2021-06-05 18:00
移動中、このような車が目の前にいた。「北のにしん屋さん」発泡スチロールの冷蔵庫には北海道礼文島産と書いてある。私たち、これからその隣の島へ行くんです。って感じ。
留萌市はハートなんだよ。
留萌市というのは、北海道の日本海側にあるんだけど、実はハートです。
は?何が?
うん、留萌市のエリアが♡ハートの形をしているんだよ。
有名な人といえば、元「TOMATO CUBE」のボーカル「西村ちさと」さん。昔、自動車学校で知り合った女の子が留萌市出身で、彼女と友達なんだと言っていた。その女の子と、自動車学校の送迎バスの中でガラケーで検索した西村ちさとさんの写真を二人で頭をひっつけながら一緒に見て「大人っぽくてすごく綺麗だね!」「うん。実物もすごく美人だよ〜。」と、言っていた。
現在は、「Mellowclap project」で活動しているみたいです。
楽曲提供などもしていて活躍中です。応援してます!
まるでゴールデンカムイの世界、鰊番屋
鰊番屋っていうのは、きっと海沿いで鰊が獲れる地域にはたくさんあるんだと思います。
留萌市を北上すると、「小平町(おびらちょう)」があって、そこの道の駅が「おびら鰊番屋」です。
ここ数年で、大人気になった漫画『ゴールデンカムイ』には鰊番屋のような大きな建物がたくさん出て きます。漫画では、小樽の鰊御殿が登場していました。
全巻読んだわけではないけれど、挿絵に使用されている樹木がちゃんと北海道に植えられているトウヒ系の樹木だったり、とにかく北海道というブラキストンラインよりも北にある土地のありとあらゆる固有種を、忠実に再現し、表現していた完成度が私の心を奪いました。
アイヌ民族の文化に関するところは、いろいろあっていろいろ難しいので、民俗資料として扱うことはできないが漫画としては本当に面白いし、よくここまで調べたなと感心。
漫画を持っている人は、もう一度風景とかをよく見直して欲しい。
話がそれたけど、「おびら鰊番屋」はニシンを全面的に押し出した道の駅です。
道の駅 おびら鰊番屋
重要文化財のすぐ隣が道の駅
鰊のシルエットやタコのシルエットのアルミ板がタイラップで止められていて、このアルミのニシンにメッセージを書けるようになっている。
北加伊道の名付け親「松浦武四郎」氏
北海道の人で、この名を知らない人はいないだろう。(そうであってほしい)
北海道が開拓150年、彼が北加伊道と名前をつけてくれるまで蝦夷地と呼ばれていたものね。
北海道各所、実に56か所に松浦武四郎の記念碑が建っています。古いものは大正8年、最新のものは平成26年建立。北海道命名150年、武四郎生誕200年となる平成30年(2018年)は、さらに増える予定です。
https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/kanko/matuuratakeshirou.html
松浦武四郎さんは、三重県のご出身なんだけど、蝦夷地に来ていろいろ調べてくれたので北海道ではすごいヒーローなんです。地元の北海道新聞の記事の中には、彼の特集記事が掲載されていました。父がその記事を取っておいてくれたので読むことができました。
アイヌ民族の人権や生活を守るために、北海道のとある山のルートには、わざと違うルート(通り抜けにくく、挫折を味わわせるようなルート)を記載したんじゃないかというような内容でした。
本当は、あっさりいける簡単なルートがあるけどそれを政府に報告したら、「アイヌ民族の生活が脅かされてしまうかもしれない。」そんなふうに、アイヌ民族の立場で物事を考えて記述したのではないかと察することができます。こんな人情深い松浦武四郎氏に、アイヌ民族の人たちは心を開いていきます。彼がいなかったら蝦夷地はロシアに奪われていたかもしれません。武四郎さんの一つ一つの丁寧な仕事が今の北海道が、北海道として守られたんだろうと思います。
国道232号沿いにある国の重要文化財で北海道遺産にも登録「旧花田家鰊番屋」の国道を隔てた海側には松浦武四郎の像が立ち、その傍らに「名にも似ずすがたやさしき女郎花なまめき立てるおにしかの里」の歌碑も。幕末の探検家・松浦武四郎は鬼鹿には4度足を運んでいますが、この歌は『西蝦夷日誌』に収録されたもの。
https://hokkaido-travel.com/spot/visiting/ho1148/
駐車場も広いし、夕日が綺麗です。
松浦武四郎氏の著作物
Kindle版読み放題らしい 北海道国郡全図1869 復刻版: 北加伊道の名付け親 幕末の探検家 松浦武四郎が遺した地図
松浦武四郎の原著「近世蝦夷人物誌」
レアな本 蝦夷日誌 (1962年) (時事新書) 新書 – 古書, 1962/1/1
ああ、ありがたやありがたや。
次は「vol.4 しょさんべつ天文台とみさき公園からの夕陽」です。
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