2021-07-29 19:30-21:00
今日も全員出席です★
※コロナ対策としてアルコール消毒を積極的にお願いいたします。
講師の方でも、ドアノブをアルコールで拭いたりテーブルの清掃を行なってはおりますが、机の上まで清掃する時間はありませんので、検温後、ご自身で清掃をお願いいたします。
講座の流れ
今日は、課題発表と休憩の後、星空解説と流星群について説明をします。
1.課題発表!
社会人でありながら、星空の撮影に出かけようという人は少ないと思います。星屋は別です。
夜更かしして仕事に影響出ることはよくないですし、だからと言って次の日休みの前日晴れるとも限らない。
そういう事情があるため、星空の撮影って簡単じゃないんです。よほど情熱がないとできないと思う。
「何を撮影しましたか?」これ大事ね。
だから、この課題提出は必須ではなく撮影できなかった方はしなくても大丈夫と言うふうにお伝えしてあります。でも、内心誰も撮影してくれなかったらどうしようかなと思っていました。w
そうしたら、半分以上の方が写真を持ってこられたのでちょっとビックリしました。
えらいです!
課題発表後のプチ写真展
みなさんが撮ってきた課題を、マグネットで貼って並べました。
人が撮影した写真を見るのは楽しいです。何をどんな風に撮ったのかな?
初めての被写体ですから。
見比べて、色の違いや星の違いなどをマジマジとご覧になられています。
皆さんの課題「初めて撮影する星空の写真」補正なし撮って出し!
並べ方に意義がある?東西南北が完璧ではないですけどね。まあ、北と南は意識したんで。w
初めて撮影して、補正一切なしの撮って出しでこれだけ写っていたら、結構良いと思います。
さて、今回の課題で感じて欲しかったことは、「焦点距離」です。特にAPS-Cサイズの方はこの課題難しかっただろうと思います。
また、撮った人にしかわからない失敗。プリントの難しさ。いろんなことがわかったと思います。
これらを、わかってもらうことが今回の課題でした。
いきなり上手に撮ろうと思わないで。まずは、星が写っているというレベルから。
ただ撮ればいいってもんじゃない
露出やピント、色に関しては、今回評価の対象としては除外します。星が写っていればいいので。プリントが思うようにいかなくても大丈夫。
作品につなげたい、と思う方は「何を撮るか」撮る前に、被写体をしっかり選びましょう。星座早見版が必要だというのはその理由です。
北斗七星やアルクトゥルス
今回は、受講生の方の中に「北斗七星」や「アルクトゥルス」を撮影した方がいました。撮影してみて、自分が扱うカメラの焦点距離と星座の関係がとったという経験ひとつで大きく前進したと思われます。
3.星空解説
まあ、導入部分ですが。一応今回の課題は、被写体は「星」つまり「恒星」なので、恒星をメインで撮って欲しいわけですね。
それで、現在は22:00ごろに南の方に土星や木星で賑わってるので、誰か南の空を撮ってくる人がいるだろうなと思って期待してたんです。
いじめるためではありません。地球から肉眼で天体を見れば、恒星と惑星の違いを感じにくいということを説明するため、または実感してもらうためです。
ペルセウス座はどこにある?
一般的に、「X月の星座」とか「季節の星座」というのは、大体20:00ごろに見ることができる星空のことを表します。それを前提で、ペルセウス座はどの季節の星座なのかというと、一般的には秋の星座と言われていますが、冬には天頂付近まで高くなります。首が疲れるね。
そのため、現在では20:00ごろにはかなり低いところにペルセウス座があり、水平線のような障害物のない場所からでないとその姿を見ることは難しいと思います。
星空を見慣れていない人からすると、恒星と恒星を線で結ぶのは難しいのです。
また、写真だとさらにわかりにくくなります。
星空の写真から星座を探すクイズ
こんな問題を出しましたが、よく知られているカシオペヤ座、星が一つ欠けています。私はこの教材(写真)をよく星空教室などで使うのですが、ある学校で120人ほどいるお子さんたちに出題してみたところ、2名ほどカシオペヤじゃないだろうかと回答したお子さんがいました。どちらも6年生でしたね。
この写真に北極星があると分かったことで、星座早見版やノートからペルセウス座がどこにあるのか探せるでしょうか?
受講生数名から、ペルセウス座はどこにあるかを聞いてみました。青や緑色の丸が受講生の回答でした。
緑色の丸が、大体ペルセウス座の星座の一部を囲っています。
全員正解にはならない微妙なばらつきのある星座
ペルセウス座って、カシオペヤやアンドロメダに比べると、象徴とする星が少しで、並ぶ星もそこそこ明るいとはいえ劣ります。劣らなければ、迷わずこれ!と、みつけられますから。
間違えても気を落とさないでくださいね。
星座線で見てみよう
アメリカ仕込みのペルセウス座
この三角の帽子って、『オズの魔法使い』に出てくる錆び付いたブリキの木こり的な感じがしませんか?戦闘服ですもんね。メドゥーサが相手だしね、体を保護しないとね。
世界のAkira Fujii(藤井旭)氏仕込みの日本人にはこれがお馴染み
こっちの方が、馴染みがあるんです。多分、生まれた頃から日本で藤井旭さんの本がたくさんあったのでこれがペルセウス座という認識です。
国際天文学連合により1928年に88の星座とその境界線を定めた
はい、見出しの通りなんですけど、言いたいことはこうです。
星座線に決まりはありません!
つまり、境界線はあるんだけど線は自由に引いてもOKなんですわ。
境界線の中にある恒星は全部その星座の星という考えですね。土地とかに似てます。
ですから、皆さんも、好きなように星と線を結んだらいいです。そんな中で面白い絵になったら教えてください。
4.流星群とは
流星群を作り出しているのは誰?
まあ、有名な話ですね。オールトの雲からやってくる。。。
ま、書いてある通りです。
そして流星群の正体は、こういうわけです。
詳しくは別の記事に書いてあるので、流星群に興味がある方はこちらも読んでね。
次回は2021年8月5日(木) 課題はないよ〜。
「ペルセウス座流星群に向けての撮影練習」です。
課題はありません。
必要な持ち物
・機材一式(カメラ、レンズ、三脚、バッテリー、SDカードなのかCFなのかは機種による)
・赤いライト(機材の一部として仲間に入れよう)
・筆記用具
・取扱説明書
です。
では当日お会いしましょう〜。
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