みなさんこんにちは。今回はカメラレンズの清掃方法を紹介します。
用意するもの エタノールとシルボン紙
・無水エタノール
・清掃ペーパー(シルボン紙)ティッシュは厳禁!
プロが愛用する清掃キットはこれ
・Nikon清掃キットプロ2(一式揃っているので、こちらがおすすめ)
レンズの清掃手順
その1 ハケでカメラやレンズの周りの大雑把なゴミを払う。(レンズキャップはつけたまま)
その2 ホコリをエアブロアーで吹き飛ばす。(レンズキャップを外す)
その3 大きなホコリがある程度取れたら、清掃棒にシルボン紙を巻きつける。
その4 ハンドラップに無水エタノールを入れて、巻きつけたシルボン紙に少し染み込ませる。
その5 レンズの中心から、「の」の字を書くように、ゆっくり回す。一周3秒くらいかけて、力を入れすぎない。
その6 海水や油などで激しく汚れている場合、その5を数回繰り返す。
これだけです。
写真で見るレンズ清掃の流れ
清掃する時は、レンズ面に対して45度から60度くらいを目安にしましょう。
エタノールの量は、10mlほど。
とにかく、一周まわるのに3秒くらいかけて拭いてください。
「の」の字を書くように、ゆっくり。
清掃する時は、棒はガラス面に対して45度から60度くらいにしましょう。
ライトを当てると、ホコリが見つけやすいです。
まだ見えるホコリは、内側のホコリ。外側のは綺麗に取れました。
レンズ内のホコリは、ジャンクのレンズじゃない限り自分で分解するのはやめましょう。
メーカーに出してオーバーホールをしてもらうと良いです。ホコリならいいのですが、カビが生えている場合もあります。わたしは温泉などの撮影の後防湿庫で管理をしていますが、人にぶつかられてレンズを落としてしまいやむなくオーバーホルを出した時に「レンズ内のカビ除去しておきました」って書面に書かれていました。。。酷使している人は素直にメーカーのオーバーホールをお勧めします。(高いレンズなら)
レンズが5000円で買えるようなズームキットについてきたようなレンズだと、レンズを買い換えた方が安いですよ。
シルボン紙の巻き方
巻いた先端を、指で触らない。
この先端で清掃するので、巻く時もできるだけ触らないようにしてください。
Nikon清掃キットプロ2に付属している DVDには、もっと細かいことが収録されています。必見です。
シルボン紙の再利用は厳禁!
シルボン紙は、こんなに薄いです。光学機器清掃に適した紙ですが、一度使った紙は二度と使わないこと。
高級な光学機器を、一枚1円とか2円のシルボン紙をケチって傷つけるのは間違っています。再利用は絶対ダメ。
世の中には、シルボン紙をティッシュだと思い込む不思議な方がいます。ティッシュで光学機器を絶対に拭かないでください。
カメラの状態によりますが、レンズフィルターおもて、レンズフィルターうら、カメラレンズ、カメラレンズリア側、ファインダーなどを清掃すると、このくらいのシルボン紙を使います。
大切な光学機器を綺麗にしてくれるシルボン紙はケチらず、毎回常に新しいものを使いましょう。
カメラだけじゃない、光学機器が清掃できる!
カメラレンズだけでなく、双眼鏡や天体望遠鏡などにも応用できます。
ただ、天体望遠鏡の種類や商品によってはコーティングしてある繊細なものもあります。メーカーの指示に従って、または詳しく問い合わせてから清掃することが大切です。
シルボン紙ではなく無水エタノールと水を 1:1にしてシャネルのオーガニックコットンなどでそーっと拭くという方もいます。
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