なんと、昼間に来てくれた可愛い女の子・理織ちゃんが夜になって、また会いに来てくれました!
「理織ちゃん、また会いに来てくれたんだ?ありがとう!」
といって、一緒に理織ちゃんが作った望遠鏡で天体を見ることにしました。
この日は、晴天で夜も綺麗に星が見えました。
自分で導入できるようになりたい
昼間に、魔改造をした天体望遠鏡を手に持ってママとお姉ちゃんと夜に会いに来てくれた理織ちゃん。
「これで、天体を見たい」と、理織ちゃんが言っています。
そこで、またACOちゃんと太田おにいさん(よく写真を撮って提供してくれる人)に店番を頼んで導入の練習をしました。
1.まずは出店の照明を導入してみよう
肉眼で、導入する対象を確認
ゆすらこちゃん「理織ちゃん、向こう側に食べ物屋さんのお店がたくさんあるでしょう?」
理織ちゃん「うん」
ゆすらこちゃん「あそこに、ランプが3つ並んでいるの見えるかな?」
理織ちゃん「うん」
ゆすらこちゃん「今、それを導入するね。はい、のぞいてみて。」
ゆすらこちゃん「見えた?」
理織ちゃん「見えた。」
ゆすらこちゃん「いいねー。じゃ、せっかく入れたけど、ズラしちゃうね。理織ちゃん、自分でさっき見たランプ、入れてごらん。」
※微動装置ではなく、普通のビデオ三脚雲台を使用。上下左右の動きはフリーにして、導入できたところでこちら側が固定するというサポートをします。
理織ちゃん「あ、見えた。」
ゆすらこちゃん「どれどれ、おおおおお。すごいね、あっさり入れた!じゃ、もうさっさと天体見ちゃおうか!」
天体導入の手順
1.見たい対象(この場合は天体)を肉眼で見つける
見たいものは、指差ししながら「あれ!」と決めよう。
2.天体望遠鏡のファインダーに見たい対象(この場合は天体)を入れる ※できるだけ真ん中に入れてね
真ん中に入れないと、対象の全体像が見えない場合があるよ。
3.ファインダーに見たい対象(この場合は天体)を入れたら、アイピースをそっとのぞく
4.雲台をしっかり固定
ここは、使うものによって使い方が異なるから慣れるまで大人の人に手伝ってもらうといいよ。
5.ピントを合わせてじっくり天体を観察する
組み立て望遠鏡は、右や左にネジネジ回してピントを合わせるよ。一番小さく、ハッキリくっきり見えるところがピントが合っているところ。これも、人によって違うから、誰かと見るときは、毎回自分が一番綺麗に見えるところにピントを合わせようね。
イベントの明かりがあっても十分に天体が見える星空でした。まずは導入してあげて、覗いてもらって。その後自分で導入できるように練習をしました。
理織ちゃん、まずは月を見てみよう?
この日、月齢は大体8から9程度。
理織ちゃん、まずは肉眼で見えるお月さまをこの天体望遠鏡で導入してみよう!
まずは、ゆすらこちゃんが導入して、月を見せます。
理織ちゃんも、月のクレーターや模様がしっかり見えることを確認しました。
ゆすらこちゃん「理織ちゃん、月の模様見えた?」
理織ちゃん「うん、黒いところとか明るいところがしっかり見える」
ゆすらこちゃんから理織ちゃんへ愛情タップリな天文教育♡
この後、せっかく導入した望遠鏡の緯度経度(赤道儀じゃないから)を変えて
「じゃあ、理織ちゃん。自分でお月様を望遠鏡で導入してみよっか♪」
結構難しいですよね、この望遠鏡で導入するのは。視野がそこそこに狭いし。w
ところが、理織ちゃんママ「わ〜、こんなにキレイに見えるんですねー」
って言いながら、あっさり導入して入れてしまいます。
頑張って理織ちゃん。きっと理織ちゃんならできるよ!
悔しい理織ちゃん。。。寒いし、首は痛いし、会場の明かりが眩しくって導入が難しいのです。
でもなんとしても、自分の力で導入したい。
こういう気持ちを秘めている理織ちゃんのようなお子さんにこそ、大人のお節介はいらないのです。
大人の人は、時々親切すぎます。
「子どもだからできないだろう」「難しいんじゃないか」と言って、さっさと大人が導入してしまうことがあります。
どこまで、本人ができるのか見守って欲しいです。
(※ただ、天気の関係で、「今見せないともう見せられない!」という切羽詰まった状況では、さっさと導入してできるだけ多くの天体を効率よく見せてあげてください。それは最も重要なことです。今回は、天気がしばらく持つということが明らかだったのと、この会場でしか会えない彼女に、後々自力で導入できるように導入技術を身につけて欲しかったため、このやり方を実施しました。)
ファインダーに導入してからアイピースをのぞこう
ゆすらこちゃん「理織ちゃん、ココ。(ファインダーを指差す)ここに、月をのせるような感じだよ。月が乗っかったら、ファインダーをのぞいてごらん。」
理織ちゃん「んーーーーー」
さっきは、水平な高さのランプを導入できたのに、月は角度が高く導入がむずかしいようです。
ファインダーが見にくい件
ゆすらこちゃん「そうか、理織ちゃん。ファインダーが見にくいんだね?」
慌てて、理織ちゃんに白い紙を丸めたファインダーを作ってあげました。
ゆすらこちゃん「理織ちゃん、これでどうかな?この白い筒の中にお月様を入れてアイピースを覗いてみて」
理織ちゃん「(じーーーーと見つめて)」
理織ちゃん「見えた!月見えた!」
ゆすらこちゃん「ほんと?どれどれ」「わあ、理織ちゃんすごいや!本当に自分で導入できちゃったね!」
理織ちゃん「(寒そうにしながらニコニコ嬉しそう)」
これでもう立派な宇宙ガールだよ⭐️
一緒に宇宙旅行をしよう!
月の次は、木星をみよう
少しだけ、雲が見えてきました。これはちょっと急がなきゃと思って、先に木星を導入しました。
ゆすらこちゃん「理織ちゃん、これをみて」
理織ちゃん「オレンジっぽい色」
ゆすらこちゃん「うんうん、その一番明るいほし(惑星)のまわりに、何か小さなほし(衛星)は見えるかな?」
理織ちゃん「んーーーーー、わかんない」
ゆすらこちゃん「きっと見えるから、よーく見てごらん」
あ、導入がちょっとずれてたのね。これじゃ見えないので、もう一度導入。
理織ちゃん「あっ。小さいの見える」
ゆすらこちゃん「うん、何個くらい見える?」
理織ちゃん「よん。。。4個?」
とっても自信なさげ。。。
ちゃんと合ってるよ、理織ちゃん!!!
ゆすらこちゃん「ええ?見えたの?4個見えたの?理織ちゃんすごいよーーーーー!」
あたまをなでなで+抱擁♡
この日、組み立て望遠鏡でも、何度かのぞくとシマがちゃんと見えました。もしかすると、シマが見えるという事を知っているが故の幻覚の可能性もあるため理織ちゃんにはシマのことは伝えていません。
きっと、教えなくても理織ちゃんは自分でシマがあることに気がつけると思う。
次は土星
まずは見え方を感じてもらいたいので、導入はゆすらこちゃんがします。
ゆすらこちゃん「どんな見え方しているかな?」
理織ちゃん「なんか、丸くない。。。」
おおお
ゆすらこちゃん「ちゃんとリングが見えてるんだね?」
理織ちゃん「まるの横に、なんかついてる」
まさに、ガリレオが土星を観測したときに「耳がある」と表現したそれを理織ちゃんも感じたことでしょう。
ゆすらこちゃん「理織ちゃん、あとはね、今この星空の中に見えているものどれでもこの望遠鏡で導入して、覗くだけだよ。もう一人で宇宙旅行ができるね?」
ママ「もうできるようになったの?りーちゃん、良かったね☆」
ゆすらこちゃん「お友達とみんなで見たり、お部屋から見たりできるんだよ。小さくて軽いからランドセルにも入るかな。たくさん使うんだよ、星だけじゃなくて、正立像の望遠鏡だから鳥や遠い山の向こうの何かとか、なんでも見ていいよ。太陽は見たらだめだよ。」
そういって、少しそばを離れてみると黙々と自力で導入している理織ちゃんの姿が。
お姉ちゃんとママが寒いねと言いながら、体を動かしているところ。
理織ちゃんは黙々と、自力で土星の導入練習をしていました。
近所にいたら、毎晩でも理織ちゃんと星空を一緒に眺めたいのに。。。
弟子にして連れて帰りたいと思いました。
今夜が最後なんだな、と思うと寂しい気持ち。
可愛い理織ちゃんとツーショット!!
一緒に、記念写真を撮ってもらうことにしました。
わあ、一緒に写ってくれてどうもありがとう。
理織ちゃんのことずっと忘れないよ♡
また、来年会えるかな。逢いたいな。。。
小海星フェスの記事は、まだ続きます。
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