皆さんこんにちは。
石川県の冬といえば、「雪吊り」「カニ」「波の花」といったところでしょうか?
まあ、地元民じゃないんですがそういう印象があります。
波の花は、石川県だけでなく日本海側では見られる現象ですね。
今回は、石川県輪島市にある「垂水の滝」の紹介です。(撮影は2020.12月中旬ごろ)
夏に行くと、まあ、普通の滝なんです。
タイプは段爆、落差およそ35m
ご覧の通り、山から海へ直接流れ込んでいく滝です。
この寒い時期、日本海から強い海風が吹きます。その風によって、滝の水が右へ行ったり左へ行ったり、空へ向かって水しぶきを上げるのです。
そのことから、「吹上の滝」と呼ばれているんだとか。
で、どのように吹き上げられているのか?というと
こんな風になっています。
引きで見ると
こういうことなんですよ。
すごく寒いんですよ。
風が吹くわけですから。めっちゃ寒いんですよ。
そのため、こういう撮影をしようと思っている方は、ちゃんと装備をしてください。
特に、手袋は大切です。それからレンズが海水につくかもしれませんので後からメンテナスをしましょう。いやでしょ?カビ生えたり錆びたりするの。
シャッタースピードについて
滝というのは、タイプや落差、形などについて分類されていますが、そこにプラスして見たいのは、水量です。そして、落下速度。(個人的な見解ですよ、別に滝マニアとかじゃないんだ、僕は。)
滝の写真撮影する場合、シャッタースピードをどうするかというところ。
今回の撮影は、決定的瞬間というのが決め手になってくるよね。吹き上げられた瞬間がメイン。
綺麗とかよりも、吹き上げられているということが伝わらなければ意味がない。
滝に近づいて、見上げて撮影した写真を並べるので、見比べてみて。
見どころは、しぶき。白飛びしているとか、そんなことは今はどうでも良い。
写真を見て、どちらがシャッタースピードが早いかわかるでしょう?
じゃあ、実際どのくらいのスピードなんだろうと思う?
ここに答えは書かないけど。
どのくらいのシャッタースピードなのかは実際に撮りに行ってみてね!
毎回大体は同じかもしれないけど、風速によっても水量によっても異なるだろうし
事前情報なんていらないんだよ。
なんでも聞いてきたがる人がいるけどね、その時はそういう設定だったということであって
あなたが撮りに行く時は、その設定で上手く撮れるとは限らないということなんだ。
自分を信じて写真を撮りなさい。
目の前の被写体を、しっかり見て、写真を撮りなさい。
それが自分の力で写真を撮るということなのだから。
波の花が、ふわふわ飛んでくることも
はたから見れば綺麗かもしれないけど。。。波の花そのものは、綺麗なものじゃないと思います。
ねっとりしているし。。。
波が、生クリームみたいになってますよね。泡立ってるの分かりますかね。真っ白いでしょう?
これは、撮影テクニックやレタッチで白くしたとかそういうことじゃないんですよ。
滝の水が白いのとは訳が違うんですよ。
これですよ。この泡。これが、海で作られて、波打ち際に置いてかれて、風で空気中に舞うという仕組みさ。
この、ねっとりした泡はねえ。。。レンズについたら厄介ですね。そういう点に気をつけて撮影に挑みましょう。
波の花は綺麗だとか、風物詩だとか美化された記事はよく見るんですけどね。
寒いし綺麗じゃないしというデメリットもあるんでね。撮りに行ってひどい目にあったというのは、それも一つ勉強になりましたって言う話ではありますが、、、。
大切なことは、以下の通り
・天気予報をしっかり見て、撮影に行くかどうするかを考えて。高波警報とかあったら行くべきじゃないよ。当たり前だけど。波浪警報とか。駐車場があるけど、海だから。目の前海だから。
・防寒大切(特に手袋とか、フード付きのウェアとか帽子とかかぶって)
・結露対策
・カメラを汚れから守る
まあ、そんなところですかね。
北陸の冬は、雪がぬるい温度なので簡単に溶けていく。だから車に戻ったら、タオルでウェアを拭いた方がいいよ。
安全に、そして風邪とか後でひかないように気をつけることの方が大事だからね。
ほんならね〜。
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