【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第132回 ロモインスタントで撮ってみよう part2 スーパーフラッシュソラリゼーション風撮影

2024-10-24 19:30-21:00 北國新聞文化センター 写真教室 | 講師 清水 梅子

みなさんこんにちは。

課題提出の日程変更

「フォトインフォト(撮影したインスタックス写真を、現実の風景に違和感なく溶け込ませたような写真)」を一眼カメラで撮って2Lサイズにプリントしてご持参ください」という課題の提出日を延期にします。課題が終わっている方はそのまま大切に保管していただき、次回11/14にご持参ください。

さて、今回は教室内で実際に撮影挑戦します。

スーパーフラッシュソラリゼーション風に挑戦!

今日は、タイトル通りソラリゼーション風に挑戦します。

第132回 スーパーフラッシュソラリゼーション風撮影に挑戦 | 北國新聞文化センター 写真教室 | 講師 清水 梅子

強調されやすいように、アイテムを持ってきました。

第132回 スーパーフラッシュソラリゼーション風撮影に挑戦 | 北國新聞文化センター 写真教室 | 講師 清水 梅子

好きな敷物と小物を合わせて撮ってみましょう。

第132回 スーパーフラッシュソラリゼーション風撮影に挑戦 | 北國新聞文化センター 写真教室 | 講師 清水 梅子

ソラリゼーション風を狙うには、撮影レシピ(カメラ設定と撮影条件)の他に、物体の形や色などによって出やすいものなどがあるため、敷物の色と小物の色は補色に近いものを組み合わせるのが良いです。

みなさん、感覚的にそういう感じのものをチョイスして撮影されています。

第132回 スーパーフラッシュソラリゼーション風撮影に挑戦 | 北國新聞文化センター 写真教室 | 講師 清水 梅子

「ソラリゼーションと相性のいい人形なんです」と言ってお人形(割れ物)をご持参してくださった受講生さん。大変ありがたい教材となりました☆

めっちゃ、濃い感じにソラリゼーションしている!!!!面白いね。

第132回 スーパーフラッシュソラリゼーション風撮影に挑戦 | 北國新聞文化センター 写真教室 | 講師 清水 梅子

初めてのソラリゼーション。どんな仕上がりかな?

第132回 スーパーフラッシュソラリゼーション風撮影に挑戦 | 北國新聞文化センター 写真教室 | 講師 清水 梅子

うん、上手に撮れているようです。ちゃんと色が出てきています。まだ、現像の最中なので色がどんどん変わっていきます。

受講生さんが、うまく全体を納められなかったひまわりの写真に対して、「これで次回提出の宿題ができちゃいますね」と、ポジティブなことを言うのです。

「あ!ほんとだね。これで来週の宿題できちゃうよね、これで十分だよね。」なんて話をしていました。

なるほど。せっかくなので、自分も、受講生のご持参されたお人形を撮ってみたいな!と思って、撮ることにしました。1枚目はピントがイマイチで気に入らなかったので2枚目を撮りました。

第132回 スーパーフラッシュソラリゼーション風撮影に挑戦 | 北國新聞文化センター 写真教室 | 講師 清水 梅子

「ウィーン」と正常にフィルム排出されました。じわじわじわっと、色が変わってきました。

そして、来週の宿題もやってみました。楽しかった。

Q and A

第132回 スーパーフラッシュソラリゼーション風撮影に挑戦 | 北國新聞文化センター 写真教室 | 講師 清水 梅子

受講生からの質問で、晴れの野外撮影で撮った時「周辺減光」が起きてしまうのはどうして?という質問がありました。

第132回 スーパーフラッシュソラリゼーション風撮影に挑戦 | 北國新聞文化センター 写真教室 | 講師 清水 梅子

露出ガイドによれば、晴れている時のクリエイティブモードで露出は-2となっています。それもそのはず、ISO 800のフィルムを使うわけだからそうなってしまいます。

ロモインスタントの絞りは、「明るさ」と表現されているのですが

-2(f/32) -1 (f/22) A (f/16) +1 (f/11) +2 (f/8)という5段階になっています。

注目して欲しいのは、-2はf/32だということ。これじゃ穴のでかいピンホールカメラじゃないかと突っ込みたくなります。うまくバランスをとっているカメラだけれど、f/32では周辺減光が起きるのも納得です。

ロモインスタントやチェキは、そもそも「自撮り可能なポートレート用カメラ」というのが前提にあったはずです。もちろん、何を撮っても良いわけですけど「人物ほど良い被写体ってない」と思うくらい、人の存在って大きいですよね。周辺減光は、日の丸構図で撮影すること前提で言えば、被写体が際立ちます。また、双眼鏡のようなもので覗いているようなノゾキ感が出る場合もあって、真ん中が強調されます。インスタグラムや、写真アプリの中にも周辺減光を効果の一つとして使われています。うまく使って、作風に生かしましょう。

今日は、ここまで、では!

次回は、2024年11月14日(木)課題発表の日です

展示会の話し合いもしたいので、アイデアや写真のテーマなど、よろしくお願いします。

課題内容は、前回のblogに書いてあるとおりで変更はありません。

講座中にロモインスタントで撮影して、次回の課題のサンプルを撮ってみました。

左側が、次回の課題になるんですが、ホラリゼーション(ホラーっぽく)しちゃってお人形さんに申し訳ないから右側の可愛らしい本来の姿と並べておくね。

では!

◆北國新聞文化センター 写真教室 | イオンタウン野々市教室 (石川県野々市市白山町4−1)◆
講師: フォトグラファー 清水梅子

社会人の方がお仕事の帰りにふらっと寄って学べる、19:30から21:00までの夜間講座です。「一眼レフを買ってみたものの、使い方がよくわからない」「こんな風に撮りたいのに、どうやったら撮れるの?」という悩みを抱えていらっしゃる方から「グループレッスンでみんなと一緒に学んでいくのが好き」という方など、受講動機は様々です。座学では、カメラの仕組み、レンズの特徴、構図の撮り方、色のこと、たくさん学ぶべき内容があります。夜間なので、課題(宿題)に取り組んでいただき、発表や仲間が撮影したものを鑑賞・そして講評などで知見を深めていく講座です。ご体験、ご参加、お待ちしております。

見せたくなる写真教室 石川・金沢のカルチャー教室 - 北國新聞文化センター
北國新聞文化センター公式ホームページ

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