北國新聞文化センター 写真教室 / 清水梅子
みなさん、こんにちは。
左手で、水槽に水をどばどば入れつつ、右手でシャッターを切っています。
スピードライトは使ってません。三脚も使っていません。手持ちです。
スピードライトを使用しない理由は受講生が、持っていないからです。
受講生と同じ条件で見本を撮っています
スピードライトがなくても、受講生がわたしと同じようなものを撮れるように撮影した見本です。
ヘモグロビンみたい。
ビー玉を、同時に落とすのが難しいね。
カメラの設定
ISO 2000
50mm f1.4
1/2000
この撮影に関しては、どんどん感度を上げてシャッタースピードも上げてもらうように指導しています。
ノイズがどうこうということではなくて、水という流動性のある液体を、ピタッと止まったように撮るのには、どんな条件が必要なのかを理解してもらうことが目的です。
シャッタスピード優先
シャッタースピード優先モードまたはマニュアル設定にします。
レンズの方は、オートフォーカスでも、マニュアルフォーカスでも構わないのですが、オートフォーカスが難しいかもしれませんのでマニュアルで置きピンした方がいいかもしれません。
水を、下から上に浮かすように水をコップから投げると、シャッタースピードが遅くても止まったような撮影はできるのですが、室内でそういうことはできませんので、カメラのシャッタースピードに頼ります。
ISO感度は高く
シャッタースピードを上げると、撮像素子に光の当たる時間が短いのでどんどん暗くなります。だからISO感度は、上げなければならないのです。
水は面白い
水は、何回撮っても同じ形になりません。似たような形にはできます。
写真教室は、夜に室内に講座が行うので、水に照明を当てて撮影するという手段になりました。
本来は、野外で滝やプール、ちょっとした水場での撮影に活かしてもらうための練習です。太陽の光はとても明るいので室内で撮るときのように感度をべらぼうに上げる必要はないです。
水に、刺激的な動きをさせるためにはどうしても道具が必要です。
私が使った道具は、「アクアボット」というナルゲンボトルに圧縮機能がついた楽しいボトルです。ぜひネットで検索をしてみて下さい。撮影だけでなく、海へ行って足の砂を落とす時にシャワーにもなります。この夏とっても重宝しました。海外のサイトでは、ワンちゃんに水を飲ませたり、おしっこした後に芝生に水をかけておく時にも使われているようです。
◆北國新聞文化センター 写真教室 | イオンタウン野々市教室 (石川県野々市市白山町4−1)◆
講師: フォトグラファー 清水梅子社会人の方がお仕事の帰りに学べる、19:30から21:00までの夜間講座です。「1眼レフを買ってみたものの、使い方がよくわからない」「こんな風に撮りたいのに、どうやったら撮れるの?」という悩みを抱えていらっしゃる方から「グループレッスンでみんなと一緒に学んでいくのが好き」という方など、受講動機は様々です。座学では、カメラの仕組み、レンズの特徴、構図の撮り方、色のこと、たくさん学ぶべき内容があります。夜間なので、課題(宿題)に取り組んでいただき、発表や仲間が撮影したものを鑑賞・そして講評などで知見を深めていく講座です。体験、ご参加、お待ちしております。
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