影。

今回は、部屋の電気を消して照明を当てられたベニテングダケ(毒キノコなのに実は食べる事ができるらしい)を撮ってもらいます。

はい、OKです。
結果によって、たくさんのチップを手に入れられる
◆結果◆
・1周で適正露出の場合、最大bonusチップ3枚。ローキーハイキーの場合は2枚。それ以外はもう一度。
・2周で適正露出の場合、全員bonusチップ2枚。ローキーハイキーの場合は1枚。それ以外はもう一度。
・3周で適正露出の場合、全員bonusチップ1枚。それ以外はチップ無し。
・3周を超えた時点で、ペナルティとして全員チップ2枚を没収される。4周目、5周目も同様。
・適正露出だった場合、宣言したプレイヤーはbonusチップ5枚。そうでない場合はペナルティとして3枚没収される。(3周目以降のローキー、ハイキーはbonusもペナルティもない。)
※チップが支払えない場合は、ディーラーからbillを渡される。
こんな感じで、みんなで盛り上がりました

ダイスの数値を購入する人はいませんでしたが、まだ初めてやったゲームなので今後は、バンバン使うかもしれません。

細かいルールを理解しながら、進めていきました。

じっくり考えています。

粘って、3ラップまで回ってきました。これ以上になるとペナルティが。

メモをとって、露出を考える。。。

チップを使うかどうするか。。。チップのことを考えている余裕もない。

見事、適正露出を勝ち取って、たくさんスターチップをもらう事ができました。これがお金だったらいいのにね。

借りたチップを返すところ。1枚借りたら2枚返す。2枚借りたら4枚返す。
スターチップを増やすには?
露出計を借りる場合、自分の3枚とプレイヤーに2枚借りるので、最終的に失うチップは7枚です。ですが、適正露出宣言して撮影してOKだった場合、1周で3枚のチップ、2周で2枚のチップ、が与えられ、適正露出を宣言したプレイヤーにはボーナスでさらに5枚のチップが与えられます。また、撮影をすれば1枚。
1周目(1周3枚+ボーナス5枚+撮影1枚)=9枚
2周目(2周2枚+ボーナス5枚+撮影1枚)=8枚
しかし、3周目を超えると、ペナルティとなり全員2枚づつチップを没収される。
2周終わるまでには、適正露出宣言をして、チップをたくさんもらうのが良い。
さて、話を戻すと露出計を借りたプレイヤーは
手元にある2枚と、9枚のチップを手にし、4枚のチップを借りた人に返すので、手元には5枚のチップが残る。
チップの価値がまだ決まっていない、、、
チップの数が多ければ1位なのか、手元にある5枚の人が1位なのか、チップの価値が定まらなければ、スターチップを集める意味はないのだけど、適正露出にはリスクもある。
リスクを犯した人はチップが減り、楽をしたものはチップが増える傾向にあるゲームなので、スターチップの持ち枚数によって、順位が覆る方がもりあがるかもしれない。ここは、まだ考え中。
また、次のゲームに活かせる特殊なカードを購入できる?というのも考えようかな。
例えば、次の順番が回ってきたけど、ダイスを振りたくないし今の自分の数値を維持したい場合は、「スルー」ができるカードとか。実際、順番が回ってきたときにスルーは禁止で、ダイスを振るか、購入して同じ数値を選ぶかの2択しかなかったんです。うん、そうしよう。スルーカードと指名カードなどを作ろうかな。
とりあえず、メインは露出を考えるというところが前提なので、ゲームとしてはまだまだ未完成ですね。
さて、次回も引き続きこのゲームをやります。
次回は、2025年2月27日(木)
持ち物は、カメラ機材一式(カメラボディ、レンズ、三脚)と筆記用具です。
またゲームをしましょう。
では!
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