2024-03-28 19:30-21:00
みなさん、こんばんは。日本で3月というのは、とても忙しい時期ですね。そんな中、課題を出すというのは若干刻のような気もしますが、今後役に立つこともあるであろう課題なので、積極的に取り組んでいただきたい課題となっております。
セルフポートレートで最も難しい部分は?
これまで、ネイチャーフォトを中心に撮影してきた受講生たち。そんな彼らにとって難しい部分とはなんでしょう?
それは、自分自身が被写体になるということです。
撮られ慣れている人にとっては、なんの苦でもありません。撮りたい構図を決めて三脚を立てて、ピントをMFで合わせて自分がそこに位置すればいいだけです。
ですが、写ることが苦手な人はたくさんいるようです。受講生の中にも、撮影が上手だけど自分が被写体で写るということにとても抵抗がある人も中にはいます。
この試行錯誤をしていくと、「自分のいい感じの写り方」がわかってきたり、時には「撮られる人の気持ち」がわかったりするのではないでしょうか。
あとは、どこにこだわっていくのかということですね。
レンズの特性をどう活かすか
これはセルフポートレートに限った話ではありませんが、受講生によってカメラメーカーも使用レンズも、焦点距離も全く違うものを使っているため、統一ができません。また、同じ焦点距離だとしてもメーカーによって歪曲収差のタイプが違います。他の人の真似をしたところで、全く意味がないのです。
自分のカメラ機材は、自分がよくわかっているという状態になっていただくために、まずは特性を知る必要があります。
根本的なレンズの仕組みというのは、大きく差はありませんが、開放F値が違う、単焦点レンズを使っている、望遠レンズしか持っていない、広角レンズが好きだからこれを使いたい。自由なのです。ですが、それを使う前にどんな特性があるのか、確認してみましょう。
焦点距離16mmと35mm撮り比べ
過去にも、レンズの歪曲収差のタイプを知るために過去にやってことではありますが、このレザーリュックを被写体に撮り比べてもらいました。
この画像は、受講生からお借りしました。
Kenji Torigoeさんありがとうございます。
ご覧の通り、16mm歪んでるよね。なんとなく、パンパンに膨らんでいるような。
歪みを生かすには?
まあ、人っていうのは、少しでもよく写りたいって思う人が多いね。広角で撮影する時点で、本来のその人の顔の形とは違うように映るわけでしょ。面白い顔になるように撮るとか、中央が膨らんだように映るのだから、被写体は逆に窪ませればいいわけだよね。そんなことを考えながらとってみるのも、面白いかもしれません。
人物ではなく、別の被写体を撮影すればダイナミックに表現できるかもしれないよね。
果たして、人物に向くレンズなのか。よく考えて使うと良いですね。
色々とってみたらいいと思う。レンズって奥が深いからね。。。
次回は、2024年4月11日(木)「桜の風景のセルフポートレート」
風景の中に写る自分なのか、自分と風景なのか
どちらでも構いません。「桜風景+自分」「自分と桜風景(背景)」どちらでも良いということです。自分が被写体として主張するのが苦手な方でも、セルフポートレートとしては撮りやすい内容になっていると思います。
皆さんの作品、楽しみにしています!
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