さて、標高928メートルでの部分日蝕観測はどうか。セッティングを終えて16時10分くらいだった?
見えた!見えたよーー!
この喜びの写真で、全てが伝わったことでしょう。
別に、初めて見るわけじゃなくってもやっぱり見えると嬉しいわけよ。
この光量だったら、投影法も全然いけるね。曇ったら投影はきついねとか話をしていたところ。
さてさて、機材紹介をしておかなくちゃね。
機材紹介
①ソーラーフィルター
ND5相当。自分で作る楽しみがあります。
フィルター名称;BAADER PLANETARIUM 製 “BAADER AstroSolar Safety Film”
②スコープテック ZERO
これ、マジで最高だから。コンパクトで軽いのに7キロ搭載可能だから。みんなこれ買って?
③GITZO 三脚 マウンテニア 2型 カーボン 4段ロング GT2543L
ジッツオのカーボンだから荷揚げできたわけですよ。これが、クソ重たいアルミとか持たされたらやる気が出ないっすよ。
④PROMINAR TSN-883
フローライト・クリスタルレンズ搭載。コーワが世界に誇る大口径88mmフラッグシップモデル。
60年以上にわたり、スポッティングスコープの開発を進めてきたコーワの情熱が注ぎ込まれた集大成モデル。
http://www.shop-kowa-optical.com/?pid=105421626&fbclid=IwAR2vrWxo50CfNOXsujS3c6fjUEhJ0dnvRjwGlLVO4pqRfwzK1v-WKBljwpo
⑤GENESIS 44 PROMINAR 8.5×44
XDレンズを4枚搭載し、色収差を極限まで排除したフラッグシップモデル。
スポッティングスコープで磨かれた光学技術を双眼鏡に搭載し、双眼鏡でも色収差のほとんどない、クリアな世界を実現。
http://www.shop-kowa-optical.com/?pid=105422032&fbclid=IwAR3NDmPBJtTWu1YERRPXOKe9mg3eUgq0l6aTm–voqWi9UL0uNzMq8E3kMc
という感じで、上等な機材の紹介でした。
2020年06月21日 部分月食@石川県奥獅子吼山
スマホでコリメートをしました。反射したり、露出オーバーだったりするけれど。まあ、眼視ではすっごく綺麗だった。満足。
曇っている間にご飯を食べる
これが、レストラン手取川のテイクアウト。「うな丼」「カツ丼」そして「熊串」です。ジビエは熊串でした。熊肉の在庫がなくなったら食べられなくなってしまうのですが、今回はまだ在庫がありました。レストラン手取川はジビエに強いお店ですのでお好きな方はぜひご利用ください。
せっかく白山エリアの山なので、地産地消を意識して熊串を食べました。暑くてたくさん汗をかいた体には、塩味が効いててめちゃ美味しかった。レストラン手取川では美味しい水も汲めるので、山登りの前に空ボトルを持参して寄って見てね。
頂上で日蝕観測の様子をご覧ください
やおき氏はコリメートをしていたね。私もコリメートした。
白山を背景にとってもらいたかったけど白山は雲の中だった。
突然のお客さん
そうそう、曇り始めたから、早くご飯食べちゃおうかってことになって、ご飯を食べていたんだよね。熊串なんか食べて美味しいねと言っていた時、突然人が現れたんだ。
ピッケルを背負ったおいちゃん。
私たちは頂上にある二つのベンチを独占していたから、ぼーっと立っていてやおき氏がすぐに荷物を片付けて、ベンチを譲って、そして少しお話をしました。というか、質問されたんだ。
「これ、何を見ているんですか?」って
「今日、部分日食で、いま、見えますよ、曇ってなければ。」
やおき氏太陽を導入ちう
僕は、双眼鏡を独り占め
「ど、どうぞ、見えますよ。」
おいちゃんは、感激していた。部分日食だなんて知らなかった。知らずに登ったらこんな嬉しいこと。ラッキーだったどうもありがとうと大変喜んでくれました。おいちゃんは、実は昔、星見人だったそうで40年ほど前のビクセンの10センチの屈折を持っているそうです。最近は、登山の方が好きで星は見ていないとのことです。やおき氏は自作でミラーを研磨した話をしたり、おいちゃんはレンズだけ買って他は自作したという話をして盛り上がっていました。おいちゃんに熊串を勧めたら断られたから、嫌いだったかな?ww
ピッケルを背負っている理由を聞いたら、「これは、熊と戦うためです。」と言っていた。そうか、ピッケルは熊と戦うときにも使えるかもねと思いました。
おいちゃんは、日が沈む前にピッケルを背負って下山しました。
ベンチがまた一つ、無人になりました。
SNSにアップロードしてるかな。
マジックアワーも堪能できた。
もう観測できる時間が過ぎました。せっかく素晴らしいフィールドスコープなので黄金に輝く海を見ることに。
空気のゆらぎで、綺麗さが全く伝わっていませんが眼視ではこの100倍くらい美しく黄金色になっていました。光るというのは、本当に美しいものです。
太陽があと一つ分で、海面に到達します。
こんな風に沈んでいきました。
空には雲一面広がっていました。こんな空で星を見るのは神奈川の川合さんくらいだよね。なんてjokeを言いながら荷物をしまいます。
Green Flashは見えなかったな。
ありがとう奥獅子吼山
太陽は、すっかり元のまあるい形に戻っていました。
10年分の、素晴らしい思い出になりました。この良き日に、石川県に遠征に来てくださったやおきさん、どうもありがとう。
20キロは、頑張ったよね。ww
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