【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第82回 なんとなくわかってきたLomo’instant

2022-09-22 19:30-21:00

みなさん、こんばんは。

今日もまたロモインスタントについてをやります。

ロモは、使えば使うほど混乱を生み出すカメラでもあり、難しく奥深いカメラでもあります。

というのも、カメラそのものというよりも、instaxというフィルムに難しさがあるように思います。

とはいえ、チェキというカメラ機種でinstaxを使えば、変なことにはならないし上手に綺麗に撮れます。

レンズもガラスでできていたと思うし、失敗しないようにプログラミングされているからだと思う。やはり純正品というのは優れているとは思います。ですが、lomoには偶発的な何かや、失敗みたいに見えてもそうじゃない、「これエモい」とか「想像をしていた以上に綺麗に撮れた」とか、そういう面白いことが起きるんです。

だから、使った人は病みつきに。。。

話がそれましたは、それでは、早速内容に入っていきましょう。

スーパーフラッシュ・ソラリゼーション

今まで、ロモインスタントを使って、1枚撮影、アタッチメントレンズ、多重露光、スーパーフラッシュソラリゼーションなどについてを学んできました。中でも、スーパーフラッシュ・ソラリゼーションは計算を要求される撮影方法で、もう少し攻略する方法があるのではないか?という期待されるものがありました。

スーパーフラッシュ・ソラリゼーション メソッド

こうやって撮れば、確実にスーパーフラッシュソラリゼーションを狙うことができるというレシピ的なものです。

ただし、フラッシュがつかないとか、電池がちゃんと入れることができていないとか、何か知らの不備があればうまく行きません。完璧な準備が整った上で行えば、大きく失敗することはありません。

忘れてはいけないポイント

この現象を成功させたければ、以下のことを忘れてはなりません。これは、最低限で当たり前のことだけど、マニュアル操作なのでいつも忘れてしまう。気をつけたいポイントとなっています。

クローズアップレンズ使用が前提

クローズアップレンズを使うことが前提。これってどういうことかというと、フラッシュを被写体に浴びせたいから。できるだけ被写体をレンズにも近づけたいのよ。

そのときに、ある問題が生じる。

 受講生たちの声をまとめたもの

受講生たちにカメラを使ってもらいながら「具体的にどこがどう難しいと感じるのか」を、色々教えてもらったところ、以下のような意見が多かった。

その中でも、これはもう一度深く教えないといけないというのは2点。

構図と露出だ。

blogでは構図のみを紹介することにする。

構図が取りにくい

ロモインスタントのファインダーは、「写ルンです」と同じような仕組みなんだけど、位置はライカみたいなところにある。「写ルンです」が偉いなと思うところは、フィルムの上部にファインダーがついているところ。だから、ほんのちょっとの誤差はあるだろうけど、大きくずれることはないね。あとは、1メートルしか寄れないからフレームアウトするということも無い。

さて、この取りにくい構図はどうしたらいいのだろう。

ファインダーを使うなら、ここが目印

見ての通り、レンズの正面と思われる場所に、被写体を置いた。

その状態でファインダーを覗いてみると、以下のような感じになる。

クローズアップレンズは、10cmもよることができるのだからファインダーの中央に被写体をおいたら、全く的外れな構図になってしまう。これが失敗の要因であることと、ファインダーは使ってはいけないのがクローズアップレンズと言いたくなる。

しかし、使い道はある、見ての通り、クローズアップレンズの中心はどこかわかったはず。

ファインダーを使わない

ファインダーを使う必要はない。使うのは、定規。

焦点距離は絶対に変わらないから、しっかり10cmのところに被写体を置く。レンズの中央の高さを定規で測れば、被写体の中央がどこなのか小学生でもわかる。

ちなみにクローズアップレンズは10cmから15cmの範囲であればピントが合うことになっているので、2パターンの写真を撮ってみた。

15cmでは、この被写体にはショボすぎるのでクローズアップレンズは10cmがオススメだ。

さて、被写体との距離を10cmに戻して、微調整をして撮ってみた。

レンズの歪曲収差が強めだから、被写体が少しでもずれると、カッコ悪くなる。

でも、これがアタッチメントレンズというもので、トイカメラというものだ。こういうものを、とにかく上手に利用して、かっこよく見える角度、向いている被写体を探し続けて欲しい。

探求こそ芸術だ。

歪曲収差については、過去の講座のblogをご覧ください。↓↓↓

この記事には、レンズセット購入のカメラ機種別歪曲収差の情報が入っています。参考までに。

第20回【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】レンズの歪曲収差

次回は、2022/10/13

今回欠席した方もいるので復習と補足を少し、そのあと本編をやります。

必要な持ち物は、筆記用具。

では〜☆

◆北國新聞文化センター 写真教室 | イオンタウン野々市教室 (石川県野々市市白山町4−1)◆
講師: フォトグラファー 清水梅子 | Yusulaco Shimizu

社会人の方が仕事帰りに学べる19:30から21:00までの夜間講座です。「1眼レフを買ってみたものの、使い方がよくわからない」「こんな風に撮りたいのに、どうやったら撮れるの?」という悩みを抱えていらっしゃる方から「グループレッスンでみんなと一緒に学んでいくのが好き」という方など、受講動機は様々です。座学では、カメラの仕組み、レンズの特徴、構図の撮り方、色のこと、たくさん学ぶべき内容があります。夜間なので、課題(宿題)に取り組んでいただき、課題発表や仲間が撮影したものを鑑賞・そして講評などで知見を深めていく講座です。ご体験、ご参加、お待ちしております。

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