トンネルを抜けるとそこは岐阜県だった
栂の木台から、三方岩岳駐車場の間にトンネルがあります。トンネルの真ん中あたりで照明が変わります。変わったところから岐阜県となります。
三方岩岳 駐車場
駐車場に着いたら、まずすること。
・トイレに行って用をたす。
・ゆーっくり筋肉を伸ばす準備運動をする。特に下半身。
・携帯電話を飛行機モードにする。
・登山届けを出す。
ゲートが閉まる1時間前には駐車場に戻ろう!
この時期は、日暮れも早いです。16時になればもう寒いです。駐車場には16時くらいには戻ってくるようにしましょう。
三方岩岳駐車場は電波がない!
そう、ここ電波ない。ないというと失礼だけどほとんど入らない。すると、電話はどうなりますか?電波を探そう探そうとして充電を無駄に使ってしまい、いざ本当に電話をかけたいと思ってもバッテリーが切れてしまいます。すぐさま飛行機モードにするべし。
非常電話が設置されています
わたしは無線機を持って登るので、何かあったら無線で「緊急」を知らせます。駐車場の方には非常電話がありますのでそちらをお使いください。
登山届を出そう!
登山届を義務付けられている山もあります。たとえば、石川県だと白山がそうです。ヘルメットを義務付けられている山もありますよね。
三方岩岳は、特に義務付けられている訳ではありませんが万が一の時に登山届を出しておくと安心です。三方岩岳には登山届のポストが親切に設置されていて、台までついています。
今回は、登山届を提出する人が数名いて混雑していたので写真は撮りませんでしたが(迷惑です)、三方岩岳駐車場には引き出しの下にペンと、登山届の用紙と、登山届提出済みカードがあります。スライドテーブルになっていて、その場で登山届を出せるのです。
こんなに親切なものが設置されているのだから使いましょう。また、今後もう少し大きな山に登ろうと思っている人は勉強になると思います。
三方岩岳の登山届用紙には、一緒に登る人の名前や生年月日と年齢、ルートを記入するところがあります。
三方岩トレッキング
今日同行するお友達は、写真が好きなのでゆっくりゆっくり上がります。


ねちゃねちゃです。ねちゃねちゃしてる。気をつけてください。
ガタガタする木道です。せっかく作ってくれたので言いにくいけど、かえって滑って危ないという意見をよく耳にします。



ここは、栂の木台からの登山道と合流地点になります。
距離が書いてありますが、はっきり言って距離だけをあてに歩くのはやめたほうがいいです。平地ではなく高低差も含み行動時間を計算しておかないと行けません。
栂の木台の登山道との合流地点

樹林帯まできたら、三分の一くらいです。

あと半分!

時々、上を向いてみて。あの岩が三方岩岳です。もう半分まできました。
樹林帯を抜けると、尾根が続くので休憩しながら下を見て見ましょう。


くすんだ空気ですね、PM2.5でしょうか。

この木道が見えたら、もうすぐそこです。
ゴールがもうすぐそこ!

ここから、樹木の背が低くなります。
初めてきたお友達には、ここから先頭を譲ります。

三方岩岳展望台広場

白山は雲の中。

荷物は展望台広場にデポ
この広場に、重たい荷物などは置いて行きます。水分と、カメラだけを持って行きましょう。わたしは無線機と電話とカメラと水分と、サブバッグにつめて行きます。本当の頂上を目指します。

ホワイトロードが見えます。白い木をみんな白樺だと勘違いする人が多いですが、山にある白樺に似ている木は、たぶん「ダケカンバ」だと思うよ。ダケカンバは、真っ黄色の壺漬けみたいな鮮やかな色に紅葉してました。

本当の頂上は1736mのココ!
ピンク色が三方岩岳の展望広場。
黄色が三方岩岳本当のピーク1736M。

登頂おめでとう!

1736mの頂上、狭いので、荷物をデポしてきたのです。休憩も向こうでする予定です。この頂上は、展望台広場とちょっと違う眺めが望めます。

頂上からは、野谷荘司山へつづく道がみえます。さらに進めは行けるのですが、紅葉も終わり変えているし結構大変なので今回はいきません。ここから野谷荘司山へ行く場合、急登のアップダウンを繰り返す登山道となり道もよくありません。ストックがあると楽ですが、つま先が硬めの靴が必要だと思います。


左側の白っぽくなっている場所が、荷物をデポした場所。つまり、三方岩岳の展望台広場になります。
頂上からの景色

頂上から展望台はピストンで
ホワイトロードは、車を置いて置くことができません。ゲートが開く7時から18時と、季節によって決められています。そのため、もしゲートを閉める時間に車が駐車場に置いてあったら捜索されて管理事務局に大変な迷惑をかけます。車を置いてホワイトロードの登山道から白山へ行くのはやめましょう。白川郷側からアクセスできる登山道がありますのでそちらを利用してください。そこは、ホワイトロードは関係ありません。
ユオウゴケ
ピークから広場へ戻る時は、足元に気をつけましょう。可愛いコケがはえています。

とてもかわいいコケです。赤い部分は唇に似ているせいか「モンローリップ」などと呼ばれているそうです。
ランチを食べよう

風よけは、今朝、アルミ板をハサミで切って自作しました。急いでいたので面取りしてない。切り込み入れなかったけど、木製洗濯はさみが良い仕事した。


ラーメンなどの汁を捨てる場所はありません。キッチンペーパーなどに吸わせるか、飲むしか無いです。コツは、お湯を少なめにすること。ですね。
でも、この展望台はね風がよく吹いて寒いので飲めちゃうかも。
山といえば、コーヒー。お友達はコーヒーが好きなので、お湯を沸かしている間にミルでコーヒー豆を挽いてもらいました。写真は無いけど。


美味しいと言ってもらえてよかったです。
さて、体が冷える前に下山の準備。私の下山スタイルは、頂上でカメラをしまうことです。そして、下山はスマホで撮る。
というのも、これから日が沈み危なくなります。この時期は日の沈みが早いですし、速やかに、安全に下山するためには写真はスマホ程度で我慢しましょうということです。また、お友達も初めてなのでもしかしたら下山時に何かあるかもしれません。気をつけて帰りましょう。
無事下山
下山したら、ストレッチをして、靴を洗いましょう。写真を撮り忘れちゃったけど、三方岩岳駐車場のお手洗いの横には、靴洗い場が設置されています。靴はそこでしっかり洗いましょう。
白川郷展望台・蓮如茶屋
ここでは、お食事ができます。出店的なものも外にあります。




岐阜側はいい感じの紅葉

三方岩の名前の由来
三方岩は、三つの県にまたがる山です。
富山県、岐阜県、石川県。の三方にまたがる岩なので、三方岩岳という名前になったとか。
もうそろそろ閉鎖の時期ですが、是非来年ホワイトロードを満喫してください!
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