【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第37回 雲の種類について

2020-11-12 19:30-21:00

今日は、講座が多いですね?

前回は、大気光学現象を中心に紹介しました。今回は、その続きのようなものですね。大気光学現象と雲の説明をいっきに学ぶのは覚えきれず混乱してしまいますので、分けて整理してから覚えたほうがよさそうです。

これから石川県は冬を迎えます。上空では様々な雲の様子を見ることができると思います。それに、雲は被写体の主役としても申し分ない対象だと思います。

ただ、主役にしたいのであれば、どう言う雲なのかある程度知っておいたほうが良いと思うんです。撮影した本人が何を撮ったんだかわからないといった写真では、薄っぺらい作品になってしまうと思います。

とはいえ、私は空の専門家ではありませんので、私の説明も薄っぺらいですから、本当に興味のある方は、まともな人が書いている専門書をよく読んだり調べたりすることをお勧めします。

雲はどのあたりで発生するのか

雲は、対流圏というエリアで発生します。

次、は雲の分類(高度、上昇流)を紹介します。

高度による雲の分類

上層雲・・・巻雲、巻積雲、巻層雲

中層雲・・・高積雲、高層雲、乱層雲

下層雲・・・積雲、層積雲、層雲

積乱雲は、雲が垂直に発達していくタイプなので、地上付近からおよそ16kmほどの高さにまで発達するようなので、分類は難しいですね。

上昇流による雲の分類(対流雲と層状雲)

①大気の状態が不安定な時に発生しやすい「対流雲」

対流雲とは地面から真上に向かって空気が上昇しているときに発生する雲のことです。対流雲は更に 「 積雲 」 と「積乱雲」 に分けることができます。

上昇気流があっても、それほど強くなければ積雲となり、非常に強い上昇気流があれば積乱雲になっていくということですね。

②対流雲以外は全部「層状雲」

積雲と積乱雲を除く、下層、中層、上層の雲のことを言います。

次はとても有名な10種類の雲についての説明です。

十種雲形

十種雲形では、高さと、形で名前が分けられています。

また、雲の名前には俗称があります。俗称(わたぐも、ひつじぐも等)の方が、皆さんに馴染みがあるのではないでしょうか?

積や層など言葉が表す意味

下層雲

層雲

層雲 俗称「霧雲」

写真は、鶴来の山。山が白っぽくなっている部分が層雲。

積雲

積雲 俗称「綿雲」

よく見るタイプの雲です。

これも積雲。結構大きかった。

層積雲

いかにも層積雲!というようなわかりやすい写真が手元にないけど、この写真だと、山の向こう側が天気悪い感じがするでしょう?

層積雲 田んぼから見上げて撮影したもの
標高800メートル程度の里山から見たもの

空全体に広がるロール状に並ぶ綺麗な雲も、層積雲です。綺麗な写真が手元になかった。

俗称は「曇り雲」というので、見たまんまですね。

中層雲

高積雲

高積雲 俗称は羊雲

高層雲

高層雲の写真もありません。標高の高い山に登って、全体的に薄暗く、天気悪いなあ、雨降るなこれ、という印象の雲です。

俗称は「おぼろ雲」

乱層雲

乱層雲の写真も手元にありません。天気の悪い時にカメラを出さないんです。でも、自分がこんな講座の内容にしたんだから、そのうち撮ろうと思います。

乱層雲の俗称は「雨雲」です。その雲の下は、絶対に雨が降っていると言う雲ですね。

上層雲

巻雲

巻雲 俗称は筋雲

ハケで描いたような形になるのが特徴です。誰が見ても発見しやすいと言うか。真っ白くて、綺麗で好き!

巻雲の変化を観察して見ました↓↓

同じ雲だとわかるでしょうか?塊が、どんどん分離していっているようですね。この日は風が強くて、西にあった巻雲は、どんどん東の空の方へ流されながらこんな風に形を変えていきました。べつに、よくあることで珍しいことではないのですが、久しぶりにじっくりと観察して面白かったです。

巻層雲

巻層雲 俗称は薄雲

この写真は、そもそも「月暈」を撮影したものです。

つまりです、巻層雲っていうのは、暈が出やすいのです。空にうっすらとヴェールのような雲が出ていたら、太陽や月がある方向を見てください。

目で見ると危ないので、広角レンズで写真を撮って見てください。周りに、こんな暈がでているかもしれません。

写真は、フルサイズ14mmで撮影したものです。構図に余裕がありますね。

巻積雲

巻積雲 俗称「いわし雲」

高積雲よりも、雲が細かいんですよね。はじめは違いがよくわからないのですが、観察を続けていくと判断できるようになってきますね。

積乱雲

かっこいい積乱雲の写真がないのですが、すごく大きな雲です。そのため、カメラのフレームに収まりきれないかもしれません。

見比べて見ましょう

雲の写真だけを見ても、違いがわかりませんよね。

レンズの焦点距離によっても、写り方が変わってきます。基本は、空の写真は広角で撮るものだと私は思っています。

何か対比することができるサイズのものと雲を構図の中に入れることで大きさがよくわかります。

雲の比較

左が高積雲です。なんとなく、マシュマロのような、ムニュムニュした感じがしませんか?

ムニュムニュしているので、高積雲かな。笑

一方、右側は巻積雲です。ムニュムニュした高積雲と比べて、とっても細かい感じがしませんか?

比べるとわかりやすいですね。

焦点距離の比較

今度は、同じ被写体を違う焦点距離で撮ったものです。

iPhone11は、こんなにも広い範囲で撮影ができます。

空全体や、広い土地など、雄大さを表現するならやはり広角レンズに頼らざるを得ませんね。

左側のiPhoneXは、長方形の対格を使ってなんとかフレームに収めた感じですが、雲をクローズアップしたように写ってしまいます。これが悪いわけではないけれど、青空の面積がもう少しあったほうが好きです。

もちろん、好みの問題だけれど。

雨になる高積雲

この高積雲、どんどん空にエリア拡大しちゃってる。どんどん押し寄せて、空いっぱいになると雨になるんですね。

まとめ

・雲には高度による分類がある。(上層、中層、下層)

・雲には上昇流による分類がある。(対流、層状)

・雲には、10種類それぞれに名前がついていて、それぞれに俗称がある。

・俗称は、雲の形や雲の見た目から連想されるあだ名のようなものである。(例えば、「天使の梯子」というのは、十種雲形でいう層積雲の雲間から太陽の光が差す現象というパターンが多い。しかしながら、その光が上部方向や、四方八方に光芒が出ていた場合、梯子というものからかけ離れていくと思います。)つまり、比喩なのです。

山から湧いているような雲のことを「山旗雲」と呼ぶ、という文章だけを読んでいると、山から湧いている雲はぜんぶ「山旗雲」だと思い込む人が大変多くいるようであるがそういうことではない。

山の頂上からまるで旗を立てたような形の雲が湧いていたら、それは「山旗雲」と呼べると思う。でも、どうやっても旗に見えないような形だったり曖昧な形であった場合に、そういうものを「山旗雲」と安易に呼ぶのは浅はかだと思う。

勘違いされやすい対象なので、はっきり主張するけど

(山から湧き出た雲≠山旗雲)

(雲間から光が漏れた光線≠天使の梯子)

かならずしも、=になるわけではない。ということである。

微妙な時は、十種雲形に戻るか、自分が感じたありのままの形を比喩にすればいいだけなのである。

その場合、人によって感じ方が違うから好きに呼べばいい。

「まるで、ドーナッツみたい」「まるで、メロンパン見たい」など、例えが小学生レベルで申し訳ないけども、人によって違う形に見えて面白い。好きに呼んで良いのである。

学名とかレアとかはおいといて、、、

雲は、国際基準で分類されているけれど、学名や分類などにこだわらず、かわいい形の雲とか好きな形の雲を見たら、その雲にあだ名をつけて呼ぶのは自由だということ。

毎日空を見上げるのが楽しくなる雲の存在

雲のことを知ると、「今日は、どんな天気かな?」「空にはどんな雲が浮かんでいるだろう?」と、わくわくしませんか?

また、あの雲だからあの現象が見られるかも。という予測もできます。

「何も撮るものがない。何を撮っていいのかわからない。」

そんな人は、空を見上げて撮ってみては?白い被写体は難しく奥が深いものです。それに、雲は雄大なものもあり焦点距離の勉強にもなります。一番身近で素晴らしい自然を見届けてほしいです。

次回は11月26日

次回は、「展示発表について話し合おう」です。

決めることがたくさんあります。

・写真のテーマ

・写真のサイズ、フレームのタイプ、場所

などなど。。。

過去に撮影した写真を2Lサイズにしてご持参いただくと、展示のイメージが湧いて良いと思います。

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