2025-10-11 14:30-20:00
みなさんこんにちは、星のソムリエ®︎ゆすらこちゃん です!
(※星のソムリエ®︎は星空案内人資格認定制度運営機構が管理・運用する商標です。このコンテンツの企画・運営に星空案内人資格認定制度運営機構が関わったものではありません。)
石川県白山市で行われた「獅子吼高原(ししくこうげん)でジオパークと星空を観察しよう!」というイベントの様子を紹介します。
本日のタイムスケジュール

いつもと違う流れになりますが、今回は、望遠鏡作りをしてしまってからゴンドラに乗ります。
それからジオパーク観察、夕陽を見てから、星空観察と花火を見て解散です。

花火は、十八河原で打ち上げるみたいなので、この場所を覚えておくと良いですね。今日作った望遠鏡が、早速役に立つと思います。
NPO法人オリヅルプロジェクト 新家さん

このイベントを企画・運営してくださっている新家さんから、タイムスケジュールの紹介、NPO法人の活動実績の紹介などがありました。

NPO法人オリヅルプロジェクトは、スカイ獅子吼の最上階に、みんなが楽しめるように図書館を作ったり、いろんな活動をしてくださっている団体です。新聞にも多数掲載されています。
自己紹介など

自己紹介と言っても、「どの辺の地域から参加してくれましたか?」と聞いて、手を上げてもらうような自己紹介です。いつもは鶴城地区の方が多いですが、今回は旧松任の方などからの参加がありました。
天体望遠鏡、パンとジュース、お菓子

みなさんの天体望遠鏡がたくさん並んでいます。

ジュース、パン、お菓子です

準チョコレート、クッキー、せんべい、スナックなどいろんな種類のお菓子があります。

パンは、根来製菓所の「職人づくり」さんのもので、こちらもたくさんの種類のパンがあります。ゆすらこちゃんのおすすめはクリームチーズのパンです。(丸い形をしています)
望遠鏡の配布
望遠鏡には正立像と、倒立像の望遠鏡があって、好きな方を選べます。新家さんの方から、望遠鏡について選ぶ事前説明がありました。好きな方を選ぶことができます。

正立像は、フィールドスコープとして使うことができるので便利です。

望遠鏡を持っていくときに、星の手帖社さんがくれた光シールももらってね。

「星座動物園」のイラストは、藤井旭さんのイラストです。
次は、ジュースとパン、おやつの配布です

みなさん、マナーよくとっていただきました。

みんなで分けることを理解してくださって、嬉しいです。

袋やおしぼりも配布しているので、使ってください。

みんな、新家さんが用意をしてくださいました。いつも準備ありがとうございます。

お菓子だお菓子だあ。食べ過ぎても体に良くないもんね。
天体望遠鏡作り

では、早速望遠鏡作りをします。


倒立像、正立像でスペック的な大きな差はないのですが、倒立像の方が対象が明るく見えます。
また、正立像はプリズムを使って像を正立に修正するため組み立ての作業に少し時間がかかります。
まずは接眼部から組み立てるのですが、気をつけて欲しいのはレンズの持ち方です。

正しいレンズの掴み方を先に示してから、質問をします。
正しいレンズの掴み方はどっち?と聞いてみると、左側の画像を示してくれました。正解です。

ちゃんとお話を聞いてくれている証拠ですね。

お母さんに手伝ってもらいながら、どんどん進めていきます。

接眼部組み立てでよくある間違い
よくある間違いというのは、レンズの向きとはめ込む場所です。ここは、スタッフのみんなでしっかり確認しました。そうじゃなかったら、ちゃんと見えないですからね。。。
正立像の方は、プリズムの組み立て作業があります
一方、緑色の望遠鏡を選んだ人はプリズムの組み立てをしなければならないので、説明をしました。

前回のイベントでも、カチッという音が鳴るまでに、ちょっとてこずることが分かったので、サポートをしました。

上手に、組み立てている人もいました。

次は、天体望遠鏡のレンズの扱い方です。触っていいところ、持っていいところについての再確認です。

みなさん、自分のペースで、ゆっくり作っている様子で、安心しました。にっこりサービス、ありがとう!

みなさん、説明書をしっかり読んで取り組まれていました。

お父さんも真剣です。

パーツの確認をしっかりして、完成を目指しています。

親子でワークショップ、楽しいですね。

時々、お母さんに確認してもらって、自分が頑張ったところをしっかり評価してもらいましょう。

遮光テープを貼っているところ。望遠鏡は、丸みがあって、転がってしまうとシールを貼るのが難しくなりますから。

早速、パパが持ってきた三脚につけて、観察しています。よく見えると、喜んでいますね!
ピント合わせや、手作り照準パーツを配布していたら、自分で写真を全然撮っていません(汗)
ただ、手作り照準パーツは、見やすい!と非常に好評でした。ジオパークの先生からも「これ、良いね!」と褒められました〜☆
いつも、あまり時間がなくて配布が難しかったのですが、今日は全員に配布することができました。よかった。
この後、自分の荷物を持ってゴンドラに乗ります!
ゴンドラで移動

みんなで仲良く、ゴンドラに乗ります。

帰りのチケットを無くすと大変なことになるので、わかりすいところに保管しましょうね。
ジオパーク学習

ジオパーク学習では、カツオ先生こと小川将友さんが解説をします。

この日、雨が降ったり止んだりしていたのだけど、望遠鏡を作っている間にも、路面が濡れていたからちょっと降っていたみたい。向かい側にある山の奥、加賀塩谷まで見えました!!!
ほとんど福井県くらいのところです。そんな遠くまで見渡せる場所だなんて、ここに何回も来たことがあるけど知りませんでした。

雨が止んで、ほんの少しの隙間から夕日色の空が顔を出します。

ジオパークのクイズ、お父さんお母さんも熱心だけど、お子さんも一生懸命考えます。

答えを聞いて、ちゃんとメモをするお子さんも。

逆さに見えるけど、しっかり天体望遠鏡も持っています。

今日初めて会ったばかりなのに、仲良くなってます。
獅子吼と言われているこのみなさんが立っている山、名前があります。
また、その山の標高はいくつかな?と言うクイズです。
100mの標高が上がるごとに気温は-0.6度下がると言われています。獅子吼と下の方では約4度近く気温差があります。そこにさらに風がふくと体感温度が低くなって、、、どんどん寒くなってきます。

さあ、寒くなってきたので、室内でクイズの続きです。
右岸と左岸。川にも右と左があります。上流に背中を向けて(下流を見て)右側が右岸、左側が左岸です。

「どうしてこんなことが起きたでしょう?」とか「なぜこうなったか?」という過程を考える問題が多いので、解答にも少し時間が必要です。

小学1年生から6年生まで参加しているけど、低学年でも同じスピードで解答を出しています。

いろんな意見があって、答えとしては違うけれど「なるほど、ある意味合っているよね」と言う答えもあります。
正解はひとつ?でも、その考え方が合っていて、不正解?ちょっと難しいです。

「かすみ堤」の問題では、スクリーンに立って説明するお子さん。

一生懸命自分の字で解答を書きました。頑張りました!
夕日が沈む
いったん、ジオクイズを休憩して夕日鑑賞の時間になりました

太陽の視直径約0.5度(約30分角)で、実は視直径は月とおなじ。だから日食で上手く重なるのです。太陽から地球に届く光は約8分30秒ほどで、あっという間に海へ沈んでいきました。
もしかして、スワン彗星が見られるんじゃ?と思って南西方面を双眼鏡で確認してみましたが、難しかったです。南西方向には雲と山がありました。
みんなの作った望遠鏡
望遠鏡は、みんなと同じ見た目なので、目印となる惑星シールを配布しました!

「好きなところに貼ってください」とお渡ししましたら、みんな違う貼り方でかわいいのです!

黒い状態に、こんなふうに春と、惑星のシールがすごく引き立ちますね!!!

接眼部に近い方に、巻きつけるように貼るのもいいね☆

見せていただきました、シールを貼っているところ。自分のだってわかるように、工夫して貼ったのがよくわかります。

ちゃんと覗いて、ピント合わせを自分でしているところ。すごいなあ、大人でもピント合わせが難しいことってあるんだよ。
花火のフィナーレ
さて、今は曇っていて星が見れそうにありませんが、天頂付近にはでねぶとベガが見えました
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もうすず19時で、花火が始まります。

屋上に行ったら、ゆすらこちゃんひとりぼっちでした。

わああ、火の粉の一粒一粒がはっきりと見えます!!!

手持ちでブレブレのコリメート撮影をしてみたよ。打ち上げ場所がはっきりわかったよ!
日頃、眼視観測で天体と向き合っている人ならわかると思うけれど、手持ちのブレとiPhone12proのイメージセンサーがこのノイズやらを出しているわけで、実際に自分の目で覗くと透き通るように綺麗に見えるんだよね。

そこをうまく、伝えられないなあ。。。実際に、みた人だけが、この美しさがわかるわけで。。。まあ、でも、拡大されて見えるというところは伝わったかな!
あと、ピントは合ってません。ピントをシビアに出している時間はなかったのですが、こんなもんですね。
みんな、下の方で見ているんだね、きっと。

フィナーレの花火、スマホで撮ったものを並べてみました。短い時間だったけれど、すっごくいい場所から花火を見たので、わああって、思いました。
今年は、4回実施することができました。いろんな親御さんたちにお会いでき、交流できたこと、嬉しく思います。NPO法人オリヅルプロジェクトの代表 松村さんをはじめ、新家さん、竹田さん、カツオ先生、お手伝いの方達、みなさんのおかげで素敵なイベントに参加することができ、感謝申し上げます。
またこのような機会があったらいいな、と思います。(来年実施があるかは未定です)

これまで参加してくださった全ての方々、スタッフの方々、ありがとうございます、どこか星空の下でお会いできることを楽しみにしております。
ゆすらこちゃんより
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