【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第130回 ロモインスタントに挑戦

2024-09-26 19:30-21:00 北國新聞文化センター 写真教室 | 講師: 清水 梅子

みなさんこんにちは、今日はロモグラフィ社のロモインスタントというカメラについて学んでいきます。

北國新聞文化センター 写真教室 | 講師: 清水 梅子

ロモインスタントを使う理由

なんで、デジタルカメラ(ミラーレス・一眼レフ)で写真を上手に撮りたいのにこんな授業内容を?と思われた方もいるでしょう。まあ、そういう疑問を持つ理由もわかります。

わかるのですが、ロモインスタントで「適正露出の力試し」をすると言うのが一番の理由です。

小さなサイズでプリントされるチェキ。構図や露出について、今一度よく考えて撮影すると言うことに没頭してもらうためでもあります。

1枚あたり150円というコスト

写真撮影するのに、1枚約150円と言うコストを誇るinstax miniは、今、世界中で大人気です。こんなに高くても、需要があるのでバンバンと売れています。

写真1枚に150円は高いのか?安いのか?

フィルムカメラのフィルムは、36枚どりで、1800円程度なので1枚あたり50円。そこに現像代金を入れて、36枚のフィルム現像量が、1000円だとして1枚あたり約28円。さらにL版プリント1枚60円程。

50+28+60=138円

と言うざっくり計算になりますが、フィルムカメラの撮影と変わらないですね。

ただ、現像される手間とか時間がめっちゃ早いわけです。インスタントというのは、即席という意味で、シャッター押してフィルムが排出されたら後は数十秒待つと現像されてしまいます。

この150円に、何を込めて撮影するか?

ロモインスタントで自分の感性を引き出して

ロモインスタントのカメラが持つ機能・性能を上手に利用して、意図したものを撮る。これができたら最高です。

この1枚にかけた苦労は、何年経っても簡単に忘れられないはずです。写真というのは、その時の記憶を蘇らせてくれる優れたものだと思います。

早速、instax mini フィルムをカメラに装填

今回、ロモインスタントを初め使う受講生さんもいるので、一緒にフィルムを入れていきます。

①まずは、箱から出して、銀色のパッケージを開封。
北國新聞文化センター 写真教室 | 講師: 清水 梅子
②フィルムの黒いカートリッジに、黄色い印がありますね?
北國新聞文化センター 写真教室 | 講師: 清水 梅子
③カメラの裏蓋を開けると、黄色い印があります。黄色い印がそこに来るようにカートリッジを入れたら、裏蓋を閉目ましょう。これでフィルム装填は終わり。
北國新聞文化センター 写真教室 | 講師: 清水 梅子
④最後は、電源を入れて1枚だけシャッターを切ります。

すると、黒いプラスチックのカバーが排出されます。これは、フィルム装填の際、フィルムが光に当たらないように保護されていたカバーです。この時に、正しくカバーが排出されるかどうか確認しましょう。無事にカバーが排出されたら完了、もう撮影を始めることができます。

ロモインスタントの使い方説明

北國新聞文化センター 写真教室 | 講師: 清水 梅子

ロモのカメラスペックの説明です。シンプルです。

北國新聞文化センター 写真教室 | 講師: 清水 梅子

カメラの露出表、部分名称、何をするための部分なのかどうかを説明しました。

北國新聞文化センター 写真教室 | 講師: 清水 梅子

このカメラ、電源をOFFにすると全てリセットされてしまうんです。一部を除いては。

それは、撮影時のMXと言うモードの部分です。ここだけはリセットされません。また、ピントもリセットされないですが、圧をかけるとコンパクトになってしまいピントはリセットされてしまいます。

指差し確認をしてから、フィルム排出をしましょう

先ほど述べたように、電源OFFにするとカメラがリセットされてしまうのです。なので、指差し確認をして撮影を行いましょう。

北國新聞文化センター 写真教室 | 講師: 清水 梅子

撮影後に、フィルム排出させるときは、MXモードのボタンを解除すると、フィルムが出てきます。

どんなものを撮ってみたいかな?

今日は、受講生のKenji T.さんが過去に撮影した素敵な作品を、綺麗にアルバムの中に収めて持ってきてくれました。初めて撮影する人が、「こういう素敵なものを撮りたい」と言っていたので

どうやって撮影をしたのか、撮影レシピを紹介していただきました。

北國新聞文化センター 写真教室 | 講師: 清水 梅子

やってみないと、イメージがわかないところもあるので、後はどうしたらこうなるかというところを、慣れるまでやるしかないので頑張ってください。

ロモインスタントやチェキに関する記事はコチラ

行き詰まってしまったり、やっぱりわかんない。そんな時は、これらの記事を読んでみてください。

知りたいところだけじっくり読んで、後はすっ飛ばしてもO.K.

次回は、10/10 とりあえず撮りたいものを撮ってこよう

ロモインスタントを使って、撮りたいものを撮ってきてください。うまく撮れなかったものも全部持ってきてください。どうして、うまくいかなかったのか、どうして失敗したのか。

原因がわかるもの、わからないもの、その次に生かすために、失敗したものも全て持ってきましょう。

それでは!

◆北國新聞文化センター 写真教室 | イオンタウン野々市教室 (石川県野々市市白山町4−1)◆
講師: フォトグラファー 清水梅子 | Yusulaco Shimizu

社会人の方がお仕事の帰りに学べる、19:30から21:00までの夜間講座です。「1眼レフを買ってみたものの、使い方がよくわからない」「こんな風に撮りたいのに、どうやったら撮れるの?」という悩みを抱えていらっしゃる方から「グループレッスンでみんなと一緒に学んでいくのが好き」という方など、受講動機は様々です。座学では、カメラの仕組み、レンズの特徴、構図の撮り方、色のこと、たくさん学ぶべき内容があります。夜間なので、課題(宿題)に取り組んでいただき、発表や仲間が撮影したものを鑑賞・そして講評などで知見を深めていく講座です。体験、ご参加、お待ちしております。

コメント