【思いが伝わる！見せたくなる写真教室】第119回桜の風景の中のセルフポートレート

2024-04-11 19:30-21:00

みなさんこんばんは、今日は毎年恒例「桜」シリーズです。桜って、綺麗だよね。沖縄の桜は見たことないけど、どんなかな？

石川県は、ここ数日で桜は満開。至る所で、ピンク色です。

今日は、作品発表の日です。

これまでに2回、セルフポートレートの練習を経て、それは今日この日のための練習であったのですが、どんな作品が見られるかな。楽しみ。

発表の様子
受講生による作品発表
今後の日程スケジュール
次回は、2024年4月25日（木）です。
過去の「桜のある風景」blogはコチラ↓↓

発表の様子

受講生による作品発表

ポートレートをどこまで意識しているか。自分が風景の中に溶け込むか。これらの写真には、受講生たちの想いや葛藤が詰まっています。

Non title☆☆☆ / Naohide Takamura

大好きな青い服を着て、自分を撮る。自分をしっかり主張できていてカッコイイと思う。ポートレートって、その人そのものなんですよね。同じ場所、同じ光、同じ機材で別の人がすり替わったとしても、同じようにはならないです。似せることはできるけど、その人にはならないのです。ポートレート写真には、その人柄のようなものがなんとなく現れたり、その人の癖や生活、時にはその人の気分まで見えてくることもあります。他の誰でもない「唯一無二のあなた」が私には感じられました。まだまだ自分らしさを引き出せそう。そんな感じが伝わってきます。

「公園で、一人撮影するのは勇気が必要でした。ピント合わせとポーズが難しかった」とのことですが「色々やってみた」感がすごく伝わってきます。左下の写真から「どんなポーズ撮ったらイイだろう」と言う表情がよく捉えられています。Tさんは、スタイルが良いので「大好きな青いシャツと青い靴」の全身もよかったのでは？今後、ぜひ色々お試しください。ポージングを考えるのも楽しいです。

「また来年も来ようね」 / M.Maruyama

天候に恵まれ、桜のピンクとグリーンの対比がとっても綺麗です。爽やかな水色のシャツと靴もこの風景に似合っています。一番良いタイミングでお仕事を休んで撮影に行く作戦は大成功、最高の１日だったことでしょう。

「愛犬との写真を撮ることができてとっても嬉しかった！」という素敵な気持ちを忘れずに、今後も撮り続けていただけたらと思います。色表現はカメラメーカーなどに依存するため色味をいじる必要はありませんが、カメラ設定が特に理由のない「なんとなく」という気まぐれ感があるようなので、今後はもう少しカメラ設定にも目を向けると良いのではないでしょうか？また、人物同様、犬も生き物なので、ダラダラと時間をかけて撮影するとモチベーションが下がるのは当然です。犬の命は人間の1/7程度と言われています。人間にとっての10分は犬にとって70分くらいと言われています。写真にばかりに注意を奪われないよう、被写体にされる犬の気持ちをしっかり考えて、撮影プランを練りましょう。

「花は桜木、人は武士」 / Kenji Torigoe

本気の趣味ってこういうことだよね。まず、重量のある甲冑とヤリは全て私物。撮影地は北陸地方の唯一の天守と言われる丸岡城。日本国内にはこの丸岡城を含め他に12城あるようです。石瓦の屋根は現存天守では唯一の事例で、大変貴重な望楼型天守となります。この素晴らしい建築物に恥じない作り込んだ本気の姿には、戦国時代を生き延びた天守も後に植えられた桜も、見守りつつも何かと思いを馳せたことでしょう。本気と書いてマジって言うのが伝わってきて胸が熱くなります。驚きと感動をありがとう。

「子どもの頃、ずっとこんなのを撮ってみたかった」と言う何十年越しに叶えたこの写真。うまく横位置で収めてあるし、試行錯誤されたことでしょうね。もっと書きたいことがありますけども、この辺にしておきます。拍手！

「春を感じて」 / Makiko Otera

うまい。恋人が後ろから撮ったような、雰囲気のある1枚。満開の桜のトンネルを見ながら、春を楽しんでいる様子を上手に表現できているなと思います。一言で言うと、動きがあって、すごく素敵です。

「ピントが難しかった、目で見ていた色と違う感じに写った」と言うことで、まだこの写真教室に入講されて間もないため細かいカメラ設定の指導が行き届いてなくって申し訳ありません。次回は、その辺も含めてカメラ設定から露出や光のことを説明したいなと思います。適正露出で撮れているようなので救済としてアドバイスするとプリントの際に色の補正が可能です。ただ、この写真教室では、補正に頼らないことを前提として撮って出しでイメージ通りの撮影になるように指導しています。次回は、そこをフォローしたいと考えております。