【バックカントリー】スプリットボードをスキーにする方法

みなさんこんにちは。

今回は、私が愛用するBurtonのスプリットボードFamily Treeというスプリットボードをスキーの板として利用する方法を教えます。

私とスキー

わたしは、北海道人なので5歳くらいからスキーをやっています。家族全員スキーをやります。北海道あるあるじゃないですか?家族でスキーやるっていうのは。

小学校の6年生までやってましたけど、ずば抜けて上手な子がいたので自分はスキーが下手で向いていないなあ。どうやってスピード出すのかな、と、ただ下手で向いていないという思い込みで中学生になってからスキーをやめました。それからまともにスキーをした記憶がないと思います。

2009年にカナダのケベック州にあるMt.Avilla(モンアヴィラ)というところで、ショートブレードスキーのレンタルをして滑ってみたところ、小回りがすごく効いて楽しく滑れることがわかって、スキーやりたいなという気持ちが強くなりました。

北海道の老舗アウトドアショップであるWEATHER REPORTの店長さんに相談して、登山靴でも滑走できるショートブレードなどを取り寄せてもらいバックカントリースキーをガイドしてもらったのですが、ショートブレードだと浮力が小さく非圧雪では埋もれてしまいスピードが全然出なかったのです。

店長さんが、私のためにスプリットボードを改造してくれてスキーにしてくれました。

バックカントリースキーのギアよりも10万ほど安く買えてラッキーでした。話が逸れてしまいましたが、店長さんが色々改造した商品などもあるのですが、最終的にどうなったのかというと、「スキーにできる純正の商品が発売されたのでそれを使えばいいですよ」って話なんです。

スプリットボードに取り付けるビンディング

スプリットボードというのは、スノーボードが割り箸のように真っ二つに割れる板です。それで、その板は、ロックして1枚に戻ります。なんのためかというと、非圧雪を自力で登る時に、スキン(またはシール⇦アザラシの毛を使ったことから)をスプリットボード滑走面に貼り付けます。その逆毛で、雪の斜面を登っていくのです。シャドがきついときは、クランポン(アイゼンなどの爪)をつけます。

滑走するときは、そのスキンを剥がして、ロックしてスノーボードにして滑走するというものです。

わたしはボードで滑走することができないのでスキーの状態で滑走したいのですが、スノーボードのギアでスキーのような滑走が可能なのかということです。

で、可能です。ただ、エッジの角度がスキーとボードでは全く違います。そのため、バンクするときはスキーの時よりももっと地面に近い角度でバンクしなければなりません。

イメージは、魔女の宅急便のキキがトンボの後ろに乗ってカーブしていた時のような感じですわ。

ビンディングを取り付けよう

まず、これはボーダー用のものなのでスキーヤーには不要なものです。取り外しましょう。

取り外したかな?簡単にスポッと抜けます。使わない部品はファスナー付きの袋に入れて保存しておきましょう。

ヒールロック可能なビンディングは軽量

ビンディング自体は、「2015 SPARK R D MAGNETO NAVY スパークアールアンドディ スプリットボード用 ビンディング」という物を使用しています。それをロックしてくれる物を板に取り付けます。

これです。

工具は別売りで、前から使っていたやつです。ハイクアップするときは、工具は必ず持って行ってください。トラブルがあっても、自力で戻ってくるためのアイテムのうちの一つとお考えください。それにコンパクトだし重くない。

マグネトには付属品の工具がついているので、持ち歩きはそれを。持ち歩かないときは、使いやすい工具を使っています。

LEFTとかRIGHTとか書いたのは取り付ける時に、間違えないようにです。このレバーを水平にするとあっという間にワンタッチでヒールロック完了です。

一つ、内側に金具があります。これは、店長に作ってもらった部品です。なんのために使うかというと、もしも滑走中にヒールロックが外れた場合にヒールが浮かないように、バインディングのヒールとその金具に強力なゴムバンドでロックしておきます。

二重ロッックだから安心。

まだ商品が出たばかりのものなので、どんなトラブルがあるかわからないのです。実は滑走中にヒールが緩んでいたこともありました。いつものゆるい雪山だったから大丈夫だけど、もし羊蹄山だったら怪我をしていたかも。

レジャーのメンテナンスは基本自分でやります。

できない人は、プロにチューンナップしてもらいましょう。高いとかお金がかかるとかじゃないんですよ、怪我したらもっと金かかるでしょう。よく考えて。

安全に雪アソビをしましょう!

したっけ〜

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