2024-01-20から2-12
皆さんこんにちは、北國新聞文化センター 写真教室の講師 清水です。
また今年もやってきました!年に一度、受講生たちの成果発表である展示会です☆
写真教室は今年で4回目の出展となります
1回目のテーマは「四季彩」。受講生が、四季折々の写真を飾るもので。イメージとしては受講生たちで年間カレンダーの写真を作るようなイメージです。その季節を感じさせる光、彩などを切り取ったものを展示し、造語「四季彩」というテーマで作品を発表しました。とても鮮やかな作品が多く、好評でした。
2回目のテーマは「部屋に飾りたい写真」です。カンバスプリントA2サイズなので、良い写真ほど映えます。受講生が「家のどこに写真を飾ろうかな?」と、飾る場所を想定して写真を選びました。玄関、お部屋、リビング、茶の間、、、または贈り物として。サイズが大きく、見応えのある作品が並びました。
3回目のテーマは「DAY〜組写真風」各々ある日の1日を組写真風に発表しました。休日だったり、お仕事の1日だったり、日常生活を意識したものです。大変だったのは、レンズ付きフィルムのネガフィルムで撮影したことです。日頃デジタルカメラで写真撮影をしている時代ですが、フィルムで撮影することに挑戦してもらいました。レンズ付きフィルムの辛いところは、カメラ設定やレンズを変えることができないところです。感度はフィルムを変えれば明るくできますが。。。レンズ付きフィルム代、現像代、プリント代。いちいちお金がかかるので、失敗せずに、1枚1枚を大切に撮りたい。時間とお金をかけて苦労した内容でしたが、楽しんでいただけたかなと思います。
水のある風景
今回のテーマは「水のある風景」です。今まで、やったようでやっていなかったテーマです。水といっても淡水から海水まで幅広く、水を感じさせるネイチャーフォトに挑戦してもらいました。
写真らしいフォトフレームですが、どうしてもガラスの写り込みがありますね。
受講生たちが、お仕事の合間に積み重ねてきた小さな努力が、撮影技術に磨きがかかり、写真に現れます。千載一遇のチャンスを狙ったものから、過酷ささえ感じさせるもの。どれも味わい深い作品となりました。
フォトフレームに入れて、1年間の成果を発表すると言うのも、大切な儀式のように思います。たくさん撮った写真を、データのまま眠らせているよりもプリントしてフォトフレームに入れて、たくさんの方に見てもらえることが、写真本来のあり方だと私は思っています。
キャプション一覧
実際に作品を見てくださった方から、嬉しい言葉をたくさんいただいています。「今年もステキですね!」「えー、これ、すごい、、、」「キレイ」「かわいい」と、いろんな反応がありました。嬉しいです。みてくださり、ありがとうございます。受講生に伝えますね。
まずは、カメラを持って出かけよう
写真撮影というのは、見た目以上に苦労したり、全然苦労してないのにタイミングよくあっさり撮れたりします。時には、何を撮りたかったのか伝わらなかったり、過大評価されてしまったり。いろんなことがあります。
写真で重要なことは「撮影者の気持ち」です。「何をどう撮りたくて撮ってきたのか」。それは、教えることではなくて自分の感情を自分で引き出してもらわないといけません。感情は、人から教えてもらうものではありません。あなたがただ感じるだけです。
その感情の表現が、「写真」というだけのことです。その表現が他の人に伝わるようにするために技術的アプローチが不足しているようであれば、技術的なアドバイスをします。やり方がわからなかったら、やり方を教えます。また、なぜこの方法が伝わりやすいということになるのか、も理論立てて説明します。
写真に限ったことではありませんね。物作りでも、絵画でも。
「私は何を撮りたいのか?」心に聞いてみてください。機材は関係ない、シャッターチャンスはそこらじゅうに転がっています。転がったものを、たくさん拾えれば「今日は良い写真たくさん撮れた」と、フォトライフが充実します。
深く考えず、カメラを持っておでかけしましょう♪
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