【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第79回 夏の写真について考える

●実は、8月4日に予定をしていた写真教室ですが、石川県では小松市の川が氾濫したり白山市の川が一部溢れて洪水や土砂災害が起きて道路が大変なことになった日だったので当日日程変更をいたしました。こんな日は、できるだけ速やかにお家へ帰って防災の準備などをすると良いですね。

一刻も早く復旧して元の生活に戻りますように。

2022-08-18 19:30-21:00

今日は、「夏」というその言葉のイメージを写真や被写体にどう反映させるのかというようなことを皆さんに考えていただきました。

何が夏で、何が夏じゃないのか

受講生たちには、夏というものが何かを考えてもらい発言していただきました。

「夏に使うアイテム」「蚊取り線香とか朝顔とか」「バーベキュー」「ひまわり」「夏の暑そうな日差し」「結露」

つまり太陽の光が重要、、、

ネイチャーフォトの場合に、夏っぽく写真を撮るには、ハイキー気味で、キラキラと背景に玉ボケを入れ込めば夏っぽい感じになります。

つまり、天気が悪い時には、夏っぽさは失われる。

小道具で夏っぽく演出する

浴衣とうちわと水風船で、夏祭りっぽく。

麦わら帽子とか、カゴとか。

ショートパンツを履いてもらって、結露したラムネを持ってもらうとか。

ここは演出の話になってきます。

蚊取り線香とか花火とか。

夏に使われるアイテムや、ファッションで夏を演出するという部分。

夏といえば

夏といえば、って感じの言葉に当てはまりそうな写真を用意してみました

枝豆とか、ジョッキみたいなのとか
夏の甲子園
バカンスっぽい感じの海での写真
ウミガメ
水族館
花火
一面ひまわり
星空

日本人がイメージする夏の写真というのは、こんな感じでしょうね。

どこで夏だと判断できるの?

例えば、星空の写真なんかは、「どこで夏を判断することができますか?」と受講生に聞いてみた。

星屋の皆さんが喜びそうな質問なのですが。

簡単な回答としては、「天の川の角度」ですよね。夏になると、天の川は屹立と南から北へズドーンと主張してきます。

冬には低くなっていって、、、天体にも季節が存在するのですから星空の写真には秋の星座つまり星座にも四季があります。

受講生の中にも、星空を撮影されている方は「すぐに夏の星空の写真だとわかった」と述べています。また、この明るい光が何かわかるかも聞いてみたところ「土星と木星ですか?」とおっしゃっていました。

大正解ですね。

ただ、星屋のみなさんは「土星と木星の位置が。。。」と気が付いた方もいるでしょう。はい、そうなんです、この写真は今年の夏の写真じゃない。

だから天文の写真を変な風に合成したりコラージュしたりセンスのないデジタル現像をすると、みる人が見ればすぐにボロが出るんでね、どこかに出すときは気をつけたら良いと思うよ。堂々とこれは「コラージュ」って事前に言ってくれたらいいけど、そうじゃないことを前提に人を欺くように画像処理してギトギトに色飽和させて写真いじくり回してフォトコンテストに入選しちゃって(デザインとかポスターのコンテストなら別にいいんだろうが)、元画像提出求められて画像データを送ってみると、元画像じゃなくてフォトショップでいじり済みのデータで合成だったから、入選取り消しみたいな恥ずかしい事例が過去にたくさんあるので、うちの受講生からそういう恥ずかしい写真家は生まれて欲しくないので是非とも気をつけていただきたいなと思います。

まあ、審査員も審査員だよね。吟味する力と、見破る目がない人が審査員やっちゃっているからさあ。どっちもどっちだけど、応募や投稿する方もモラルを持って出しなさい。と、思います。

話が逸れたけど、純粋に「良い写真撮りたいな!撮影に出かけよう!」っていうその気持ちを連れて撮影に行って欲しいです。

写真には、そういう気持ちがちゃんと滲み出てくるよ。

さて、どの辺が夏なのか。。。

この写真を受講生たちにみてもらったところ、マスク越しでも「訝しげ」な表情が読み取れた。眉毛を顰めたり、ハテナマークが頭の上に浮かんでいるようなものを感じ取れた。

この写真を見て、「夏」と感じられる人はどのくらいいるのだろうか。

野鳥の会とか鳥屋さん100人に聞けば、100人夏の写真だとわかる。そのくらい、夏には欠かせない被写体なはず。

私は鳥屋ではないが、この鳥は知っている。

「アマサギ」という、渡鳥です。

このサギは、冬とかは白い羽なんだけど夏には頭や首あたりが亜麻色になって登場する。夏羽なんて言われていて、彼らをみると「ああ、夏が来た」と、思います。

知っているか知らないか。。。

知らないと夏と感じられない。知っているから夏と感じることができる。

例えば、オーストラリア人に花火の写真を見せたら、もしかすると”Happy New Yeah!”の時の写真?っていうかもしれません。だって、新年に花火を打ち上げる国だもん。でも、日本は夏に花火を見る文化を持っているので。。。、まあ、南半球だからある意味冬が夏なわけだけど。。。夏というよりも新年のイメージを持っているんじゃないかな?

記憶とかその人が生きてきた文化で、全ての感じ方や捉え方が様々で、違和感もあれば共感もあるってことだね。

夏の写真とは

結局、夏の被写体っていうのは、「演出」という意味で作り出せるものと、その季節に行われる行事、その季節でしかみられないはずのもの、そう言ったものを写真に写し込むことで「夏の写真」になりますね。っていう話でした。

夏を作り出す写真とは

では、逆に。夏ではない時に夏っぽい写真を撮るにはどうしたらいいのでしょう?

こういう演出で夏を作り出すのが得意なのは、スチールよりも圧倒的に映像です。

映像をやっている人ならわかると思いますが、照明の角度やちょっとした小道具で夏を乾tなんに作り出せます。あとは表には出てこない裏側で頑張るスタッフの努力で。。。

特に有名なもので言うとドラマ『TRICK』の演出です。このドラマは、夏の深夜に放送されていた番組だったようなので、まさに「夏」のドラマなんですね。

友人が大ファンでDVDを貸してもらってみたときは、驚きました。

陽炎が写っているんだけど、CGや合成で陽炎を作っているわけじゃないんです。

物理的に陽炎の現象を作り出して撮影しています。堤幸彦監督ってすごい。。。

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興味がある方は、DVDを買ってみてみてください。映像技術がここに収録されています。

次回は、LOMO’INSTANTを使った面白い撮影方法に挑戦してもらいます。

カメラ本体とレンズを持ってきてね。電池は、イオン敷地内にダイソーがあるから忘れたら買いに行くと良いよ!(21:00までやっているはず)

あとは、撮影したい小物など、好きな被写体を持ってきてね。ない人は、私の小物を貸し出すから心配ないよ。

では。

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