オススメのレンズは単焦点。
単焦点レンズは、レンズ枚数が少な目に設計されていて F値の明るいものが多く効果が出やすいです。
開放F値をしらべましょう。
使うレンズの開放F値を調べましょう。ボディとレンズをセットで購入された場合は、ズームレンズが多いです。ズームレンズだと、「18mm-55mm」だったら、「3.5-5.6」と言ったスペックが多いです。
カメラレンズのどこかに書いてあることが多いです。よく見て見ましょう。
マニュアルフォーカスに設定しましょう。
フォーカスの設定です。大体の方は、ピントはオートフォーカス(AF)になっているでしょう。そこを、マニュアルフォーカス(MF)にします。
一眼レフだと、レンズの左側に AF/MF こんな切り替えがあるかなと思います。またはカメラボディにMFが設定されているカメラもあります。
ミラーレスだと、「Fn」ボタンやメニューなどから設定を変更しなければならないものが多いです。
わからなければ、取扱説明書を見ましょう。
カメラの設定
しつこいですが、カメラの設定の再確認です。
⬛️一眼レフの場合⬛️
・カメラボディの設定がオートの場合MFにできない場合があるので、AかMに設定しましょう。
・レンズの設定をMF(マニュアルフォーカス)にしましょう。
・F値を開放にしてください。
⬛️ミラーレス一眼の場合⬛️
・カメラボディの設定がオートの場合MFにできない場合があるので、AかMに設定しましょう。
・F値を開放にしてください。
・機種によりますが、Fnボタンや、メニューからフォーカスモードをMFにしましょう。
写真左下のMFというのが、マニュアルフォーカスになっている状態。
ピントをぼかしましょう。
被写体は、ライトやろうそくなどが良いです。光ですね。それが、一番大きくボケるように、ボケにピント位置を持ってきてください。そのためのマニュアルフォーカスです。ピントリングを右に回すのと、左に回すので、大きさが変わりますから、一番大きくボケるところに合わせておきましょう。
自作絞りフィルターでろうそくの光を撮影したもの
3個のろうそくを使いました。
ろうそくの位置を変えると、こんな風になります。
馬は、クラフトパンチであけて作りました。
いびつな形にしても、ポップで可愛い感じになります。
LEDライトとろうそくで撮影したもの
左下が欠けています。これは、絞りフィルターを指で押さえた時に指で隠してしまったせいです。テープで貼りましょう。
ろうそくと、LEDライトと、赤いセロファンを貼った赤いライトをつけました。
りんごは、カーブが多く、切り抜くのに少しテクニックが必要かもしれませんが、デザインカッターなら大丈夫です。
これからは、ハロウィンなどのイベントがありますから、こんなのも良さそう。
日本人は、クリスチャンじゃなくてもクリスマスケーキを食べたり家族で祝ったりします。クリスマスはイベントです。
ろうそくの光とLEDが重なっていました。ろうそくの光に露出を合わせているのでLEDが明るすぎてシルエットがぼんやりしています。
色を変えて撮影したもの
ライトそのものに、カラーセロファンを使って色をつけても良いですし、絞りフィルターにカラーセロファンを使っても良いです。
また、ホワイトバランスで色を変えても良いです。
色味を変える方法は、一つではありません。
絞りの形が光の形になるということ
これ、レンズのリア側です。絞りの形、丸いです。
だから、光が丸い。
これは、わざと羽の形を強調するために開放にしなかった。f2.8くらい。
ハニカム構造みたいになった。六角形、羽の形にボケています。
レンズ側に自作絞りフィルターをつけて、ろうそくを覗いた状態
ボケは星の形になる。
それだけのことです。
さいごに
仕組みについては、今回は説明しません。「こんなことをしたら、こうなるんだ。」ということを、シンプルに知っているだけで良いです。仕組みは、またいつかの授業でするつもりです。
受講生の様子を見て感じたこと
・ピントをマニュアルフォーカスにして、一番ボケた状態にすることが難しそうだった。
・単純な仕組みについて説明はしているが、仕組みが理解できないと、すんなり入ってこない、腑に落ちない場合があるということ。
・うまくいった、いかないは別として、最後まで一生懸命取り組んでいる受講生がたくさんいて嬉しかった。
次回の写真教室は、 10月10日です。
受講生の復習
(追記日2019.10.11)
受講生の方が、この回で学んだことを自宅で復習して来てくださったようです。
りんごの自作フィルターを、ご自宅のランプでぼかして撮ってくれたようです。
上手に撮れていますね!!
講師としてはとても嬉しいです。
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