2022-03-10 19:30-21:00 今日は、久しぶりの全員出席!
カメラの基礎知識 総復習part5
今日は、色彩の部分についてと構図についての部分です。あくまで最低限の基礎についての復習です。
色の要素について
色彩といっても、色について分類していくといくつかに分かれます。専門的にはもっともっと細分化されています。が、ここでは簡略的に説明します。
明度、つまり色そのものの明るさ
さいど、色そのものの鮮やかさのこと
サンプルとしての写真と彩度の上がり方に違和感がありますが、写真の彩度と色そのものの彩度を同じ感覚で扱わない方がいいですよね。彩度が高くなるほど鮮やかにとはいうものの、写真でこんなに彩度を上げていったらとんでもないですね。
まあ、正解とか不正解とかそう言う問題はありません。「いかに、現実的な色を表現するか。」と言うことを追求したい人と、「映えを狙うあざという色使い」を求める人と、それぞれです。
好みの問題はありますが、ここ最近の世間では、わざとらしい色使いにはうんざりで批判も多いのは事実です。
周りや流行りのことは置いといて、自分の気持ちを追求しましょうね。
自分がどうしたいのかという気持ちを優先してください。感覚的な部分が関与してくるのだから自分の好きな様にしましょう。他の人のことなんかどうだっていい。
構図について
構図についても同じ事が言えます。そもそも、構図なんて自由に好きなように撮ればいいんです。
被写体によって決まりはあると言えばある。また、ルールもあると言えばある。ですが、それに限ったことではありません。
このようなパターンは、構図に迷う人のためにあるガイドブックと同じなの。
パターンを知っていると、楽ですよね。「このパターンを撮って、次はこれ。んで、次はこれ。」と手順もお手軽になる。でもね、被写体によってはどの構図パターンにも当てはまらないものがあるし、これらのパターンを意識しすぎて違和感ある写真を撮る人もいる。また逆に、その構図パターンに当てはめると、ビシッとハマる写真もある。
万能なものは存在しないと言うことであろう。
パッとみて、「いいかも」と言う瞬間的な判断で良いと感じるものが、良いものなんだよ。
課題発表「スズメを撮ろう!パート2」(別の鳥でもO.K.)
さて、楽しい課題発表の時間がやって参りました。講師はこの時間が一番好きです。受講生達がこの課題発表のために、何度も通って撮影に挑んだわけですから。
前回、スズメを撮れずウグイスで課題発表されたY田さん。今回は、課題通り2シーンのスズメの写真を持ってきてくださいました。かなり低い位置から撮影したスズメの写真と、青空を背景に凛と木の枝に留まるスズメの写真。これら2シーンの写真から「こちらはお腹側がたくさん写っているから白い部分が多くて、あちらの写真は茶色い部分が多く、同じ鳥でも別の鳥のように感じて面白い」と感想を述べた受講生もいました。
今回講座では色彩のところを扱ったので、補色、カラーコントラストのことなどにも繋がって、素敵な課題作品となりました。
最近色々あって、撮影に行かれなかったH上さん。復帰されて嬉しく思います、お帰りなさい。スズメはいなかったけど、別の素敵な鳥に出会いそのお写真を持ってきてくださいました。
羽を広げているオオハクチョウと、満開に咲く梅の花から顔を出すメジロの写真です。オオハクチョウはロシアから飛来してきます。暑いところでは暮らせない寒さを好む鳥です。その鳥の飛翔の瞬間に立ち会ったそうです。また、メジロはスズメを探しに行ったら遭遇した棚ぼた的なラッキーだったんだとか。
みんなで、写真を鑑賞しているところ。
スズメは地元鳥で、メジロ、オオハクチョウは渡鳥です。日本の鳥は地味な鳥が多いからこうして海外からやってくる美しい鳥達が、季節の訪れを知らせに来てくれます。そして海外の花粉やウイルスなども持ち込んできます。うがい手洗いはマメにしましょう。また、野鳥撮影では起毛系の上着ではなくツルツルとしたものを着ると良いです。
難しい課題でしたが、挑戦してきてくださりありがとうございます。お仕事で忙しい受講生もいますから、これにめげず次回また新たな課題に挑戦して作品を残しましょう!
次回は、2022/03/24 「LOMO’INSTANT」を使った講座内容です
オーストリア・ウィーンに本社をもつLomography。アナログカメラ、オリジナルレンズ、カメラフィルム、フィルター等、世界に類似するものを作らないオリジナリティあふれるカメラ用品を作っている楽しい会社です。
講師は、このメーカーのファンでありユーザーでありコレクターでもありんす。中でも一番のお気に入りはinstax(富士フィルムが製造しているインスタントフィルム)を使ったカメラ「LOMO’ INSTANT」です。
次回は、受講生6名にこのカメラを無償で貸し出します。
その代わり、電池代とフィルム代金はご負担ください。
ちなみに、次回の講座内容はカメラの使い方についての特訓がメインになります。普通のカメラとは違って、ボタンの位置や操作、仕組みなどが独特です。間違った使い方をして壊さぬよう、しっかり理解してから撮影に挑んでください。
また、完全マニュアルになる為、適正露出のことをやります。これまでやってきた基礎が活かされるという訳です。
忙しい時期ですが、できるだけ欠席しないようにお願いいたします。
それではまた、次回お会いできるのを楽しみにしています。
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