【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第98回 課題「自然光で撮るテーブルフォト」※課題発表

2023-05-25 19:30-21:00

【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第98回 課題「自然光によるテーブルフォト」※課題発表

さて、今日は課題発表をしていただく時間です。

課題内容が、大学の授業みたいな内容となっていてかなり苦戦したんじゃないかと思います。社会人であるみなさんに、あまり負担をかけたくないので、ササっと取ってきて貰えば良いよっていうつもりで出した課題でしたが、かえってそれが難しく苦戦させてしまったようです。

では早速、発表していただきましょう。

発表の様子☆

©︎Naohide Takamura

【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第98回 課題「自然光によるテーブルフォト」※課題発表

実は、前回も素敵なフルーツ盛り合わせ写真を見せてくださったのですが課題内容をより深く解釈されて再撮影して持ってきてくださいました。

お手数をおかけしましたが、より課題内容に寄せたものになっておりました!

©︎Naohide Takamura
©︎Naohide Takamura

全く同じ被写体も、光の当たり方でガラッと印象が変わります。また、自然光を使うため背景が変わります。立地や壁、建築物の間取りなどによって、撮影する時間帯によって、色々変わる。それを知っていれば、自然光での撮影ももうお手の物です。

©︎Eri Chatani

課題なのに、なぜか作品ぽく写ってしまうのはどうしてなのでしょう?(褒めています)

【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第98回 課題「自然光によるテーブルフォト」※課題発表

被写体は「パンケーキ」と聞いて、この課題にはちょっと難しい被写体なのでは?という疑問を抱いてしまいましたが、今回の課題の先の方にある「テーブルフォト」らしいセンスのある課題を提出してくださいました。辛口なコメントをすると、課題という目線から言えば「ピントや適正露出」という技巧的な部分が今回メインとするテーマだったので、そこをシビアに追求してもらえるとさらによかったかな。

©︎Eri Chatani
©︎Eri Chatani

課題を無視して、写真として見るととっても素敵な写真です♡

©︎Mamiko Maruyama

【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第98回 課題「自然光によるテーブルフォト」※課題発表

課題内容をしっかり理解し、撮影に取り組まれたようです。間取りなどがわかる様子をスマホの写真で添付され、わかりやすく説明されています。今回の課題には直接関係ないのですが、愛犬が写っていて撮影の裏側みたいで可愛い♡

©︎Mamiko Maruyama
©︎Mamiko Maruyama

今回の課題内容に、大変忠実に撮影されています。被写体とカメラの距離をメジャーで測って撮影されたので撮って出しなのにケーキ屋お皿のサイズが変わらない。すごいです。技巧的な部分を磨くにはとても必要な撮影工程を踏んでおり、課題らしい取り組みができたんじゃないかな?と思います。また、忠実に撮影してきたことから、比較しやすく見やすい写真になっています。

©︎Kenji Torigoe

【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第98回 課題「自然光によるテーブルフォト」※課題発表

一番大変だったのは、「男一人で喫茶店でパフェを注文すること」だったそう。スイーツ男子は世の中にはたくさんいてそんなに変な目で見られることはないと思うけど、入りにくいなという気持ちもよくわかります。例えば、女性でひとりぼっちでラーメン屋に行って食べにいくのはちょっとな、といった感じでしょうか?まずは、自分の慣れていないことをして課題を撮ってきたというところに「よくがんばりました!」と褒めてあげましょう。

©︎Kenji Torigoe
©︎Kenji Torigoe

さて、実は「おおおお、すごい」ってみんな、そして私も声を出していったのは、課題シートの絵です。絵を描くようにデッサン帳になっていて、そっちに目がいってしまいますね。写真も、ばっちり2種類の光をてて撮影されています。「ソフトクリームが溶けないように、急いで撮った」という心意気は、これはプロが食べ物を撮るとき真っ先に優先する項目です。被写体も、赤と白の色彩が良い感じです。

課題という難しさ

【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第98回 課題「自然光によるテーブルフォト」※課題発表

課題というのは、「自由なもの」(テーマとしては広い範囲)や、「細かい指示があるもの」といろいろあります。いつもはこのような課題は扱わないのですが、課題のイメージというのはピアノの練習で言うと運指の動きをメインとした内容とか、リズムを鍛える練習といった内容に近いものがあります。音楽ではどの楽器でもそうですが強弱やアクセント、テンポなどの技巧的な部分となります。写真は、「センスだけでどうにでもなるもの」と言われている反面、「技巧的なことを理解していればもっとこう言う撮り方ができたのに」という側面も持ち合わせています。やはり、良い写真を撮っていく上で、つまり品質の良い写真を撮るには撮影技術は外せません。すごく窮屈な硬いだったかもしれませんが、みなさんの提出課題を見て、私はとても感激しています。雑に聞こえるかもしれませんが、どれも良かったという感想です。 

大人の方にこういった課題を出すと、やはり人生長く生きている分、出した課題に取り組む姿勢や、解釈に深みがありそういったものが作品に影響してくるように感じました。

みなさんに出してよかったな、と思う課題でした。いつも、皆さんが良いものを見せてくれてありがとうございます。

次回の課題は自分たちで決める!

さて、この窮屈な課題を終わらせて、伸び伸びと、自分たちが撮りたい写真を撮ってきてもらうための「話し合い」の時間です。

【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第98回 課題「自然光によるテーブルフォト」※課題発表

「最近、静物撮影が多かったので、ちょっと違うものが。。。」

「そうですね、お祭りとかもいいですし」

「いろいろ撮ってみたいなあ」

みなさん、嬉しそうでした。やはり窮屈な課題で大変でしたね(苦笑)

次回は「飛翔」がテーマ。

躍動感のある、人物というテーマに決まりました。「ジャンプ」や「飛翔」と言う言葉をテーマに受講生が自由に作品を撮ってきます。

楽しみです、では!

【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第97回 課題「自然光によるテーブルフォト」 課題説明

【思いが伝わる!見せたくなる写真教室】第96回 風景写真のイロイロいろは

コメント