【天体観測】uto氏の自作5cm反射天体望遠鏡

2020-02-01

この日は、大口径Light bucket18 のuto氏と一緒に遊ぶ日でした。前泊で金沢入りし「金沢彩の庭ホテル」で一泊されていたので朝ピックアップ。

かっこいい社会人姿でお会いするのは初めてなので、なんだか知らない人のような気がしました。w

ニュースキャスターみたい。

uto氏のblogはこちら
雲量9以上でも頑張った!~大鹿村観望会 : light_bucket_18のblog
雨が降ると嫌なので組立を躊躇していた大型望遠鏡の所有者たちは日没後に雲が切れてきた為、意を決して天体観察の準備を始めましたが、薄明が終わるころにはほぼべた曇りになってしまいました。でも望遠鏡を覗くことを楽しみにしてやって来た村民の皆さんの為に頑張らなけれ

ミニ天体望遠鏡!

めっちゃかわいいビジュアルの天体望遠鏡が。

よく見る国際光機の大口径オブセッション的なのが。かわいいね!!

そして、結構本格的にちゃんと見える。

木の枝についた水滴を一緒に見たのに、なぜかコリメートしなかった。

わたしの8×20の単眼と見比べていました。だからか。

ままごと的な感じが、乙女子心や少年の心ををくすぐると思いますね。

組み立て方はこちら

5cm反射望遠鏡の組み立て : light_bucket_18のblog
5cm反射望遠鏡の組み立ての様子を紹介します。まず鏡筒部品収納ケースからトラス棒を取り出して2本一組で結合し(一方をもう片方に差し込むだけ)、写真のように主鏡Boxに差し込みます。そしてUTA(Upper Tube Assembly)をトラス棒に結合するだけ。光軸修正含めて5分で完了で

uto氏のホームページからご覧ください。組み立て方以外にも自作のノウハウから全ていろいろ書かれていて面白いですよ。

本日のスケジュール

金沢市から、七尾市へ沈金体験。

七尾市から、千里浜を経由して、野々市市の「海天すし」へ。

野々市市から小松空港へ

そして小松空港の駐車場で天体観測。

という予定というか、行程でした。

沈金体験

このことは、あとで別の記事にするので、お楽しみに。

七尾市で沈金体験

石川県 千里浜

千里浜は、砂浜を自家用車で走行することができる人気のスポットです。でも2月って雪が降ったり悪天候なことが多いのに、uto氏を歓迎しているかのように晴れていました。

二人とも、夢中でシャッターを切って撮影大会になりました。

そして、「寒くないの?」って聞いたら、シアトルに住んでいたから寒さに慣れていて全然寒くないんだそうです!嘘でしょ、道産子の私は寒いのに。

石川県千里浜

光の当たり方で、千里浜の印象は全然別のものに。砂浜と海と空だけのパノラマは綺麗でした。

回るお寿司

いろいろ頼んで、uto氏が美味しいって言ってたのは「のどぐろの炙り」。ここは、ご馳走していただきました。ありがとうございます☆

小松空港で天体観測

天体観測メニュー

・上弦の月

・金星

・冬の星座

・まぎらわしい飛行機

ですが、雲が多く風も強いです。

っていうか、北陸で雪とか雨が降ってないだけマシです。

天体観測開始!

19:00ごろに空港に着き、上弦の月が見頃です。

金星もちらちら見えたりかくれたり。わたしは雲係をやっていました。あと1分でくもがかかりますとか、暑い雲からあと30秒で抜ける予感、とか口頭で伝える役割です。

uto氏はファインダーのない小口径で、ダウジングっぽく天体望遠鏡を動かし導入して行きます。照明が明るすぎて高倍率にすると難しいのですが、ぼっこぼこの蛸の足のような吸盤みたいな模様がすごいドアップで見えたわあ。Hi-orは優秀なアイピースですね。私も昔FC-100で拡大撮影するときにMC△or というのを使っていました!

ところで月面Xって?

”ラカイユ”、”プールバッハ”、”ブランキヌス”という3つのクレーターの外壁が”X”という文字に見えるんですね。

曇ったり、晴れたりしているけど、拡大して観察できました!!嬉しい。

ボンネットは水平じゃないので、導入がすごく難しい。まわりもすごい強いライトが光を放っていたのでファインダー無しの導入は難しいですね。小口径の難しさを思い出しました。

わたしは導入してもらったのをのぞかせてもらってラッキー!

搭乗時間が観測終了の時間

搭乗時間ギリギリまで私のために天体観測の提供を、どうもありがとうございます。

また、私に星を見せてくださいね!!

至福の時間が終わり、搭乗ギリギリになったので慌ててパーツの一部をしまって鏡筒本体はバッグに「スコッ」!と突っ込んでいた。優雅なJクラスなので機内でしまうそうです。セレブ〜。

ちょっぴり慌ただしいような感じもしましたが、とても濃密な時間を過ごすことができました。お忙しいのに、わざわざ石川県という国内でも秘境と言われている地域へ来てくださりありがとうございます。

星を見ることから始まったつながり

私が天体観測を始めたのは、2007年の頃でした。イベントに参加して出会った人とは今でもSNSなどでつながっていて、ちょっと話をしたりまたイベントで再開したりしてお会いしています。

そんな中でも、天体観測や星のつながりで出会った方はこうやって遠方から会いに来てくださるんですよね。

新潟県(パルコン天文台Tさん)、千葉県(フォーマルハウトさん)、島根県(アダンの実さん)、神奈川県(川合慶一さん)、名古屋(やおきさん)、兵庫県(杏さん)、兵庫県(大川さん、)東京(utoさん)などなどなどなど。いろんな方が私と天体観測や自然観察などで遊んでくれました。年に何度かしかお会いできませんが、こんなふうにつながっていることは楽しいと思います。

生きている時間には必ずリミットがあります。人と会える時間って、わざわざ作らなければ一生会うことはないと思います。遠方で元気かな?って、誰かのことを思い浮かべたら、まず電話して、話をして、そしてできるだけ会いに生きましょう。お互いが生きているときに、会いに生きましょう。

というわけで、utoさんまたお会いしましょう!!!

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