2019-08-22 19:00-20:30
みなさんこんにちは。講師の清水です。
今日は、みなさんで気持ちよく水の写真を撮りたいと思います。
水という被写体を撮る
水というのは、とても面白い被写体です。
表面張力があるので、まあるくなります。それに、透明なので綺麗です。受講生にも人気がありました。
カメラは湿気に弱い
わたしも、水の撮影が好きです。でも、カメラにとって高温多湿はよくないです。
カビが生えると大変です。湿気と戯れた後は、タオルなどで湿気を撮り、防湿庫に水取りゾウさんとかシリカゲルとカメラ入れて保管してください。
乾燥しすぎはダメですよ。カメラのゴム部分がボロボロになります。塩分は金属部分を錆びさせます。大切にしましょう。
さて、この写真を見比べてみてください。
どちらも同じ設定で撮影しました。
何が違うのでしょう。また、好きなのはどちらですか?
受講生一人一人に聞きました。
・左のほうが、明るく感じる。
・右のほうが、立体感があるように見える。
・右のほうが、泡が暗い。
・左のほうが、ガラスに水滴が写っているので好きだ。
私は、見比べる写真で、受講生の皆さんに、どちらが好き、またそれはどうしてかをできるだけ聞くようにしています。
写真というのは、難しいものです。でも、この講座は、自分が撮りたいこと、表現したいことをどうやって写真に反映させるかという方法を学ぶ初心者対象の教室です。
まずは、自分がどんなことが好きで何を被写体にしたいのか、決められた被写体ではどれが好きなのか、そういうことを探って自分の好みをある程度見つけていくことで、自分の思いが写真に反映されます。そのための質問です。
好みに正解はない
こっちの方が綺麗だと感じるから好き。こっちのほうが、締まりがあってかっこいいから好き。それで良いのです。
ピントが思ったところにきていないとか、ひどくブレているとか、狙い通りのことができていない場合は再チャレンジすべきですね。
話が逸れましたが、受講生の意見に注目。
右のほうが、立体感があるように見える。
なぜ、立体感があるのか。
それは、水に当たっている光の角度によるものです。
水という透明な物体に、どういう方向から光をあてるとどんな風に映るかということを、みなさんに体験してもらえるように、わたしは装置を用意しました。
カメラの設定
水という流動的な物体を被写体とした場合、時を止めたように撮りたければ、やはりシャッタースピード優先です。
初心者の方へのおすすめ設定は、
シャッタースピード優先 / ISO オート
マニュアル設定に挑戦したい方は、マニュアルでやってみてください。
講座の様子
講座の優等生からの画像提供です。一番最初にすんなり水を上手に撮りました。時間に余裕があるので、講座の様子を撮ってもらいました。ありがとうございます。
この二枚の作品、シャッタースピードはどちらも同じ1/2000です。
わたしが、水に照明を当てながら、水を指で持ち上げているところです。
受講生の作品
上手に撮れていますよね。
もし、お持ちのカメラが2009年の頃のものだったら、ISO1600が限界の感度ではないでしょうか。そのころの年式のカメラで撮影するとノイズが目立つと思います。
やはり、光というのは大切です。
ライトや照明を当てていない状態で水を撮ってもらいました。
ISO5600です。かなり明るいですが、光を当てた水の方が綺麗だと思いませんか?
まとめ
スピードシャッターで気をつけたいことは、速度を上げると写真が暗くなってしまいがちなところ。
今回に限っては、感度をどんどんあげても良いと思います。
なぜかって、今回は、シャッタースピードと適正露出で撮ってもらうのが目的なので。ノイズを気にしないという意味です。
今回は、シャッタースピードと感度の組み合わせで適正露出を考えるという内容でした。
次回は9月12日です。
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