2022-10-15 8:00
みなさんこんにちは、こちらはJF9QYV/9 です。
今日は、ARDFという競技大会が金沢市キゴ山で行われるというので応援に来ました。ARDFという競技が一体どういうものか実際に見学をしてその様子や感想などを書いてきますのでしばらくお付き合いください。
ところでARDFって?という方もいるかと思いますので、ちょっとだけ説明します。
ARDFって?
Amateur Radio Direction Findingの頭文字をとってARDF。
TX(発信機)がフィールドに隠されていて、RX(受信機)で信号を受信して発見していく競技です。
海外では別名「レディオオリエンテーリング」、日本では以前「フォックステーリング」と言われていた競技みたい。どんな競技かと言うと「オリエンテーリング」と「フォックスハンティング」を合わせたような競技と表現する人もいます。
ARDFはアマチュア無線の免許は不要!
受信をするだけなので、アマチュア無線の免許もコールサインも必要ありません。最近では、高校生の参加が少しずつ増えつつあるようです。免許要らないから、誰でも参加できるということになります。
詳しいことは、最後の方にJARL公式HPなどを貼り付けておきますので、後でじっくりご覧ください。
※競技選手は受信のみなのでアマチュア無線の免許は不要ですが、TX担当等の一部の人は、A2AやA1Aの電波を扱うため3アマ以上の資格が必要です。
【ARDF】 北陸地方 ARDF 競技大会2022石川 会場の様子
わらわらと選手たちが集まって来ました。受付で参加費を支払うとゼッケンやお弁当引換券などを受け取ります。参加費の中には、お弁当代金や保険なども含まれています。今回の参加費は、JARL会員2000円、非会員は3000円です。
選手の方に「今日は、優勝狙って突っ走りますか?」と突撃インタビューをしてみたところ、
「いえいえ、みんなの顔見に来ました。キゴ山に来るのは10年ぶりかな?競技は、自分のペースでゆっくり楽しく参加しようと思っています。」
ARDFの仲間達とアイボールできるところも楽しみのひとつなんだそう。
そうそう、ARDFには、何種類かの競技と部門があるみたい。
ARFDには、3種の競技と部門、競技クラスがある
クラシック競技・・・144MHz帯と 3.5MHz帯 二つの部門があります
従来のARDF競技で、144MHz帯はA2A、3.5MHz帯はA1A。TXは1から5個+ビーコンで合計6個がありますが探索数や順番は参加するクラスによっても変わってきます。また、周波数によって受信機のアンテナも変わってきます。
スプリント競技
電波の型式は、3.5MHz帯 A1A。TXは第1ループ5個、第2ループ5個+ビーコンで11個ほど。
FOX-O競技
電波の型式は、3.5MHz帯 A1A。TXは5個+ビーコンの合計6個。
日本国内では、ほとんど「クラシック競技」での実施が圧倒的に多いようです。今回の大会はクラシック競技144MHz帯となっています。
また、部門の他にもクラスがあります。
競技クラス
女性(W) 男性(M)
W12 M12 大会開催日を含む学校年度に小学生である者
W15 M15 大会開催日を含む学校年度に中学生である者
W19 M19 大会開催年の12月31日現在、20歳未満
W21 M21 制限なし
W35 大会開催年の12月31日現在、35歳以上
M40 大会開催年の12月31日現在、40歳以上
W45 大会開催年の12月31日現在、45歳以上
M50 大会開催年の12月31日現在、50歳以上
W55 大会開催年の12月31日現在、55歳以上
M60 大会開催年の12月31日現在、60歳以上
W65 大会開催年の12月31日現在、65歳以上
W70 M70 大会開催年の12月31日現在、70歳以上
M75 大会開催年の12月31日現在、75歳以上
競技クラスによっては、TXの数や数字が異なります。
ARDF クラッシック競技 144MHz帯部門で使用される受信機(RX)
TX(発信機)の使用周波数は145.66MHzで、ビーコンは145.78MHzです。
受信機には、いくつかのメーカーがあるようです。コンパクトなものから、少しばかり大きめのものまで。
写真で裁定長JA9MIWが組み立てている受信機は、China製の3ele八木宇田アンテナのようです。
さて、そろそろ始まります。
開会式
いよいよ、開会式が始まりました。「晴れてよかったね」とか、「みんな頑張って」とか、そういう励ましの言葉を言ってたんじゃなかったかな。多分。。。
開会式の後は、記念写真を撮影です。
撮影用のパネルをみんなで貼って準備しているところです。
競技前に撮るから、ちょっと緊張かな?
こうやってみんな揃って写真撮るのも良いですね。じゃ、みなさん、頑張ってください。JF9QYVはススキの陰から見守っていますから。
キゴ山って、冬は雪が積もるとスキー場になるんです。このススキ畑みたいなところはゲレンデになる部分ですね。その向こう側を選手たちがぞろぞろ歩いています。スタート地点へ向かっているんだよ。
これがスタート地点です。よく見ると、手書きでレタリングした手作りの幟、味わいがあるねえ。
TXを発見したら、SIカードでチェックインをする
SIカードというもので、チェックインした人の番号と時間を記録をできるみたい。便利ですね。昔は、ステープラーみたいなもので紙に挟んで穴を開けるタイプのものだったらしい。
スタート地点には、参加者リストなどの掲示物、時計とタイマーなどがあります。
いろんな準備が必要なんだね。
タイマーは、5分おきに設定にしてあるのと、スタート1分前にカウントダウンをしてくれます。
今回参加した選手は30人。1度にスタートする人数は5名なので、6組がそれぞれ5分おきに出走していきます。
審判長が走ってきた。スタートの準備ができたらしい。
競技10分前に地図を渡される
先頭のグループが、いよいよ地図を渡されました。コンパスを使って、地図を読みます。
※配布された競技用地図以外の地図を使用した場合も失格になります。
この時、「高低差」「尾根」「谷」「川」など、目標になりそうなものをチェックしします。地図とはいえ、地形図に似たような等高線が書かれているものです。登山などをやっていた人は有利かもね?
選手たちは、身軽で受信機(RX)とコンパスと地図以外のほとんどのものは持っていない印象。服装も、マラソン的な感じの方が多いですね。
ARDFでは時に藪漕ぎをすることもあるようです。その際、膝から下はゲートルのようなものを装着するか肌を露出しないことがポイントですね。
地図を読み終えたのでしょうか?なんだか余裕を感じますね。
さて、いよいよ、スタートです。
ひたすら走らなければならない区間がある
「スタート地点」から「探索開始地点」までの間は、受信機を使って探索をしてはいけないというルールがあります。審判長によれば、世界大会では100メートル走の如く全力疾走なんだそうです。
今回は、M75というクラスに参加されている方もいらっしゃるので走らなくても良さそうですね。個人的に思うことは、その年齢でしたら参加をしただけでもARDFの功労賞をあげたいくらいです。
クラシック144MHz帯のTXは水平偏波なんだってよ
今回は、144MHz帯でTXは水平偏波なんだそう。探索開始地点を過ぎてから、TXの探索が始まりました。選手たちが、アンテナを回して音を聞いています。ここで、無線の知識が役立ちそうです。TX(送信機)が発信する電波の特性と、受信機(RX)の特性を理解して上手に使うことができれば、もっと効率よくTXを見つけられそうです。※ちなみに3.5MHz帯は垂直偏波
TXは水平偏波なので、基本的に受信機は水平にするのだけど、近いときは音が大きくなるから受信機のボリュームを落としたり、縦にして受信感度を落としたりして使うと良いらしい。
TXはモールス符号が鳴るように設定されている
ビーコンは 「MO」でビーコンはなりっぱなし。
TXはそれぞれ1分間鳴ります。
TX1「MOE」ーー ーーー・
TX2「MOI」ーー ーーー・・
TX3「MOS」ーー ーーー・・・
TX4「MOH」ーー ーーー・・・・
TX5「MO5」ーー ーーー・・・・・
例えば最初にTX1の方角を見つけても、1分経つとTXの信号が2に変わります。次にTX1の信号を聞くことができるのは4分後です。4分待たないとTX1の信号を受信できないのです。
これを、どう生かすか戦略を考えるのもひとつです。
選手それぞれやり方が違います。
高いところへ登って、または開けた場所を見つけたらそこへ行って、全部のTXの方角を把握して地図にメモして、遠いところから一つずつ順番に取っていくスタイル。または、1つずつを確実に狙っていくタイプ。色んな戦略があるようです。
自分に合ったスタイルを見つけて楽しむこともできるので、なんだか、ワクワクする競技ですね。
スタート地点から探索開始地点までの様子
みなさんが、ひたすら走る写真を載せます。ちょっと下がって登るルートなのできつそう。。。
爽やかに走ってますね。
受信機に地図に、結構持ち物が多いよね。
探索地点に来たら、すぐに受信開始。
ひたすら走る。
地図とコンパスを受信機に貼り付けて使っている選手もいたよ。なるほど!見やすくって良いアイデアですね。
同時スタートでも、競技クラスが違うため、みんなそれぞれ探すTXは違う。
選手全員が出走しました。みなさん頑張ってください。
無事出走を見届けました。
特別に許可を得て、ARDF体験
本来、競技当日に部外者が入ることは許されません。特別に許可を得て体験をさせていただいています。
早速、受信機を借りて、イヤフォンを耳につけてみました。受信機はボーガンみたいでちょっとカッコイイなと思いました。
受信機から「ピーピー ピーピーピー」って音が聞こえて、「なんか聞こえる!聞こえる」って喜んでいたけど、自分が聞いていた音は単なるビーコン(ゴール付近にあるなりっぱなしの発信機)だった。
「ピーピー ピーピーピー ピッ」が、「1」という音だってこの時初めて知って、その音の方向へ誘われて歩いていくと「ピーピー ピーピーピー ピッピッ」という「2」の音に切り替わって、1も近いけど2もよく聞こえて、どっちに行こうか迷う。
2を探すか1を探すか迷っだのだけど「1」を見つけることにした。
こうやって、欲を出すとどれも見つけられないみたいなことになるんだろう。初心者っていうか、何も考えずに体験した者としては、気持ちに揺さぶりがかかって迷ってしまいます。このディレンマがもどかしくもARDFの難しさであり面白さなのでしょう。
TX1 みぃ〜つけた!
探索開始地点からゆっくり歩いてTX1を見つけるのに33分かかりました。33分もかかったら、戻る時間も考えないといけないし。。。タイムリミットは2時間以内なんだよね。それまでに、何個見つけられるかな。
早い人は50分くらいで帰ってきてしまうらしいよ。ほとんど走りっぱなし状態だよね。マラソンみたい。
一つ発見することができたので、ゴール付近で待ち構えている予定だったのですが、TX2は頂上の方へ向けると強く入ってきて、TX3はもっともっとイヤフォンの音が割れるくらい強かったので3を探すことにしました。
TX3 みぃ〜つけた!
とりあえず、音が強くなっているから登っていくか。と言う感じで探しました。
2つ目のTXを見つけました。これを見つけるのに、9分かかりました。おや?思ったより早く2つ目を見つけることができました。
早くゴールに戻って、みんながゴールする瞬間を待ち構えていようと思ったのだけが、2つ見つけると、もう1つ。。。とか思ってしまうね。
こんな珍しい競技を体験する機会はなかなかないだろうし、かといって早くゴールで待機して選手たちの写真撮らなきゃ。って思っているのに。。。おおおおおん。そんなことを考えていると受信機から「ピーピー ピーピーピー ピッピッ」と音が聞こえてきます。TX2がとても強く聞こえるのです。
タイムリミットは12:50なので帰りの時間を考えると探索している時間がない。行けるところまでとりあえず行くか。。。って感じで、12:30になったらすぐ引き返すというのを条件にTX2の探索へ行くことにしました。
ゴールへ向かう選手とすれ違う
これからTX2を探索しに行こうとしている時に選手たち数名とすれ違った。
もう、ゴールへ向かっている選手。自分は、体験だから選手ではないけど、とても不安になります。もうゴールするんだ。。。って不安になりますね。でも、こういう心理的なプレッシャーに負けてはいけないんだろうね。
選手によって出走時間がずれているのだから、周りが早いか遅いかということよりも時間内にTXを探索することが重要です。
12:30分になり、タイムリミットです。最後の選手が来る前には最低戻りたい、そうじゃないと表彰式の様子を見ることができません。
早く戻ろう。。。
ゴール!
JF9QYVがなかなか戻らないことに気がついた審判長JA9BJSがゴールシーンを撮影してくれました。
最後の坂は、何気にキツい。
お疲れ様でした!
本部に戻ってみたら、みんなお昼ご飯食べてたわ
私もお弁当を食べます。体験でTXを探すだけでとても苦労して、写真とかほとんどありません。。。という感じで、欲張るのは良くないです。www
普通に、疲れてしまいました。日頃の運動不足でしょう。。。ARDFをやるには、毎日最低5キロ程度は早歩きとかしないとダメだね。。。と、思いました。
競技に参加した選手たちがまったり過ごしています。
そして、結果発表もありました。
結果発表と地図の答え
選手が全員戻ってきたようなので、大会の結果が出たようです。
結果は、このように壁に張り出されます。
地図の答えもありました。
そういえば、気になっていたTX2の場所の答え合わせがしたかったところ。
あと一歩のところにTX2がありました。
幻のTX2となりました。
表彰式 総合結果
各部門1位の方の写真を動画からキャプチャーしたものを掲載します。(表彰式の様子の動画は後日またアップロード予定!)
みなさん、おめでとうございます。
M21の優勝者の動画がありませんでした。もしかして表彰式にはもういらっしゃらなかったかもしれませんね。遠方からお越しの方で帰られたのかもしれません、一位おめでとうございます。
ちゃんと全員分あるかな?
総合結果での1位すごい!
表彰式 地域結果
9エリアの大会なので、総合で1位になれなくても地域結果で1位と言うこともあります。9エリアの方で総合1位と言う方は必然的にダブル受賞することになるんですね。
表彰式の後、さらに素敵な景品がもらえる賞も与えられました。石川県の地元でとれた、おいしいお米「湯涌米」や、お菓子などです。必ずしも1位とは限らず、審査員の皆さんが独断と偏見で決めたユニークな賞です。思いがけない景品にみなさん嬉しそうでした。
表彰式の後の記念撮影
みんな、いい顔してる〜☆
県外から参加された選手の中には、賞状を受け取らずに急いで帰宅する選手もいます。遠方からのご参加、ありがとうございました。
みなさん入賞、おめでとうございます!!
無事に表彰式も終わり、みんながそれぞれホッとして帰るところです。
頭脳と体を動かすこの競技、参加するだけでもきっと楽しいと思います。だってみんな、楽しそうだもんね。
今回、地元金沢の大学生たちはみんな文化祭があって参加できなかったようです。
来年は、福井県が会場になるんだって。奮ってご参加くださいな!
競技の結果はこちら↓
北國新聞に掲載された記事
ARDFパスポート
ARDFパスポートというものがあるようです。こうやって、御朱印帳のごとく集める嵩張らない思い出も良いですね。今回司会を務めたJA9KGV高木さんから、貴重なものを見せていただきました。
ARDF大会を体験してみたJF9QYVの感想
初めて競技を見ることができ、また体験することができて楽しかった。そして、この競技をやりながら思うことは「SOTAとかやっているアマチュア無線家の人たちがやったら面白いことになるんじゃないか?」と思いました。SOTAは「山に登ってQRV」をします。ARDFとは少し違いがありますが体力を使う部分では似ています。また、登山好きは大体地形図の基礎学力が備わっている人が多いので向いているのではないかと思います。
ちょっと話が逸れるんですが、厳冬期の登山やバックカントリースキーなどのウィンタースポーツでは雪上訓練というのがあり、仲間が雪崩に巻き込まれたときにビーコンで捜索をする訓練をします。
訓練では、雪の中にビーコンを隠して探索をするのですが近づくとビーコンの音がピピピピピピピピと激しい音に変わって、半径2メートル以内にいるよ!って音が変わり、雪にゾンデ棒を刺して埋まっている深さを調べてからスコップで雪を掘ります。(そうしないと、埋まっている人をスコップで傷つけちゃうからね)
もしARDFをやっていれば、そういった捜索の時にも役に立つかもしれません。電波はそもそも目には見えないのだけど、代わりに音が出るようにして目に見えないものを音に変えるという五感を使って電波を感じるというのは面白いですね。
来年の大会に向けて、今ら少しでも歩くとか運動をするか、地形図を読む練習をするか。。。など、これからの目標にしても良いかもしれませんね。
最初にも書きましたが、アマチュア無線の免許は不要、誰でも参加することができる競技です。より多くの人に、この競技を知っていただきたい。そして、たくさんの方が参加することを心よりお待ちしています。お友達と一緒に記念参加するのも良し、本気で走ってもよし。人間のいろんな能力が試される競技に私も興味が湧いたところです。
2022年11月6日、福井県武生市で行われる「ハムの集い」では、ミニARDF体験がありますのでぜひご参加ください!
北陸レディオスポーツクラブ(HRSC)
ARDFを中心に活動するクラブチームです。ARDFにご興味のある方はぜひご入会ください。メーリングリスト登録されますと、ARDFの練習会、地方大会やイベントなどのお知らせが届きます。
11月6日に福井県武生市で行われた「ハムの集い」ではHRSCのブース出展をし、会場の敷地内でミニARDFを行います。
ARDFと言う競技に参加するときに、あると良い「ARDFグッズ」が写真付きで紹介されています。競技参加の前にチェックする時便利だよ!
The Japan Amateur Radio League
JARL公式のARDFのHPです。日本では、アマチュア無線の電波を使用した競技になることからJARLが
ARDFがやめられない
遠方から遥々取材にやってきてくださった植木さんのHP。
昭和63年にアマチュア無線を始めると同時に「おもしろそう」と体験。いきなり参加した全国大会では悲惨な成績ながら懲りることなく各地の大会に参加を続け、(社)日本アマチュア無線連盟和歌山県支部長に「道場破り」と称されるほどに。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/earth-1/ardf/ardfindex.html
平成2年には第5回ARDF世界選手権大会(チェコスロバキア:当時)に日本代表として派遣される。
各大会で入賞および捜索隊出動寸前のタイムオーバーによる失格が多数。
やはり、元々は選手だったので競技にとても詳しいのです。CQ誌に連載されているようなのでARDFの記事もチェックしてみてね!
ARDF(Radio Orienteering)について
ARDFについてご興味を持たれた方はぜひこちらの公式なHPをご覧ください↓↓↓
海外のARDFに関するホームページ
ARDFの海外の動画
ARDFは世界大会があるので、日本でも良い成績を収めると海外の大会に出場できるようです。まだオリンピック競技にはなっていませんが、今後なる可能性もある競技なのでぜひ注目していただきたいなと思っています。また、今からでも遅くありません。競技人口が減りつつあるようですが60代から始めたという方も少なくないようです。
Radio Orienteering – ARDF sport
「まるでチェスにも似た、驚くべきスポーツ。しかし、それはチェスボードの上で行うのではなく大自然のなかで行われる、知的能力と身体能力を連携させた競技。それはRadio Orienteering すなわち、逃走中のチェスゲーム。」と言ったようなキャッチで始まります。
一通りの解説があり、チェスを比喩にした解説表現のアナウンスが流れます。ビームアンテナを持ってひたすら走っている世界中の選手たちの様子などを見ることができます。捜索シーン、インタビュー、表彰式など様々な様子が集約されていて映像としてわかりやすいのでぜひご覧ください。
ARDF 2021 – Lithuanian Championship – Sprint
こちらの動画は、選手にアクションカメラをつけて撮影された選手目線の映像をみることができます。大変臨場感があります。TXが近づくとRXの音が割れるように大きくなっていきます。競技参加を考える方には、とても良いシミュレーションになると思いますので参考に!
Intricate Contours || Kris Jones || Think Fast, Run Hard, Go Orienteering
こちらの動画は、地図とコンパスを使って実際に解説している動画です。危険箇所についての解説などがあります。イギリスの森の様子が日本の山林と違って、綺麗だなという印象です。
というわけで、興味を持った方、やりたいなと思った方はぜひお問い合わせください!
それでは、次回の交信までごきげんよ〜♪ 73 and 33, de JF9QYV
コメント
FBなレポートありがとうございました。
閲覧・コメントありがとうございます。貴重な体験をさせていただきました。
ARDF審判員講習会にも使えそうな素晴らしいブログを拝見し、HRSCとARDF日本のMLにアドレスを流させて頂きました。
to JA9MIW ありがとうございます。ARDFは面白い競技だと思ったので私自身も体験・取材を通して興味を持ちました。競技人口が増えたら良いですね♪