2021-01-28 19:30 今回は一名欠席です。
今日も、雪がひどく降り積もった日で、また講座が延期になるかと思いました。。。数日前まで、ぽっかぽかの春日和だったのにね。それを繰り返して、受験、卒業式、そして春が近づいていますね。
今回のテーマ、「流し撮り」です。流し撮りというのは、カメラの撮影テクニックとしては難しい部類だと思います。
例えば、プロのサッカー選手のプレー写真を流し撮りで撮っている人は少ないと思います。Jリーグ関係のプロの人が撮影しているデータを見てもシャッタースピードは1/2000とかでした。だって、流し撮りなんかしていたらまともに写りませんからね。
まあ、この辺の話は今回は関係ないので発展させませんけど、この写真教室はあくまで初心者の教室なので流し撮りを知らない人がたくさんいると思っていました。
「流し撮り」について認知している方がどのくらいいるのか?
①流し撮りが何かわかっていて、どんなものかというのをなんとなくやってみたことがあるという方
1名
②名前は聞いたことがあるけどどんな風に撮影するのかを知らないという方
6名
③名前も聞いたことなかったという方
1名
今回の流れは、①休憩挟んで②をやります。
①座学
サンプル写真などを見て、シャッタースピードを推測したり考えたりします。
②実践
実際に、動くものを撮影します。
③考察
撮影後の感想、後日の講座で、考察点をまとめたり話し合ったりします。
①座学
写真を見比べて、思ったことや感じたことを言ってもらう。
右のほうが、動きがある。左のほうが、ミニチュアみたいで可愛らしい。
右は疾走感がある、左は、動いているのか止まっているのかよくわからない。
などなど、8名から意見を聞くと似たような意見があるのは当然だけど、「おお、良くぞそこに気がついてくれました!」という意見もあり、やっぱ、聞いてみるもんよね。
そうそう、この写真の左側。シャッタースピードは1/2000くらいだと思う?
うん、スピードシャッターなのかなと思うわね。でも、実は、車両そのものは動かさず静止しています。パッと見て、「動いているか止まっているか良くわからない」なんてことを言えるのってすごくないですか?
で、流し撮りのカメラの設定って、、、
これ、講座で実際に聞きましたら、全員が、シャッタースピード優先だろうって挙手してくれたんです。
まあ、一概に、シャッターだけとは言えないんだ。その撮影環境によっては、全てが重要になってくるものもあるけど、簡単に一番重要なのはシャッタースピードですよね。
ところが被写体が変われば、、、
これらのサンプル写真を見てもらい、シャッタースピードがどのくらいだと思うかを聞いてみると、「わからない」「検討もつかない」が、ほとんど。
ですが、この二枚の写真のシャッタースピードを伝えると、次の写真では、回答に近い答えがたくさん挙げられました。
被写体によって、シャッタースピードが変わります。そして、どうしたいのか、どんな仕上がりにしたいのかということでも、シャッタースピードが変わります。
つまり、設定には決まりはない(というか、被写体や状況によって変わる)んだけど、「動いている被写体以外のものが流れていれば良い」ということですわ。
では、こちらはどうか。
4枚目の写真で、全員がスローシャッターの回答に変化しました。人は、どんどん賢くなるんですね。
あるていど、「流し撮り」が、何かを感じ取ってもらったようなので早速実践をしてもらいます。
②実践
撮影用にセッティングをしました。
今回は、チョロQみたいなおもちゃの車を使ってそれを撮ってもらいます。
みんな、ちょと緊張しているみたい。
はじめての流し撮り
設定は、あくまで目安であって、基本的に自由です。初めての撮影なので、「どうしたらいい?」まずはこの設定でやって見て、うまくいかなかったら講師に相談。受講生のタイプから、より良い設定を提案します。そのため、撮影方法には若干の個人差があり、Aさんにはうまく撮れる方法をBさんが真似したところでうまく撮れるという保証はありません。
他の人がどうとっている、とかはどうでもよくて、自分がどうしたらうまく撮れるのかを模索するのが流し撮りの撮影です。
僕を信じて、ついてきてください。かならず上手に撮れるようにアドバイスするから。
受講生達の作品をご覧ください
はじめてなのに、みんな上手に撮れているじゃん!
チョコレートの差し入れ♩
Kさんから、チョコレートの差し入れをいただきました。ありがとうございます。みんなで、パクパク食べました。ごちそうさまです!
正解がわからない受講生達
はじめての「流し撮り」を体験してもらい、受講生の中には、感覚でコツを掴んで上手に撮れた人がいます。その人は、自分のカメラと一心同体になっているんだと思います。
初めてなんだから「難しすぎて、全然撮れませんでした。」という方がたくさんいるかもしれないということを覚悟で選んだ内容だったのですが。かなりみなさん上手に撮れていて、ビックリです。
自分で、「流し撮りを強調するにはどうしたらいいか?」と考えてシャッタースピードを自ら変えた方もいます。
座学で説明をしたけど流し撮りがなんだかよくわからないで撮影しているという方も受講生の中にはいます。そういう方のための、目安なのでアレンジは自由にしてくださいね。
ただ撮るんじゃなくて、シャッタースピードと被写体の速度、焦点距離などの関係性意味を感じ取りながら「流し撮り」という課題をクリアして欲しいですね。
でも、まだまだ初めてやったばかり。貴重な体験となったと思われますが、次回はもっと楽しい撮影になりますよ。
次回は2月25日(木)「流し撮り 後編」
必要な持ち物は、カメラ道具一式(カメラ本体、交換レンズ、三脚、一脚)です。
座学もパワポもなしで、好きな時に撮影して、適宜休憩、随時質問を受け付けます。
作品返却もありますので、そちらを車に戻してきたり、飲み物買ってきたり、出入りが自由な感じの講座内容となっております。
事故などにはくれぐれもお気をつけてお越しくださいね!
まってまーす。
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