地元フォトグラファーが見所、穴場スポットなど解説
2024年は開催!
コロナ禍でしばらく中止が続いて、2022年、豪雨災害で急遽中止になりましたが、2023年につづいて2024年も開催になりました!
川北花火大会とは
石川県川北町で開かれる北陸3県では随一の規模2万発を誇る「川北花火」。日本海側というくくりでも新潟県の長岡花火は別格として2番手といえる大きな花火大会です。
正式名称は「川北まつり北國大花火川北大会」。そう本体は「川北まつり」なのです。
川北まつりは50メートルの大かがり火が見所の勇壮なお祭り。巨大な火柱を囲んでの町民総出の虫送り等が花火までの黄昏時を賑やかに彩ります。
基本情報
期日 | 通常、8月第1週の土曜日20時〜(雨天延期) |
開催場所 | 石川県川北町の手取川簡易グラウンド |
所要時間 | 花火のみで90分 |
問い合わせ先 | 川北まつり実行委員会(TEL:076-277-1111 川北町役場内) |
ホームページ | http://www.town.kawakita.ishikawa.jp |
90分で2万発の迫力が魅力
花火大会は近年では4部構成となっています。小さめの号数の連発から始まり、2部では全国の花火師による創作花火。スターマイン、圧巻の20号玉。ナイアガラなどと続き、最後に大玉数千発の連発で締め。とにかく迫力重視で内容が濃密なのが特徴です。北陸近辺の方でしたら1度は見ておいて損はないでしょう。
ネックは渋滞、県民にはあえてはまり車内鑑賞の猛者も
北陸地方は個人の自動車保有率が最も高い地方の一つだけあって、川北花火大会もマイカーで訪れる方がほとんどとなり、さらに石川県民のギリギリでしか行動しない県民性も相まって、花火開始1時間前くらいからは周辺が大変な渋滞となります。
会場周辺では一方通行の交通規制などが行われ、シャトルバスも運行されますが、それでもマイカーが圧倒的多数派となります。
ただし、この渋滞を逆手にとって、混んできた頃合いに会場へ向かい、じわじわと動く渋滞の車内からサンルーフなどで花火を鑑賞する猛者も県民には多く存在します。長年通って車から降りたことがないという知り合いもいます。
トップ写真に写っている花火の背後の濃い光の線が全部渋滞です。
会場近くに駐車し、メイン会場で楽しむ方法
さて、この後穴場スポットなども紹介しますが、やっぱり最も花火の迫力を味わえるのはメイン会場となる手取川簡易グラウンドです。
そんなメイン会場に最も近く、広く停めやすい駐車場は、川北町役場のとなり、川北温泉の駐車場です。
ここに停めるには早く来ること、それに尽きます。しかし、朝から並んだりする必要はありません。交通規制が始まる4時前くらいに来ていれば、普通に停められることがほとんどです。なんならお風呂に入ってから会場に向かえます。かなりの大多数が直前にならないと来ない県民性の事情もあってか、3時台ではほとんど車はいません。
穴場で持参のお弁当もいいですが、ちょっと早く来てマイカーで悠々とメイン会場の屋台や火まつりも楽しんでみてはいかがでしょうか。ただし帰りは渋滞の最後尾になる可能性が高く遅くなります。
穴場スポットは
周辺には花火もそこそこ見えて、割とすんなり停められて、帰りもスムーズに出られる場所はいくつかあります。
- 川北大橋近くのホームセンターの駐車場
- 手取川下流の河口付近
- 対岸の能美市
などが代表的です。
ホームセンターの駐車場ではホームセンターで購入した食品などを車内で楽しみながらゆっくり鑑賞できます。帰りも早めに出ればすんなり帰れます。
下流の土手にはいくつか駐車スペースがあります。これより上流の公園などはシャトルバス乗車用の駐車場になっており有料です。このあたりではJRの電車が時折横切りますが、そこそこ楽しめます。
対岸の能美市は川辺はもちろん、市内各所からそこそこ鑑賞できますがスターマインなど低めの花火は隠れて見えないことが多くなります。川北町側と違って渋滞はあまり発生しませんので、ゆっくり過ごしたい方にはいいでしょう。
北陸先端科学技術大学院大学(先端大)周辺の公園などは大きい玉しか見えませんが、少し高いところから芝生に横になって見ることもできます。
まとめ
とにかくかなりの人出になる花火大会です。時間に余裕を持って楽しむのが一番です。最後に、最近の注意点として田園地帯の川辺とはいえ近年はかなり夜でも暑いので、水分を多めに持っていらしてください。皆さまの夏の思い出作りの参考になれば幸いです。
また花火撮影などについても随時更新していきたいと思います。
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