みなさんこんにちは、ゆすらこちゃんです。
今月は、結構天体観測を楽しめたので10月に狩れた星やら天体やらを記録しておきます。
2025年10月11日(土)白山市手取川
この日は、今年最後の望遠鏡作りのイベントがあって、終わってからアマチュア無線のコンテストがあったので仲間に差し入れを持っていった。
自分もコンテストサービスをしたが、滅多に晴れない石川県で星を狩らないわけには行かないと思って天体観測して楽しんだ。
アマチュア無線にもお空のコンディションというものがあります。突然交信が厳しくなったり突然良くなったりする目には見えないものを電波を駆使して楽しむものです。天体観測でいうと、晴れてはいてもシンチレーションが悪いとか急にガスってきたり雲に覆われて星が見られなくなるといったそんなことに似ているのです。

アンテナは高いところに給電部を上げることで遠くへ電波が飛ぶので、まずは基本高くあげます。このポールそのものはアンテナじゃなくて、単なるポール。ポールの先端で光っているのは土星です。つまり、結構曇っているのに土星が見えました。

ピンクの天体望遠鏡で観測しています。

反射でコリメートをするとこんな感じ。この望遠鏡には屈折のような安定感はない。でも、ちゃんと細い土星見えたんだよ。眼視観測と写真とは全く違う。

月も見えたり雲に隠れたりしながら観測できました。

今は、スマホでコリメートをしているけど、大塚さんから望遠鏡をもらってまもない頃は、ニコンのコンデジcoolpix S7でずっと撮ってた。壊れるまで使ったよ。必ず緑の収差が出るけど。。。アイピースとレンズの相性が良くて使いやすかったな。
ティコクレータとか雲の海とか観測には十分楽しめているよ。眠い、帰る。コンテスト。。。みんな頑張って。。。
2025年10月13日(月)大乗寺
仕事終わりに近場の西の開けたところへ行ってみる。北斗七星の延長にレモン彗星が。しかし、低いところに雲がある。。。その低いところが晴れそうにもない。気を取り直して、アンタレスの方向にスワン彗星が。いや、厳しいわ。雲があるもの。残念だわ。
あーあ、結局雲があると厳しくて見れません。去年のアトラス彗星ほどの明るさはないし。ここ、夜景スポットだから明るくて辛い。だけど、仕事終わってから西の空となるとここじゃないと間に合わない。
その前に、この星の手帖社の組み立て望遠鏡に使われている4cmのアクロマートレンズ、すごく綺麗なんだよね。コリメートで撮影すると、まあ、こんな感じになっちゃうけど、実際に目で見るとかなりきれいなんだよ。

見る分には、すごく良いと思います。
東と南の方が山なんでね。SQMで測定してみるよ。

西のそらは20.14って、結構くらいですよね。

天頂付近はどうかな。

西の空よりの天頂付近は19.53だって。ふーーん、思っているより暗いわけか。
天体観測に切り替える

カシオペヤが見えてて、M31アンドロメダも見えた。でさ、アンドロメダ銀河が、めっちゃ発酵したパンみたいな形してて、かっこいい楕円じゃなかったよ。なんか、こう、ただの楕円っていうかね、モワモワ。あんな見え方するんだねwww
ちなみに、組み立て望遠鏡でアンドロメダ銀河導入するの辛いな。。。天頂付近の屈折望遠鏡って、覗くのつらいねえ。。。

さて、おなじみこと座のダブルダブルスター。双眼鏡で見ると、ダッシュがついた三角形のようです。三角の中には直角三角形のような。。。という好きなように点と線で結ぶと図形になるね。さんかく、しかく、まる、などの並びをみんな楽しんでいるのさ。眼視だと、そんなふうに見えないけど写真で撮ると、ある形に見えるなんてこともある。。。寒いからもう帰る。
2025年10月16日(木)お気に入りの観測場所
最近、少しずつ晴れ間があるので、ちょっとでも晴れているなら星を狩りたい。西の空は完全に曇ってるんで彗星は見なくていい。普通に秋の星空を楽しもう。

この前は月の明かりで東の空の星たちをほとんど狩れなかったのでまずは定番M45をみる。20倍くらいで観測すると、タコに似てるね。東海の天体観測チーム「気ままに星空観望」のケーメー氏が発見したという「タコ星団」を思い出す。ケーメー氏が発見したタコ星団は、二重星団hχ(NGC869)の中に存在する。倍率上げないと見えないの。40cmほどの反射で見せてもらったことがあるが見事で、星の粒々が全てが点でキレイだった。そういえば、南のタコ星団もあるとかなんとかってご本人が言ってた気がする。。。面白いね。
さあ、東の空がガスってきたから天頂から少し西の方へ傾いてきた夏の星座を。いつものアルビレオ(はくちょう座β星)、こと座のε星、M27微妙。。。ほんとに、微妙、彗星見るくらい微妙で暗い。。。。。

バランス良きアステリズム、Cr399。20倍で良いおさまりだね。小口径の低倍率でコレクションできる優秀なアステリズム。他にも何かあったら教えてね☆あ、北極星の歪なハートも、まあ。リストに入れておくか。

南の空はいい感じだ。真ん中は土星で、つる座のα星β星が並んでいるよ。土星を反射で見て、フィールドスコープで見て、双眼鏡で見て、楽しんだ。
このままM31を見よう。ちゃんと楕円の形してる。アダン氏所有のFUJINONの25×150EMで見たアンドロメダ銀河は綺麗だったなぁ。次はアンドロメダ姫のカカトの破片も見た。秋だから乾燥しているのだろう。それともお肌の曲がり角っていう説もあるらしい。(当時札幌市科学館にお勤めだった福澄さんが言ってた。ちなみに福澄 孝博さんは現在、南阿蘇ルナ天文台におるよ。)アルマクを侮辱しているわけじゃなくて、こういう説明するとみんな覚えてくれるもん。アルマクというのは、アンドロメダ座γ星で、大きさの違う二重星なんだよん。夏にはアルビレオを、秋にはアルマクを!アルビレオの明るさには敵いませんが、倍率を上げて分離を楽しめます。40倍くらいだと雪だるまみたいな感じになるかな。視力検査みたいで楽しいけど、空気の状態を掴むにも見え味というのは重要な要素です。だから、何回でも同じ対象を見るのって大事。

北方面と秋の星座が曇り出す。木星と、スバルだけ見えてきた。

かろうじて、土星がまだ光っている。スコープで楽しんでる。

これ、ホンシュウジカだと思う。ずっと「ピーーーピーーーー」鳴いてたもの。この前も、わんこと一緒に観測していた時、わんこ吠えていたよ。
2025年10月22日(水)大乗寺
レモン彗星を狙いにきました。見てこの天気。なにこの隙間。

この隙間に彗星が来たって、ろくに見えないだろうなあ。

夜景を撮っているわけじゃないんです。しかし、こんな白い空だと彗星は見えんだろうなあ。

粘ってみたが、西の空真っ白になった。隙間を綺麗に雲みたいなもので覆ってくれたよ。機材を出してもなにも見えん。。。。。星すら見えない。石川県あるある気象事情ですわ。
かえる。
2025年10月23日(木)大乗寺
今日こそレモン!
あ、先行者がいるわ。車のライトを早く消してげあげないとね。さっさと双眼鏡を出す。(※釣りでは先に釣り場にいる人のことを先行者って呼んでるんだが、天体観測ではなんて言うのかしら?)
まずは双眼!スワロ EL 8.5×42でかんむり座ι星からグルリと回し、α星(ラテン語:ゲンマ、古代アラビア語:アルフェッカ)を左端っこに視野に入れて、そのままゆっくり下へ下ろすと、右端にすんなりレモン彗星が入ってくる。
その後、レモン彗星を左端に寄せると、うしかい座ε星(イザール)が入ってくる。そこで、改めてレモン彗星を真ん中に導入。まずは核を見る。真っ先に色がわかる。ああ、彗星らしいあの水色っぽい色。尻尾も右上がり。もう一度よく見る。しっかり。もっと見えたらスコープ出す予定。でも、そんな暇はなさそう。さっさとカメラに観測の記録の1枚を残そう。

とりあえず、この夜景スポットのところでの彗星の見方がわかった。消えるんだよね。色まで消える。当たり前のことなんだけど、下の夜景の光が明るいんで、沈んでいくと、どんどん消えてくみたいに見える。
正直、写真なんか撮っている場合じゃない。見た方がいい。眼に焼き付けるわ、尻尾の方向とか、どう言う見え方してるのか。
18:00には、核がほんのりグリーンに見えて、角の4倍ほどの長さの尾が、右上に見えていた。
18:30には、核と尾が1:1だった。
ガスって、ほとんど見えなくなった。
先行者の方が、「こんばんわ、撮れていますか?」と声をかけてくださった。
ゆすら「私は、眼視派なので見てます。見ますか?」というと
先行者「へえ!見えるんですか?」と、驚いていました。
双眼鏡を貸すと、「わあ、見える、彗星は暗い!」と、喜んでくださいました。
「初めて目で見ました」と、言って頂いて嬉しかったです。やっぱ、まずは眼視で見なくちゃね。輝師匠が託してくれた大切な双眼鏡なのだから有効活用しなくちゃね。一人でも多くの人に眼視観測の大切さを知ってもらいたい!画像処理と眼視は別よ。実際見るとこんなふうに見えるってこと。カメラのモニターじゃなくって、目の前で光っている光を自分の目で見ようよ。だって、自分の目で見たものが事実の光なんだから。画像処理を否定するものではないよ。画像処理すると、眼視では見えなかった構造とかいろいろなものが見えてくるんだよ。ってことです。どちらも大事な事と思います。が、僕には両方はできない。だから、とりあえず眼視で見れるタイミングで見ることを優先。
そうそう、声をかけてくださったご主人は近所のカフェのオーナーさんなんだって。今度遊びに行ってこよう。そしてさ、「キゴ山とか行ったりしますか?」って聞いてくれたの。最近行ってなくって、みたいな話をしてたら「こーんな大きな望遠鏡覗いている人最近見ませんね?」って大塚さんのこと言ってきたんだよ。「大塚さん、星になっちゃった」って、伝えると、「ええ、、?それは残念です、おいくつくらいだったのかなあ。ここ2、3年見ないなと思っていたんです」と、言ってました。大塚さん、またここにも大塚さんのこと知っている人がいたよ。有名だねえ。素晴らしい活動をされていた。ジーンと来たところで、二人はそろそろ機材を片付けて、それじゃあねって別れました。
僕はこれから社会人向けの写真教室があって、機材片付けて出勤です。行ってきます。

夜景スポットで彗星見るなんてね、こんな感じになるよ。それでも、夜景の光に負けずなんとか写真に写ってる。
ここで彗星見ても意味ないな。
2025年10月24日(金)やっとレモンとスワンを狩りました
石川県には、たくさんの海がある。今日は、能登へ行くか迷ったんだけど、できるだけ早く現地に行かなければ!考えれば当然わかることだけれど高い位置に存在する彗星を見なかったら意味がないのである。
これまで、夜景スポットという名の光害スポットで彗星を見てきたので極力そう言ったものがないような場所を目指しす。
現地到着。おや、20cmほどのシュミカセぽい機材出しておる人がいる。ということは、割と良い場所なのかもよ?

まずは月をとる、だんだん暗くなっていく。

綺麗な夕日だ、このまま晴れていてくれよ、頼むから。
カメラ、三脚、双眼鏡を出す。暗くなってきた。
声をかけてくれた人がいるけど「彗星見えますか?」って。いやいや、これから見えるのよ。説明したけど夕日撮影して帰ってしまった。なぜ。。。
まだ薄明るい。

これは、くらい。暗い空です。水分で星がチランチランするかと思ったけど、そうでもない。悪くない!
高まる!
結構くらい、良い!そして、肉眼でめっちゃ見えるよ。メガネかける、見えるよおおおおお。
で、メガネを外して双眼で見る。
今日の双眼鏡は ZEISS Victory FL8×56 T*FL。視野が広いよおおお。かんむり座は全部入らんけど、イルカ座はすっぽり収まり余裕がある。そのちょっとした視野の広さがが星を見つけやすくしてくれるんだよね。

スマホでこれだけ色が出るし尻尾も長く見える。アイフォンすごいね。シースターとかドワーフとかはもっとすごい。欲しい!こんな時に、ほったらかして撮れる(のかな?使った事なんだけど)とかすごくない???
10年くらい前に電子観望という新しい取り組みを天リフさんと星見屋のグッチさんがやってたけど、今は主流になりつつあるかなという。
高尚だった天体観測も、時代はどんどんお手軽に変わっていっている。
さて、固定で良いから撮影をしておこう。

西方面の空はこんな感じ。SQMでも測定してみよう。

あれ。。。?金沢市の夜景スポット大乗寺よりも明るいってことになっているでやんす。

北と東の方面は、見るからに光害でやーんす。まあ、金沢市の方向だからねえ、当たり前だね。今回は、西に特化した場所だからこれでいい。SQMの数値はこんなもんだったけれども、アイフォンには核の色がしっかり出てたしがんしでも色が見えたよ。そして、眼視でイオンテールとダストテールの隙間みたいな筋見たいのがちゃんと見えたんですううううう。空気綺麗なんだよ。星も、暗く点で写るもん。
さて、カメラはほったらかして、テールを観測しよう。スケッチの技術があればなあ、描きたいけど、だめだったわ。無理。あんな難しいことは僕にはできない。どんなだったかーっていう、メモを書くことしかできない。しかもそれやるならフリーストップか赤道儀で追尾せんとな。じーっとずーっと見てられるくらい、楽しめたよ!
女性が後ろから声かけてきた
女性「すみません、話しかけてもいいですか?」
ゆすら「はい、こんばんはー」
女性「え、?じょ、女性ですか??」驚いて、後ろに下がる。
ゆすら「声低いけど、女性ってわかりますか?」
女性「はい、わかります。さっき、向こうでおじさんに声かけたんですけど、目で見えないっていうんです。それで、見せてもらえなくって」
つまり、多分、そのおじさんは、撮影してて人に見せる用の眼視用のものは持ち合わせてなかったんだろうと思う。彗星を眼視で見るには、一度、脳にどういうものかを記憶させてから見せないとねえ。この人初心者かどうかわからんし、とりあえず、見せてあげよう。
ゆすらは60倍で、今、ど真ん中に彗星が見えてるんですけど、覗いてみてください。と、案内した。
女性「うーーん、ちょっとわかりません?」
そうか、わからないということは、倍率20倍に下げて、まず恒星を見てもらうか。
ゆすら「点が見えますか?覗いててください、ピントリングを回しますね、点が丸になったり点になったりしてますか?」
女性「はい、してます。」
ゆすら「そしたら、右利きですか?右手をちょっと伸ばして、ここにつまみがあるんですけど、ここ回すと、ピント調整できるんです。で、一番小さな点になるようにツマミを合わせてみてください。」
女性「できました」
ゆすら「では、今から真ん中に彗星を入れます。星はいくつか周りにあって、真ん中にぼんやりしたようなものが彗星です」
女性「あ!ぼんやりと、真ん中に何か見えます。これが彗星なんですね?」
ゆすら「そうですそうです。今の、ぼんやりしてる感じを覚えていてくださいね。倍率上げます。」60×にあげる。
女性「あ、見えます見えます。ぼんやりが、大きく見えます。あ、これが彗星かあ、尻尾が右上にありますか?」
おお!ちゃんと見えてる。尻尾の方向とか教えてないもんね。この女性は自力で尻尾の方向わかったってことだよね?
ゆすら「そうですそうです。目がいいんですね? 今日は、自分が今まで見てきた中で一番よく見えてるかなと思ってます」
女性「えーそうなんですか。あの、他にも星って見せていただけますか?」
そして、ここからゆすらこちゃんによる星空案内が始まりました。
まだ北斗七星がいたので、ミザールとアルコルを見てもらってから、望遠鏡を使わないで星座の説明なんかをしてみました。「北斗七星っていうのは、おおぐま座の尻尾のアステリズムであって星座じゃないんですよね。みなみじゅうじ座っていうのは星座で、みなみじゅうじ星って星があるわけではないんですよね。」とかいうと、「なるほどー」笑ってくれました。まあここから、見えている星座の神話の話をしながら、喜ばれそうでわかりやすい天体を探す。女性って、星座の神話とか結構好きだよねえ。「おもしろぉーい」って喜んでたもん。モテたかったら、星座の深い話をすると天文初心者の女性に賞賛されると思う。こういうストーリーになっているけど「どう思います?」とか聞いちゃうと、「えーー」って、話が広がります。秋の星座はね、この場所最悪なんす。アンドロメダは自分見たけど、ぼやぼやしててがっかりさせると思うんで、土星だね。わかりやすい対象っていうのは、やっぱいいのよ。んで、分離が難しい連星だとか重星よりも、誰でも聞いたことある有名な天体がいいわよ。あと純粋に綺麗なやつね。彗星は、今が旬だから見てもらったけど、多分ね「こんなものか」って思ってたはずよ。多分ね。
あと、星座の説明は、普通によかったみたい。あの星座とあの星座はあの恒星を共有していて・・・。と、説明したり、あの形のあれはなに座なんですか?って聞いてくれたんで、星座の説明が多かったです。アルビレオの話は宮沢賢治さんの銀河鉄道絡みの説明をしてみましたけどもそんなに響いてない感じだったので、けんずーの話はやめて、かんむり座が見えるかとか、アルビレオだとか、あと何見せたっけ。喋ってただけか?
そろそろ寒くてトイレ行きたいって言ってたんで、
ゆすら「あ、では、帰る前にコリンダー399だけ見ていってください。」
女性「こりんだー?」
ゆすら「ハンガーの形に似ている、一番好きなアステリズムなんです。どうぞ」
女性「あ、綺麗ですね?あ、確かに、なんかハンガーのような」
ゆすら「逆さまになってますけどね、ちゃんとわかりますよね、コートハンガーは相性みたいなもので、カタログ番号はコリンダー399です。」
ということで、女性がコートハンガーじゃなくてコリンダーっていう言葉に反応していたのが面白かったです。もちろん、カタログ形の話はしましたよ。シャルル・メシエっていう学者さんがぁ、彗星を見つけるためにぃーって。ぱっと見、モーツァルトみたいな髪型の人でしたーって教えてあげた。
まあいいや、天体の話は尽きないさ。ちょうど、女性が帰るって頃におっちゃんがやってきた。ちょっと話れたところにいたおっちゃんだった。
おっちゃん「こんばんわ、わしも、そろそろ帰るかなーと思って。」
女性「あ、先ほど声かけた男性です」
ゆすら「こんばんはー、今コートハンガー、みますか?彗星もまだ見えてますよ」
おっちゃん「あー、見える。私あまり見えないもんで、撮影しとったんです。ちょっと赤道儀の調子悪くて、もう帰ろうかな」
この後、レモン彗星を導入。
女性「じゃ、最後にもう一度彗星見て帰ります」
女性は帰った、僕はレモン彗星だけ撮影するかな。光害が厳しくって、眼視では見えそうにないんだよね。むむう。
おっちゃん「金沢星の会」所属らしい。
ゆすら「あれ?今日、キゴ山のイベントじゃなかったですか?」
おっちゃん「わし、今回は撮影したいから、お手伝い断ってん」
とのことで、いろいろお話ししてもらいました。
赤道儀調子悪いみたいで、あとは画像処理するのに変えるって言ってた。
僕は、これからスワン彗星を撮るね。光害すごい方角だけど、まだ高さがあるからね。
わし座θ星からやぎ座α星の間にいるはずよ。眼視ではきつい。
Zeissの力を使っても見えないくらい明るい海の工事現場の光よおおおおおおおおおお。
これで見えないなら何で見えるの?って感じだよ。
ナイトビジョンなんか使ったら目があ、目がぁになるよ。
ただ暗いだけじゃなくて、光害あるのが辛い。。。あとは、カメラにお任せ。導入はした。
うん、スワン彗星写ってた。とりあえず、なんとか証拠撮影はできた。寒いからかえる。
レモンとスワンの狩りに成功
C/2025 A6 Lemmon

F値のくらいカメラレンズで撮影したレモン彗星だよ。やっと晴れてくれたから露出時間短くても写ったよ。
C/2025 R2 SWAN

スワン彗星は、めっちゃ暗いよ。だから星を流して撮ったわー。
固定なんだから、こんなものさ。しばらく晴れてくれてよかった。とにかく、晴れてくれて。。。今日は良かった。デコトラみたいな派手な車の出入りに工事現場のキツい光があったが、でも西は暗かった。良かった。
2025年10月29日(水)松任海岸 C.C.Z.
よく、松任海岸のことCCZって言うけど、どう言う意味?って思う人がたくさんいるようです。はい、アテクシも初めて聞いた時になんのことかと思ってましたよ。coastal community zoneの略なんですってよ。
さて、SQMで測定してみよう。

写真上部の白いのが、海の波だよ。西の空はSQM 18.24

月に向けて測定。SQM 17.21

フィールドスコープにカメラ、用意した。

綺麗じゃないよね、10/24に撮影した機材と全く同じなのにこんなに写りに差が出るんだよ。月の光がアイピースに反射してきて撮るの手こずった。

色収差の原因は、真ん中に導入していないからだよ。アイレリーフが結構難しいんだよなあ。。。
レモン彗星

尾がどんどん上を向いて時計の針の12時みたいな感じになってきているね。
次、星を見られるのはいつだろう。。。?
北陸、ずっと天気悪いんだよなあ。
レモン彗星 (C/2025 A6 Lemmon)について
Lemmon彗星(C/2025 A6 (Lemmon)
レモン彗星は、2025年1月3日に発見された彗星です。発見当初は、さほど明るくならないものと予想されていましたが、8月中旬に急増光し、10月から11月にかけて肉眼で見えそうな程までに明るくなることが期待されるようになりました。
レモン彗星が近日点を通過する(太陽に最も接近する)のは11月8日13時頃(世界時。日本時では同日22時頃)で、このとき彗星は太陽から0.53天文単位(約7900万キロメートル)まで近づきます。この前後の時期で彗星活動(注1)はピークを迎えるものと予想されます。地球への最接近は10月21日1時頃(世界時。日本時では同日10時頃)で、この時の彗星と地球の距離は0.60天文単位(約8900万キロメートル)です。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/10-topics03.html
↑国立天文台情報
今後のレモン彗星の観測について
11月6日から11月15日頃(夕方の超低空)
レモン彗星は11月8日に太陽に最も近づき、彗星活動が最も活発な時期を迎えます。地球からは少々遠ざかりましたが、明るさは11月8日頃までは3.5等から4.5等程と、明るいままで保たれることが予想されます。ただし、日の入り1時間後の地平高度が20度を切るため、もやや地上の光の影響を受けやすくなり、とくに肉眼での観察は難しくなってくるでしょう。
11月10日以降は、地球からも太陽からも遠ざかることで、彗星が少しずつ暗くなっていきます。明るさは4等から5等程が予想されますが、高度が低いことも考慮すると、暗い空であっても肉眼で観察するのは難しそうです。双眼鏡や望遠鏡では、引き続き観察できそうですが、この期間が過ぎると高度がさらに低くなり、観察は困難になるでしょう。
11月8日頃までは、適切な設定をしたカメラでは十分に撮影できるものと考えられます。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/10-topics03.html
つまり、17時にはもう観測できる状態でなければ、探している間に。。。みたいなことになるね。目標は火星。
レモン彗星の観測計画
11/8 近日点
16:00 レモンはほぼ南西方向に30度。このときまだ太陽は沈んでいない。
16:55 日没。レモン南西より10度西寄り高度25度。この時点で火星を見つけられたらラッキー。
17:20 レモン南西より15度西寄り高度20度。ここが勝負!
火星の真上20度位のところと覚えておくといいけど、火星が見えなかった場合に備えて方位も覚えておく必要があります。
持ち物リスト
・コンパス(方位磁針)と拳をグーにして10度を測る記憶
・星空アプリ、彗星アプリ(使いやすいものを事前にダウンロードしておこう)
・撮影したいなら三脚とカメラ(バッテリーを満タンに!SDカードの中身も空っぽに!)
・双眼鏡(目で見て、露出を決めないと)
・絶対みたい!と言う情熱とモチベーション。
・晴れなくても現地に行こう。(北陸の天気は晴天の霹靂です。←比喩じゃなくて、この時期突然雷とか雨とか降るの)
読んでくれてありがとう、晴れますように!!








コメント