みなさん、こんにちは。
もうすぐ、お正月ですね。
そうそう、自分、かに面(かにめん)を食べたことはないんですよ。
それで、去年、星友達のやおき氏と食べようねと約束していたところ
コロナで石川県へ来るのをやめて、おでん屋さんをキャンセルしてしまったんです。
今年こそはと、かに面が食べられる時期に石川県に来てくれました。
笠舞おでんつぼみ
念願のつぼみのおでん。ずっと食べたかったです。
というわけで、色々食べました。
まずは、定番のおでん
金沢らしいおでんの具材といえば、「車麩」「バイ貝」。富山ほどじゃないけど「昆布」もやはり北前船の関係で、金沢も昆布料理が発展している地域です。
ほかには、トマトスライスやカキフライなども頼んでみました。
金沢には、いろんなおでん屋さんがありますが、つぶ貝の中身をこんなに丁寧に出してくれるところは少ないように思います。
だいたい、最後まで取り出せなくて「すいません、中身出してもらえませんか?」とお願いするというパターンが多い。お店の方が、殻を破って出してくれます。でも、それはカウンター席ならできますけど、テーブル席からだと頼みにくいなあ。
とにかく丁寧で、こんな親切なところはあまりないと思うなあ。といっても、金沢中のおでん屋を食べ歩いたわけじゃないけど。そうですね。8件ほどのおでん屋さんには行きましたよ。(少ないか?)
これが、かに面だ!
This is it!
これが、かに面です!
まあ、なんて上品な出汁なんでしょう。三つ葉を浮かべ、蟹のてっぺんには柚子。
はあ、なんと芳しいことでしょう。
おでん屋さんにしかないメニュー
自分、かに面は居酒屋さんで食べられるものだとばかり思っていた。大好きなお食事どころ「よし本」でかに面ってあるんですか?と聞いたところ、若大将のつーちゃんに「あれは、おでんやろ?おでん屋で食うもんや。香箱やったらあるよ」といって、香箱を出してもらいました。香箱は香箱で、美味しいね。
でも、かに面、一度食べてみたかった。どんな風な構造になっているのか知りたかったし、どんなものなのか食べてみたかった。
かに面を解体
初めて食べるからさあ、どういうことなの?っていう。正面がどこなの?っていう。
知識がなくてわかんないんだけど、いろんな角度からかに面を見ることにした。
かに面は、手間不要で殿様に出すようなメニュー
蟹の中身だけを載せちゃった、夢のような食べ物だね。
全部、お箸でつまんで持ち上げて食べるだけの状態になっているんだよ!
これが、金沢のおもてなしというやつかしら。
香箱ガニとはズワイガニのメスのこと
そうそう、そういえばさ、カニの名前って水揚げされた地域で呼び名が変わるんだよね。
石川県では、ズワイガニのことは「加能ガニ(オス)」「香箱ガニ(メス)」と呼びます。加賀から能登までというエリアの頭文字をとって、加能(かのう)ガニというブランド名になりました。そして、青いタグをつけています。
福井県では、「越前ガニ(オス)」「セイコガニ(メス)」となり、タグは黄色。
他にもいろんな地域で呼び名がありキリがないので、紹介は福井までにしておきますね。
カニのおなか側にある卵が、外子です。ほぐされたカニの身とともに隠されていました!
そして、その下には、内子とカニ味噌が顔を出しました。
濃厚で、とにかく美味しい。めちゃくちゃ美味しい。
カニ好きなら、絶対に食べるべきでしょう。
みうらじゅん氏も大好きカニパン
カニパンってなんのことかといえば、カニのパンフレットだそうで。それを大量に集めていらっしゃる、みうらじゅん氏。
素敵な趣味だなあ。でも、かにぱんに掲載されているのは殆どがカニの食べ放題ツアーなんだと思う。
みうらじゅん氏がかに面を食べたことがあるのかどうかわからないが、ぜひ一度食べてみていただきたい有名人である。
産経ニュース 2014.10.22 11:00【みうらじゅんの収集癖と発表癖】カニパン 焼かれ茹でられバラバラに
一生に一度と思い一杯、何万円もするカニを食べたがその夜、口のまわりが赤く腫れ上がった。
https://www.sankei.com/entertainments/news/141022/ent1410220003-n1.html
みうらじゅん氏が執筆している記事を見つけた。こんなことが書いてあった。
みうらじゅんさんは、アレルギーなのかな?同行者にもそのように言われたとのこと。
即時型食物アレルギーには、いくつかの症状がある。口の周りは、皮膚の症状。口の中だと、粘膜の症状となる。
口の周りに、カニの殻や身などがつかないように上手に食べたら、口の周りは腫れなかったのではないだろうか?
もし、みうら氏がかに面を食べたら口の周りは腫れないかもしれない。
と、強く思った。
さて、次はサイドメニューを紹介。
いつだって人気者 トマトスライス
トマトって、美味しいよね。好きなんだ。居酒屋でもどこでも、あるなら絶対頼みたいトマト。あと、赤いのがいい。綺麗だから。写真でもトマトの赤があるだけで色彩豊かな写真に見える。トマト感謝。
能登名物 カキフライ
牡蠣といえば能登なんだなあ。能登地方の内浦の方で養殖していてね、その海も景色もすごく素敵だよ。穴水駅では毎年、駅舎の中で牡蠣を食べることができるイベントをやっていたんだけど、コロナで中止。県外のお友達を案内したかったけど、それを口実にまた会いに来てくれるかな。
石川名物 ガス海老の唐揚げ
ガス海老は、だいたいお寿司のネタで食べることが殆どなので、揚げ物も食べてみました。お酒のあてにも良いですね。
この時期のタチは最高
タチというのは、北海道の言い方で、白子のことだ。
大きくって、新鮮なタチ。おいしいなあ、すごく美味しいなああ。どれもこれも、石川県の名物といってもいいと思います。美味しかったなあ。
やっぱりアイスが好き
道産子は寒い季節にアイスをたくさん食べます。美味しいからです。でも、たしか、石川県の人もアイスをよく消費するとかなんとかって聞いたことがあります。
おでん屋さんがたくさんある金沢
金沢は、おでん屋さんがたくさんあります。おでんだけやってるんですよ。おでんだけで、何十年もやっているお店とか。。。
どのお店にも、いろんな特徴があって、美味しいですね。
さて、過去に行ったことがあるおでん屋さんを振り返ってみよう。
はじめて先輩に連れていってもらったのは、赤玉。金沢おでんって、こんな感じなんだ。へえ、出汁が美味しいなあって印象。赤い提灯が目印。
菊一では、ぎんなん、はす蒸し団子というとんでもなく美味しいおでんを食べた。お母さんとお嬢さんたちでやっていて、お婿さんが頑張っているお店。大好き。何回も頼んだ。www
ちなみに、菊一は金沢で一番古いお店。赤玉さんが古いと言われているけど、当時赤玉さんはおでん屋さんじゃなかったと記録が残っている。私はその記録を見たぞ。お店の方に見せておラッタよその資料。そのため、菊一がおでん屋さんとして一番古いのである。
若葉は、注文すると具の名前が書かれた小さな木の札が積み上がっていく仕組み。あそこのバイ貝も美味しかったなあ。どて焼きも最高だ。若葉は取材を受けないお店。常連客を大切にしているし、広告を無理に出さなくても絶大な人気があるから。そのため、平日に行っても結構混んでいる。中村先生に連れて行ってもらった。中村先生元気かな。
黒百合は、大学教授と偶然駅で出会ってご馳走になった。川畑先生、ありがとう。今でも忘れない。その時、はじめて赤巻きを食べた。みたことのないかまぼこのようなものだった。「君は、赤巻きを知らないのか?」と教授に言われた。そう、知らない。北海道にはない。
高砂も老舗店、こちらのだし巻き卵のサイズがすごい。金の延べ棒みたいなサイズのが出て来た。早く食べないと出汁がお皿に溢れちゃう。あふれたら飲み干そう。画伯「江口綾音」氏と食べに行った思い出のお店。
あまつぼも有名店。金沢ならではの食材がもりもりで、種類が多いのが特徴。昆布だしがシミっしみでさあ、とっても優しくて深い味わい。高級感や品がありながらも、きっと地元の人にとっては懐かしい味なんだろうね。
近江町市場にあるいっぷくやの玉子焼き、串に刺さっているんだ。おいしいよ。ふかし、っていう金沢っぽい具材も、このお店で初めて知った。もっちりおいしいけど、結構お腹いっぱいになっちゃうんだよね。
そして、つぼみだ。つぼみは、なんといっても、お店の雰囲気がいい。店内は、石川県内では有名なkazuさんの素敵な絵がいたるところに書かれていて、手書きのメニューもある。男女共同お手洗いが一つしかないので、ときどき取り合いになることはあるが、それ以外はとっても落ち着けて広くて素敵なお店です。
他の店とは違って、車でアクセスできるため駐車料金もかからない。お酒が飲めない人と行くにはピッタリです。
居酒屋さんでも「かに面」提供があります。
上記のお店の中には、おでん専門ではないお店もあります。居酒屋さんとかも。お店のくくりは難しいというか、そんなに細かく気にしなくっていいと思う。おでん屋だと言っているけど、居酒屋のようなメニューがあってもいいし、その逆も然りだ。※ここでは、おでんを食べられるお店のことをおでん屋さんと書いています。
わたしが行ったおでん屋さんは、どれも有名なお店ばかり。ハズレはないだろう。それに、私は行ったことがないけど他にもたくさん、おでん屋さんはあると思う。
有名だから行きたくないという捻くれ者もいるだろうが、
是非一度、金沢おでんを食べに来てください。go toイートとかトラベルとかよくわかんないけど。コロナが静まったら。是非。
かに面だけは、漁期の関係で2ヶ月ほどの期間限定メニューなのでまた来年食べに来てね。
ほんならね〜、したっけ〜。
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