2019-04-25 19:00-20:30
レンズの焦点距離とは
レンズには、焦点距離というものがあります。簡単にいうと、レンズの中心から撮像素子(イメージセンサー)の距離のことなのです。
ちなみに、その撮像素子がピントの合う位置だとも言えます。つまり、レンズの焦点を結ぶ距離だということなのです。
小学生の頃、虫眼鏡に太陽の光を集めで黒い紙を焦がす実験をしませんでしたか?あれは、素晴らしい実験なんですけど、ちゃんと紙が燃えましたか?できるだけ太陽の光を小さくすることで熱が一点に集中するんでしたよね?
あれが、虫眼鏡(両凸レンズ)の焦点距離ということなんです。
もちろん、カメラレンズは虫眼鏡のような単純な仕組みではありません。レンズが何枚も組み合わさっています。ただ、焦点距離のことで言えば、虫眼鏡的にシンプルに考えてもらえれば良いです。
焦点距離と画角の違い
三脚を使って定点で撮りました。同じ場所から、レンズの焦点距離だけを変えて撮影したということです。
数字が少ない方が、広い絵が撮れるということはわかりますよね。
こちらは定点縦位置で撮影。24mmだと、ベンチや灰皿と建物全体が入っています。スマホで撮影したような感じですよね。どういう場所なのか雰囲気を伝えたいときにはこれで良いのですが、天使を象徴したいときには90mmの方が良いですよね。
レンズの種類
レンズには、大きく分けて二つあります。それは、単焦点レンズと、ズームレンズです。
どっちのレンズが良いの?
どちらのレンズにも利点があり欠点があります。
単焦点レンズ
ズームレンズ
焦点距離で変わる呼び名
短焦点と長焦点
よく勘違いする方がいらっしゃいますが、短い長いという意味での短焦点は、単純に焦点距離が短いレンズというだけです。また、焦点が長いレンズは長焦点と言います。
ここで言っているのは、単一の焦点である。つまりズーム機能はない、焦点距離はただ一つだけという意味での単焦点です。文字で見れば違いますが、音声は同じ「たんしょうてん」ですから、気をつけましょう。
まとめ
焦点距離というのは、レンズからピントの合う距離を意味する言葉だということはご理解いただけましたよね。画角が変わるということです。ズームを使うというのは、みなさんが自然にやっていることだと思いますので被写体に合わせて画角を考えましょう。
もっと広い範囲を写したい、もっとアップで撮りたいという場合、レンズの焦点距離を変えるか、自分が被写体から離れたり、近づいたりして撮影に工夫してくださいね。
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