2025-05-08 19:30-21:00 北國新聞文化センター | 講師: 清水 梅子(ゆすらこ)

みなさんこんにちは、今日はゆるっとしたテーマですが、真面目にやると難しい。だけど、考えることが楽しい。どんなふうに撮ろう、どんなふうに写っているのだろう?ワクワクとガッカリが入り混じったハラハラドキドキするカメラを使った課題です。
受講生による発表の時間です
今回は、先に作品と撮影情報を全部掲示してもらってから発表という流れになりました。(今までもそうしていたらよかったです)

イメージしていた渾身の撮影。すごい。。。(詳細は後で)

お花がメインの撮影、いろんなパターンで撮影されてて今回はクローズアップレンズも使用してみたそうです。

前回の撮影が、初めてだったのに、今回はまた工夫を凝らしたものを撮ってこられました。
みんなで鑑賞会
instax miniは名刺サイズの小さな写真です。そのため、世界観も小さい。みんなで鑑賞するには、ちょっと不便ですが、小さなものを覗き込む、何が写っているのかな。どんなふうに撮ったのかな。小さい写真にも、見る人を考えさせる力はあります。

受講生の作品
Kenji Torigoeさんの作品 富士写ヶ岳に咲くシャクナゲ

石川県加賀市にある富士写ヶ岳。標高1000mにも満たないが、みくびることなかれ、結構斜度があるんですよね。みえにくいかもしれませんが、左上の見事な多重露光。空が映る頂上の風景と、シャクナゲを多重露光しているんです。
え?なにがスゴイかって??重ねたい風景が、それぞれ違う場所にあるんです。そのため、MXモードで風景を撮影して、カメラをそのままの状態でシャクナゲの咲く場所へカメラを運ばなければならないのです。こんなことが出来るのもLomo’instantだから。FUJIFILMのチェキだと、勝手に排出されます。Lomo’instant Autmatというタイプも、いつまでも待ってはくれない。まさに、このカメラでしか成しえないそういう写真です。考えることがすごいし、かなりの賭けだったとのことです。小さな写真ですが、手前から奥までピントが合っているパンフォーカスも上手に狙えているのがハッキリとわかります。
北海道にも、蝦夷シャクナゲと言われる白ベースにピンク色の縁のようなタイプのシャクナゲがあります。ハクサンシャクナゲによく似ています。貴重な1枚を発表してくださいました、あっぱれ☆
Makiko Oteraさんの作品 松任グリーンパークで出会った花たち

今回は、クローズアップレンズを使った撮影に挑戦しました。いくつかの設定で、暗い背景に浮かび上がる白い花、垂れ下がる藤の花を下から撮ることで光り注ぐ眩い様子、かわいい赤い花など季節の花を撮影されました。左下のソラリゼーションは偶然だったとのことです。赤い被写体のソラリゼーションって、一番色が鮮やかに感じますね。思いがけない写真が、なんか一番目を引くものになるのがロモインスタントの良いところ。
Shigehiko Furuyaさんの作品 連続写真、スプリット多重露光に挑戦

献血バスをジグザグさせて撮りたかった。と、難しい内容に挑戦!結構上手に撮れていると思うなあ。カジュアルなアイテムを使った小物の撮影、スプリット多重露光は、まさに分割した状態で車の頭と頭を撮影されました。なかなかレベルの高い撮影にチャレンジされてて、まだカメラ渡して間もないのに。。。。凄いなあ。
受講生の皆さんが、過去に撮影された作品を見て影響を受けたんだとか。グループレッスンは、お互いに刺激し合ってて素晴らしいですね!

みなさんの作品、ホワイトボードいっぱいに並びました。
デジカメでの撮影はもちろん、ロモインスタントはコストがかる分、それなりに真剣に取り組めます。
さて、慣れてきたところで、またロモインスタントを使って講座をやります。受講生からのリクエストで「多重露光に挑戦」です。
次回は、2025年5月22日(木)作品発表
次回は、ロモインスタントを使っての多重露光に挑戦。
テーマは自由、撮影枚数も自由、多重露光の回数も自由です。
どんな作品に仕上がるかな?
お待ちしております、では☆
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