2022-12-08 19:30-21:00
みなさんこんにちは。
今日は、フィルム再装填が可能である「レンズ付きフィルムカメラ」で、フィルム再装填する方法をやります。
いくら優秀な受講生たちでも、27枚または36枚のフィルム1本だけで作品を撮ってくるとなると不安でしょう。
フィルム一本しか使ってはいけませんっていう課題にすればできるでしょうけど、今回は作品展用にパネル4PWを展示するので、フィルム装填できるように練習してもらうという感じです。
受講生たちが、無事にフィルム一本使い切ってきたようです。
多重露光に挑戦して、重なりにずれがあったみたいで、ノーカットで戻ってきたようです。
みんなで、どんな写りかな?と、ワクワクしながら、ルーペでのぞきました。
さて、ワクワクして楽しんだあとは、フィルム装填をやります。
その前に、フィルム取り出しの復習です。
まずは、フィルムを取り出そう
フィルムカウンターがこれ以上カウントできない状態になったら、フィルムがなくなって撮影終了です。その状態になったら、フィルムを取り出して現像に出しに行こう。
フィルムの取り出し① カメラ本体の底のシール部分をカットしましょう
シンプルユースは、本体の底にシールが貼ってあります。シールの粘着が結構強いから、綺麗に剥がれないんです。もし綺麗に剥がしたかったらアイロンとかを上手に当てて剥がしたら良さそうだけど、本体プラスチックだし、アイロン当てたら本体溶けそうだよね。溶けない温度でやらないといけないよね。とか、色々気を使うことになりそうだから、手っ取り早いのは、蓋が開く部分に張り付いているシールをカッターできるのがオススメ。力を入れすぎず、シールだけが切れるように上手に開けよう!
フィルムの取り出し② ファインダー(覗き穴)からみて右側側面にある↓矢印マークを下へスライドさせよう
矢印を下にスライドさせただけだとOPENしにくいので、右手の人差し指で下にスライドさせた状態を維持したまま、左手でパカっと開くイメージで開けてみてね。
フィルムの取り出し③ パカっと開いたらフィルムを取り出そう
フィルムはカメラ本体の底の方へスライドさせて抜くような感じにすると抜き取りやすいです。
フィルムの取り出し④ フィルムを抜いたら取り出し作業は完了!
フィルムを抜いたら、フィルムは現像に出しに行こう。Lomoのフィルムを不審に思う写真屋さんもあるから「写真の文明堂」さんへ現像出すのがオススメだよ。
郵送の現像サービスもあるから、遠い地域の人も現像してもらえます!
さあ、このまま、フィルム装填をしていこう!
ここまでは、受講生の方で各自完了しました。
いよいよフィルムリロード(装填)開始! ←自己責任ね
用意するものは、フィルムを抜き取ったシンプルユース本体と、次に使いたいフィルムです。
※フラッシュをOFFにした状態でフィルム交換してください
感電してとっても危険らしいので、気をつけようね。
って感じのやり方です。
フィルムの再装填① 蓋を開けて
フィルムの再装填② 使いたいフィルムをフィルム室に入れる
フィルム室は、右側になります。フィルムの凸部分が上になるよ。
フィルムの再装填③ フィルムカウンターを E にする
フィルムを装填するときに気をつけたいのは、このフィルムカウンターがEになっていない場合があることです。Eにしておかないと、フィルム装填をしたとき、フィルムカウンターが正しくフィルム残量を示してくれません。。。もちろん、気にしないという人はいいのだが。。。
フィルムの再装填④ フィルムを入れて、フィルムをスプールに巻きつけよう
この時点で、暗箱(ブラックボックス)の中で作業ができると、フィルムを感光させないから無駄なくフィルムを使うことができるよ。暗箱は、自分で作ることもできます。両手を入れて作業できる程度の大きさの箱(ダンボールとか遮光できる箱)の中に穴を開けて、その穴から光が漏れないように黒い布などで塞げば良いんだよね。持ち歩き用の黒いダークバッグなんて言われる便利なものも売っているけど、最近は手に入らなくなってきた気がする。。。銀行員の方がよく袖につけている黒い腕サックのようなものを段ボールにくくりつけたら良いと思うよ。でも黒いだけじゃ遮光できないので、遮光カーテン素材とかで作るとなおよし。ダンボールもどこかから光が漏れないように、アルミホイルを張ってからガムテープで塞ぐなどとにかく遮光できているのが良いです。まあ、そんなような中でここから作業できると、フィルムが無駄なく使えるって話です。
で、スプールって何?って感じだと思うんで、この写真をご覧ください。
蓋の根本というか、左側の部分。これが、スプールに相当する部分です。んで、上の方に出っ張りがあるんだけど、見えますか?この出っ張りに、フィルムのパーフォレート部分(穴)を引っ掛けて、フィルムが巻かれていく仕組みになっているんです。
フィルムを出っ張り(スプロケット)のところまで、引っ張り出してぇー
左下のレバーを、反時計回りに動かして、フィルムが巻けたらストップ。
このレバーの名前は、フィルム巻き戻しクランク。言葉が色々多いね。。。まあ、今は覚えんでいいよ。
こんなふうに、巻くことができたかな??
そうしたら、そのあとは、蓋を閉めて。
そして、動画を見てねwww
フィルム装填を動画でご覧ください!
最初からこれを見せろって話ですね。
フィルム挿入から、フィルムカウンターをEにするまで
24枚フィルムを装填します。
フィルムをスプールに巻きつけて、フィルム装填完了までの動画
24枚だけど、カウンターは27枚になりました。このやり方だと初めの2〜3枚は感光している可能性大なので24枚くらいって感じですね。
個人的に思うことは、フィルムは24枚も36枚も現像量が同じだから36枚がお得だよね。自分でやってみてね⭐️
暗闇の中で作業して!
今動画でお見せしたのは、明るい場所でした。自分は、遮光カーテンした部屋に暗箱の中で作業してフィルムを有効に使おう!ダークバッグを持ち歩いても良いし、黒いフェルトなんかを段ボールの内側に貼り付けて、自作の暗箱を作っても良いんだよ!
フィルム装填が無理なら、行きつけのカメラ屋さんにお願いしよう
自力でできない場合は、現像を出す際そのお店でフィルムを購入して、フィルム装填してもらうと良いです。マナーとしては、そのお店でフィルムを買って、現像に出して、フィルム装填してもらう。そういう人間関係を作っておくことも大事だよ。
これができたら多重露光ができる
シンプルユースで多重露光をするには、撮影した後、フィルムを巻き戻しクランクで巻き戻せば良いのです。
オススメは、最初から多重露光をするつもりで、撮影した枚数を覚えておきます。その後、フィルムクランクで止まるところまで巻き戻します。
フィルムをパトローネの中に全部回収してしまった場合、救済方法はありますが、そんなに多重ばかりしなくっても良いと思うから、10枚とか20枚って決めて、撮るのが良いと思います。
次回は2023年1月19日(木)課題作品をご持参ください〜
次回は来年です。作品展の準備になります。
作品展の準備では、シンプルユースで撮影した写真を自分で選び、組写真風にする4枚を選び、タイトルなどもある程度考えてきてください。
必要な持ち物
・カッターナイフ、カッターマット、長めの定規(50cmくらいあると良いです)、写真を包むような布やフェルトなど
・写真は4PW(365×254)でプリントしてきてください
・両面テープ付き発砲シート5mmまたは両面テープと発砲シート5mm
展示は21日からなので、当日は忘れ物がないようによろしくお願いします!!
それでは、また来年!
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